表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/28

第0話 zéro

漆黒の宇宙

碧い星が浮かんでた

いつしかそれが紅い星になり

光って砕け散って消えた

そこに残ったのは黒い闇のみ


僕の星にはこのような言い伝えが残っている。


「ケイン、どうしたのボーッとして」

「え…? 何でもないよ、エリス」

「そう。夏休みの宿題大変よねー。なかなか終わらない」

「まぁね。ロドリゲス先生は教育熱心だと言った方がいいのかな……」

「熱心ねぇ…」

「まぁ僕らは来年大学受験だからね。仕方ないかもね」

「ケインって勉強好きよねぇ。何か目指してるの?」

「それはまだ秘密」


内心では将来宇宙船を作って宇宙に行ってみたいとか考えてるけど。それで物理とか数学とかは大分熱心に勉強している。

いつかこの夢をエリスに言ってみよう。できれば彼女と宇宙に行ってみたいなぁ。

僕とエリスは今市内にある中央図書館で夏休みの宿題をしている。


「ケイン、何ニヤニヤしてるの?」

「そう?してた?」

「うん」


エリスは金色の髪をしていて碧い瞳でとても可愛らしい顔をしている。まぁ好きなんだけど。

ブラインドから射し込む微かな太陽の光が彼女の髪を美しく照らしていた。


「ケイン、今日の帰りに最近オープンした駅前のアイスクリーム屋に行かない?」

「いいよ」

「やった」

エリスはにっこりとした。

「その前にもう少し宿題を進めないとね」

「はーい」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ