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200字小説・300字小説

エイプリルフール

作者: 柿原 凛

 今日、私は彼に告白する。さすがに好きって言えるわけじゃないから、エイプリルフールを利用して嫌いって言ってやる。それならきっと言える。

 公園に呼び出して、一言。

「お前なんか嫌いだ!」

「ああ、俺も嫌いだ」

 えっ。そんな。

 呆気ない恋の終わりになんだか胸がしゅんとなる。

「うっそー。エイプリルフールでした」

 そう言いながら彼が顔を背ける。一瞬真っ白だった頭の中が、急に色を取り戻す。

 もう、びっくりしたじゃん。ばか。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 200字で起承転結をつけるのは難しい。 俺はに無理だ。
[一言] 私もエイプリルフールということで、関連する小説を書いたのですが、 こういう風な告白もいいな、と思いました。 素敵な作品でした。 お気に入り登録させていただきます♪
2012/04/01 10:37 退会済み
管理
[一言] 文字制限がある難しさなのでしょう。どこを削るか、どこにポイントを置くべきか?というのが読んでいても「難しいのだろうな…」と思いました。 かわいらしいお話しだと思います。 ありがとうございまし…
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