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姉からの拒絶
ヒューゴはユリアへの気持ちが冷めて、妻とやり直し始めた後ユリアの幽閉を聞きさらに内省した。
そしてヒューゴは、意を決してグレースに謝罪しに行った。
「姉上、僕は姉上を誤解していました。すみませんでした!申し訳ありません!」
「そう、で?」
「え」
「許せというなら、それは無理よ」
「…そうですか」
それも仕方がないことだ。
自業自得。
そうヒューゴは諦めた。
「本当にすみませんでした、姉上…」
「そう思うなら出ていって頂戴」
「はい、失礼致します」
その後ヒューゴの方からグレースに近寄ることはなくなった。
だがリリアナとグレースは仲が良いようで、結果的に一緒にいられる機会も増えた。
ヒューゴはそれで満足したらしい。
リリアナはそんなヒューゴに優しく微笑んだ。
グレースは…ヒューゴには冷たかったが。
しかしリリアナにはグレースは優しいので、ヒューゴはそれで十分だった。




