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新たな世界でほのぼのと  作者: うずら
ブルーム・ヴァン・デ・モーレン
9/12

魔力切れ

いい匂いがする。目を開けるとブルームさんが朝ご飯の用意をしていた。机の上にはパンと目玉焼き、ソーセージが置いた皿が2人分置いてある。

「おはよう、フィオラ。体調はどう?」

「ちょっと頭が痛いです。」

するとブルームさんがおでこに手を当ててきた。

「熱はないみたいだね。朝ご飯作ったんだけど食べる?」

うなずくとブルームさんは椅子を引いてくれた。

私が椅子に座ると2人で朝ご飯を食べ始めた。

「そういえば、聞きたいことがあるんですけどいいですか?」

「どうしたの。」

「コンロの火の消し方なんですけど…。」

私はコンロの火の消し方が分からず、ずっと火がついたままになっていることを話した。

「まさか、まだ火ついてる…?」

「…まだついてますね。」

「それが原因だよ!」

そういうとブルームさんは私の頭に軽くチョップをした。

ブルームさんが言うには私はいま魔力切れになっているらしい。コンロに魔力を送り続けているため、魔力切れをおこし、体調が悪くなっているのだ。

「おかしいとおもったんだよね…」

そういうとブルームさんはため息をついた。

「まだ幼いにしてもかなり魔力量が少ないなって思ってたんだよ。」

「なんかすみません。」

「いいよ。じゃあ朝ご飯を食べたら家に戻ろっか。」

そういうとブルームさんは私に牛乳を入れてくれた。


朝ご飯を食べるとブルームさんと一緒に小屋の外へ出た。外には羊と山羊のハーフのようなモフモフの大きな動物が縄に繋がれていた。

「この子に乗っていくよ。」

「すみません、この動物ってなんですか?」

「この子はね、ヤーフっていう動物で、物を運搬したり、人を乗せたり出来るんだ。おとなしいから触っても襲ったりしないよ。」

そういうとブルームさんはヤーフの頭をなでた。

ブルームさんに手伝ってもらって乗ると、ヤーフは村にむかって走り出した。少しすると見覚えのある村が見えてきた。村に入るとやはり人がいない。ブルームさんが言ってたことは本当だったんだな、と思っていると家についた。

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