お義姉様には感謝してもし足りない
お義姉様は私たちのために代わりにユリアに復讐してくれた。
お義姉様はヒューゴ様の目を覚ましてくれた。
お義姉様は優しいお方。
それは孤児院の件を見てもわかること。
それなのにあの憎き聖女は生意気にもお義姉様に仕返ししたらしい。
元々色々な貴公子を誑し込んだ自分が悪いのに!
でも、王太子殿下は聖女を断罪したようなのでまあいいけれど。
「お義姉様、本当にありがとうございます」
「いいのよ、好きでしたことだし」
「ふふ、お義姉様らしい」
照れ屋さんで天邪鬼なところもお義姉様らしくて好きだ。
好きでしたこと、なんてそんなことあるはずないのに。
優しいお義姉様が好きでいじめなんてするはずない。
私たち婚約者の心を聖女に奪われた者たちのためにやってくださったに違いない。
だが今は、もうなんの心配もない。
あの聖女は幽閉されたから。
お義姉様は聖女の産んだ双子にも優しく、仲良しだ。
私ともこうして時々お茶会してくださるほど仲良くしてくださる。
心残りはお義姉様とヒューゴ様が仲直りできないこと。
でも、それは仕方がないと割り切っている。
お義姉様を誤解していたヒューゴ様が悪いから。
それでもいつかみんなで仲良く過ごせたらいいな、とは思うけど。




