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#22 女海賊と男爵な大尉

月曜日。教官としての日々がはじまる…かと思いきや、急遽任務が入った。


マデリーンさんとは、任務完了まで会えない。


その任務とは「海賊退治」である。


訓練にはうってつけの任務ということで、訓練生も連れて出撃することになった。


なんでも、最近この恒星系に海賊が出るようになったらしい。すでに2件の被害が出ているそうで、これを受けて艦隊司令部が動くことになった。


宇宙空間は広い。だからこそ、1万隻の艦をもってしても、行き届かない領域がある。そういうところに海賊が出現する。


海賊に狙われる船というのは、防御用武器を持たない100~400メートル級の船が多い。大型船が狙われることもあるが、大型船は防御兵器が充実しており、まず無理だ。


この海賊を捕捉するために、我々はある作戦を立てた。


海賊がどこに現れるかはわからない。だが、小型の船舶を狙っていることはわかっている。そこで、駆逐艦を「小型輸送船」に変える作戦を考案した。


やることは単純だ。レーダーに引っかかりやすくするため、駆逐艦の表面に大きなカバーをかける。


駆逐艦や戦艦といった軍艦は普通、ステルス塗料を塗っている。おかげで、民間船よりもレーダーで捉えにくくなっている。


そのステルス塗料に対応したレーダーというのは軍事上の理由で、軍のみが所有を許されている。


連盟側の軍艦もステルス塗装を使っているため、ステルス用レーダーでなければ捕捉できない。このため、軍船にはこのステルス対応レーダーが必須だ。


しかし、民間船が持っているのは通常レーダーのみ。このため、ステルス塗装を施した駆逐艦を補足することはできない。通常のレーダーでは、駆逐艦でもせいぜい小型のボート程度にしか映らない。


このため、小型輸送船に化けるためには、このステルス塗装を無効化しなくてはならない。そこで、敢えて駆逐艦表面にレーダーにかかりやすくするための何かを被せる。これで、海賊船からは300メートル級の輸送船に見える。


もちろん、近づいてきたらすぐにバレる。どこからどう見ても、カバーをかけた駆逐艦だ。この方法では、せいぜい20キロ程度まで引寄せられればいい方だろう。


おとり艦に近づいてくる不審船を監視し、海賊船と疑わし行動に出れば停船させる。場合によっては攻撃を行う。


もっとも、駆逐艦の主砲で攻撃すれば、海賊船など一瞬で消し飛んでしまう。こういう不審船への攻撃任務は、我々航空隊の仕事だ。


と言っても、本当はこういう任務は複座機の方が向いているのだが、我々の駆逐艦ほとんどには哨戒機しか搭載されていない。かくいう私も哨戒機乗りで、我が艦の搭載機も哨戒機だけだ。これにビーム兵器を取り付けて、海賊船への攻撃任務に備える。


我々のチーム10隻は、駆逐艦6710号艦をおとり艦とし、残りの9隻がその周囲100キロに待機して不審船の監視を行うこととなった。


アステロイドベルトを通過し、海賊がよく出ると言われるポイントに達したのは、出発してから1日経った火曜日のこと。


その日はなにも現れなかった。一旦、アステロイドベルト付近まで引き返す。


だがこの任務、他のチームも行っている。この作戦に投入されている艦艇は全部で300隻、30チーム。狙うはたった一隻の海賊船。当たる確率は30分の1ということになる。そんな低い確率なら、我々が不審船をとらえることはないかなあ…と私は思っていた。


が、どうやら「当たり」を引いてしまったらしい。


翌、水曜日。我が艦のレーダーが、接近してくる船舶を捉えた。


「民間船探知、距離7千キロ。通常航路を大きく外れています。おとり艦に向かって接近中、相対速度1万2千、あと35分で接触予定。」


全長150メートル。報告にあった、海賊船の大きさに合致する。ゆっくりとおとり艦に接近してくる。


「所属惑星の識別信号は出ていないか?」

「出てません、アンノウンです。」

「うーん、怪しいことは怪しいが、なんだか怪しすぎるなぁ…」


艦長が変なことを言っている。怪しすぎるって、なんだよ。


「艦長。海賊船なら普通、所属信号など出さないのでは?」

「いや、普通は出すだろう。でないと明らかに怪しまれて、検問に引っかかってしまう。実際、報告にあった海賊船に襲われた船舶の船員の証言によると、その海賊船は地球(アース)401の所属信号を出していたそうだ。」

「ええっ!?じゃあ、今ここにいる船はなんなのです?」

「分からん。明らかに不審すぎる不審船だ。しばらく様子を見よう。」


不審すぎる不審船。なかなか素敵な言葉だ。「頭痛が痛い」くらいの迷言だ。しかし今、目の前にいる船舶はこう表現するしかない。


その不審すぎる不審船は、おとり艦にまっすぐ近づいてくる。普通の海賊なら、もうちょっと普通の船らしく近づいてくるものだが、こいつは行動が露骨に不審すぎる。


約30分後。ついに、おとり艦に距離20キロまで近づいてきた。そろそろ相手はおとりだと気づくはずだ。


離脱を図ろうとした瞬間を、9隻の駆逐艦でぐるっと囲んで捕獲。そういう手はずになっている。


ところがこの不審すぎる不審船は、まだ気づかない。依然としておとり艦に接近中だ。ついに距離3キロまで接近する。


そこでこの不審船、なんとおとり艦に向かって発砲してきた。


このあからさまに偽装船だとわかる駆逐艦を、本当に輸送船だと思ったようだ。


本業の軍隊に発砲するなど、無謀にもほどがある。


おとり役の駆逐艦6710号艦は、相手の発砲を感知しバリア展開。このとき、輸送船に偽装するために付けられていたカバーが剥がれてしまう。中から、誰がどう見ても「戦闘艦」だとわかる船が現れた。


さすがにこれを見て、その不審船は逃走に移る。駆逐艦相手に海賊行為を働いてしまうとは、この船は本当に運が悪い。


我々のチームは行動に出る。我が駆逐艦6707号艦は、その不審船の頭をとらえるべく回り込む。私は哨戒機で発艦し、追撃を支援することになった。私の操る哨戒機には、訓練生が2人、攻撃手1人が乗り込んでいる。


不審船、いやもう海賊船と呼ぶか。輸送船を黒く塗っただけのその海賊船は、突然向きを変えて、我々の艦の方に向かって飛んできた。


急に転進してきたため、我が駆逐艦は追従できない。横をすり抜けられてしまった。


全力で逃げる海賊船。私は哨戒機で追いかける。


「タコヤキよりクレープ、これより不審船のエンジン部を攻撃する!攻撃命令を乞う!」


ちなみに、タコヤキは私の哨戒機のコールサイン、クレープは駆逐艦6707号艦のことである。


「クレープよりタコヤキへ、発砲を許可する。ただし、不審船のエンジン部のみを撃墜されたし。」


許可が下りたが、エンジンだけを狙えという。ジグザグに動く相手に難しい話だ。私は機体を海賊船に向ける。


海賊船の後方の、4つの噴出口が見える。その噴出口からは青白いチェレンコフ放射光が眩しく光って見えた。相手はエンジン全開のようだ。


「男爵殿、機体をもう少し右に寄せて…ああ、いいです、そのまままっすぐ。」


攻撃手が指示を出してきた。が、今は戦闘行動中だ、爵位ではなく、階級で呼んでほしい。


攻撃手は狙いを定めた。


「対空砲、発射準備!照準よし!エネルギー装填よし!発射!」


がぁぁんという発砲音とともに、私の哨戒機の右横から一本の青白いビームが放たれた。


ビームは見事、海賊船の右上の噴出口に命中した。後方排気の青白い光は、たちまち赤に染まった。内部でつながっている左下の噴出口も同様に火を噴く。


だがもう一組のエンジンは健在、右下と左上の噴出口からはまだ青白い光が出ている。そこでもう一発撃つ。


今度は右下の噴出口に当たった。残り2つの噴出口も火を噴き、海賊船は完全に停止した。


慣性飛行するしかない海賊船。私はこの船の艦橋を確認するため、哨戒機をこの海賊船の真横につける。


この船の左隣に並んだ。艦橋を覗くと、2、3人の人がこっちを見ているようだった。


このとき、てっきり攻撃してくるものだと思ったが、撃ってこない。バリアシステムを作動したまま、私は近づいてみた。


「なんだか様子が変ですね。どうしたんでしょう?」


海賊船の艦橋の中を覗いてみると、リーダーらしき人が皆を座らせて、なにかを話している。


普通こういう時、海賊船の乗員は中で右往左往しているか、あるいはこっちに攻撃を仕掛けてくるかのどちらかだと思うのだが、リーダーを中心にまるで反省会でもしているようだ。いったい、なにをしているのだろうか?


すぐに駆逐艦6707号艦は、失速した海賊船の横に到着した。


「クレープよりタコヤキへ。本機の任務は終了した、あとは我が艦が引き継ぐ。直ちに帰還せよ。」


帰還命令が出た。右側格納庫のハッチが開く。私はその格納庫に向かって飛び、着艦した。


着艦後、私は機内の飛行記録を持って艦橋に向かう。


「ダニエル大尉、帰還しました。」

「ご苦労。早速、撃墜時の状況を知らせてくれ。」


飛行記録とともに、私は艦長に撃墜時の詳細を報告。で、その後の艦橋内の様子も合わせて報告した。


「…これが、まるで反省会でもしているような雰囲気でした。リーダーが皆を座らせて、何かをしゃべりかけているような、そういう雰囲気でした。」

「なんだろうな、我々が踏み込んだ時の対応方法でも話し合っていたのかもしれん。突入隊を組織して、これよりあの船に踏み込むところだが、警戒したほうがよさそうだな。」


我が艦より、あの船のエアロックに向かって、チューブ状の通路が横付けされた。


私もその通路に行ってみた。すでに海賊船の側面に通路は密着しており、その先にある海賊船の扉を開くため、ドアを溶断しているところだった。


溶断が終わり、乗員が海賊船のドアをけ飛ばす。すると、ドアが開いた。その場の全員が、その入り口に銃を向けた。


ドアの向こうには、ひとりの女性が立っていた。その後ろには、座り込む男女、合わせて7人。


「我々は地球(アース)401所属の駆逐艦6707号艦だ。無駄な抵抗はやめて、直ちに投降せよ!」


砲撃長が叫ぶ。突入には威勢がいい人が適任だろうということで、砲撃長が今回の突撃隊長に任命された。


これに呼応して、正面に突っ立っている女性が叫んだ。


「私がこの船の船長だ!抵抗はするつもりはないが、捕まる前に一言言っておきたいことがある。」

「なんだ!言ってみろ!」

「今回の海賊行為は、私の一存で始めたこと、他の乗員には一切責任がないことを、留意いただきたい!」


なんと、この女の人が船長だった。女海賊といったところか。


この女海賊さん、なぜか同伴する他の船員をかばっているようだ。いったい、どういう経緯でそうなったのかはわからないが、特に抵抗するつもりもなさそうだ。


ただ他の乗員を見ると、気になるところがある。皆、明らかに地球(アース)760の住人の格好をしている。まさかと思うが、彼らは地球(アース)760の人か?この星の人達が宇宙海賊?ちょっと信じられない。


早速8人全員を捕縛し、艦内の会議室に集められた。


入り口には拳銃を構えた人が2名立ち、艦長と副長、砲撃長に私が尋問することになった。


なぜ私がこの場にいるのかというと、地球(アース)760出身者がいるようなので、もしかしたら私の爵位が役に立つかもしれないという、ただそれだけの理由だ。先ほどの突撃隊長の件といい、この艦の人選理由なんて、そんなものだ。


「まず確認したい、あなた方は最近ここに出没し、2度ほど略奪行為を行った海賊船か?」

「はあ?違う!我々は今回が初めてだ!船を調べればわかる。おととい、ヴェスミア王国の宇宙港で奪った船だ!」


調べてみると、確かに2日前に奪われたばかりの船だった。宇宙で目立たないよう、自分たちで黒く塗ったのだという。


「では、あなた方の目的を聞く。海賊行為を行おうとしていたのは、間違いないか?」

「間違いない。だが、さっきも言ったが、私の一存だ。彼らは私に付いてきてくれただけのこと。罪は私のみにあるものと心得ていただきたい。」

「他の乗員をかばうのはいいが、それだけでは誰も納得しない。彼らが海賊行為に加担していないと主張しても、海賊船に乗っている以上、全員同罪となるのは必然だ。できれば、事情を話して貰えないかな?」


艦長が女船長を諭す。しばらく考えたこの女船長、ゆっくりと話し始めた。


「…私の名は、カトリーヌ。地球(アース)401出身の貿易業者に勤める航海士だ。で、ここにいる者は地球(アース)760の出身者で、彼らはヴェスミア王国と王国の国境付近にある村の者だ。」


この女海賊カトリーヌさんは我々と同じ地球(アース)401出身だった。それ以外の人はやはり地球(アース)760出身者だ。


「ヴェスミア王国の宇宙港に降りた私は、観光目的で彼らの住むミリア村を訪れた。すると、村はすっかりさびれており、多くの住人が貧困に直面していた。話を聞くと、宇宙港ができて以来、交易が途絶えて収入が激減したらしい。それを聞いた私は、彼らの惨状を救おうと思って、住人の若者何人かを連れて宇宙港に行き、私の会社の船を奪って海賊行為に及んだというわけだ。だから、私がけしかけなければ、彼らはこの海賊行為に及ぶことはなかった。私が彼らを連れてきてしまっただけだ。」

「そういうことか。分かった、あなた方を署に引き渡す際に、事情を話しておこう。」

「ぜひお願いする。ところで、できれば政府に進言して、この村のことも何とかしてもらいたい。」

「うーん、そうは言っても、我々は軍隊。政府に対し意見具申はするが、その村はこの星の行政機関が動くべき問題。政府もせいぜい王国か、そのヴェスミア王国に伝えるのがせいぜいだろう。果たして、救済に動いてくれるかどうか…」


我々は軍隊だ。さすがに村の救済をお願いされても、どうにもならない。文官殿でも乗っていれば何とかしてあげられるかもしれないのだが…


「なんだ、そういう話なら、ここに王国の貴族がいますよ!こいつに頼めば、なんとかなるんじゃないですか?」

「はい!?」


突然、私に話を振られた。


「いや、私は貴族って言っても、ただの男爵ですよ?しかも王国の貴族で、ヴェスミア王国のものではないんですけど。」

「いや、彼らは王国側の村なんだ!王国の貴族とは、なんという幸運!私からもお願いする!彼らをなんとか助けてやって欲しい!」


ああ、砲撃長が余計なことをいうもんだから…貧乏貴族な私に、とんでもなく面倒な話を押し付けてきやがった。どうしたものか。


でも王国の村なら、領主がいるものだ。その領主に頼めばいいのでは?と聞いてみた。


が、どうやらこの村の領主は不明なんだそうだ。そんな村があるのか?意外と王国というところは適当だなぁ、おい。


「それだと、相談する相手がいないなあ…どうしようか?コンラッド伯爵様に聞いてみるか…」

「なに?知り合いの伯爵もいるのか!?」

「私がこの星で最初に出会った貴族、コンラッド伯爵様のことです。実は私、この星で最初の住人との接触をした者なんですが、その時に出会った方なんですよ。」

「…ちょっとまて。まさかと思うが、男爵殿。ひょっとして、あんた地球(アース)401出身者ながらこの星の爵位を受けた人であり、さらに先日、ロージニアでビルの上の人を助けたというあの魔女の旦那様ではないのか?」


…なんでそんなことまで知ってるのか?この女海賊。


「ああ…もしかして、あの中継をご覧になったんですか?」

「何度も見た!私も感動した!『ダイコンの魔女』マデリーンが人を救出!あの中継、あれから何度も放送されて、今や魔女マデリーンは、本星では話題の人だぞ!その旦那が最近この星の男爵になったという話も拡散していた。まさか、ここでその本人に会えるとは…」

「『ダイコン』じゃなくて『雷光』ね…それはともかく、そんなに有名なのか?その話。」

「悲嘆にくれて今にも飛び降りそうな自殺願望者を、いきなりビルの下から現れた魔女が説得して助け出した。しかも、説得の際にその魔女から語られた彼女の旦那との出会いの物語が感動的で…いや、まさかここにその旦那様が乗っているとは思いもよらなかった。そのうえ村まで救ってもらえるとは…私は運がいい。この船に捕まった甲斐があったというものだ…」


この女海賊さん、泣き出してしまった。それにしても…あの噂、かえって盛り上がっていないか?私とマデリーンさんにとっては黒歴史のあの話。いったいいつになったら収まるのだろうか…


「なんだ?ビルの上の人を助けたとかいう話は。」


砲撃長が私に聞いてくる。


「いや、地球(アース)401にマデリーンさん連れて帰った時があったでしょう。あの時にいろいろとあってですねぇ…」

「おもしろそうな話だな、あとでゆっくり聞かせろ!」

「ええっ!?」

「…まあ、その話は置いておき。その村の件は、ダニエル大尉にお任せということでいいかな?」

「はあ、分かりました。善処してみます。」

「ではこれより、地球(アース)760の王国宇宙港に帰還する。彼らの身柄は艦内の留置場に移し、宇宙港に到着し次第、当局に引き渡す。その際に私が、今の話を当局に報告しておこう。できれば、文官殿にもご同席いただき、配慮してもらう。以上だ。」


その場は解散となり、彼らは艦内の留置場に移された。


さて、今度は私の方が尋問を受けることになった。関係者が食堂に集まってくる。


「砲撃長から聞きましたよ、何か面白い話が聞けるって聞いたんですが。」


恋愛話の匂いを嗅ぎつけて、モイラ少尉が登場。


「…モイラ少尉のことだ。もうあの一件は、ご存知ではないのか?」

「ええ、知ってますよ。動画も見ましたし、アイリスさんからも聞いてますし。でも、男爵様から直接この話を聞いていないんですよね。今後の私の恋愛推進活動のため、詳しくお願いしますよ!」


私はこの艦内であの地球(アース)401での出来事を話したことがなかった。こういう人物が我が艦にはいるからな、何を聞かれるか分かったものではない。だが、ついにあの一件のことがバレてしまった。


結局、食堂の一角で砲撃長とモイラ少尉、ワーナー少尉に囲まれて、2時間に渡って根掘り葉掘り聞かれた。


女海賊と私の尋問が行われた翌日、我々は地球(アース)760に帰還した。

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