転移者
今日は魔力が戻ったばかりということもあって、一日中ベットで寝ていた。明日から魔法の使い方などを教えてくれるらしい。夕食を食べた後私は地下にある書斎に向かった。ギーッと鳴るとびらを開けると、壁に掛かっていたランプに火をつけた。歩くたびにギシギシと鳴る床を歩くと、私はある本の前で立ち止まった。
『転移者の歴史について』
私はその本をもって部屋に向かった。
部屋につくと本を開いた。本の初めにはこう書かれていた。
「転移者は遙か昔から確認されており、その多くは召喚の儀式によってである。召喚の儀式によって召喚された転移者は特定の場所に召喚されず、世界のどこかに召喚されるため、王の命令によって探し出されている。また、召喚の儀式は王の命令以外での使用は禁止されており、命令以外で使用した場合、大罪として処罰される。召喚以外の転移者は確認され次第、王国の発展のため身柄を確保される。」
私はずっと疑問に思っていた。私以外に憑依や転移、転生した人はいるのか。ブルームさんに相談してもいいのか。でもこの内容を見る限り、あまりおおっぴらにしないほうがいいのかもしれない。
「フィオラー、デザート作ったけど食べる?」
「はい、すぐいきます!」
そう言って本を閉じると、私はキッチンに向かった。




