表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
祝炎の英雄  作者:
第一章 唐紅の一族
2/233

焔皇国(えんこうこく) 


 神々と共に生きる国、焔皇国。

 人、龍人族、獣人族の三つの種族から成る緑豊かなその国は、神によって封じられた国だった。

 その中でも特に力を持つとされるのは、人の中に混ざる不死の一族と言われる者達である。神の血を継ぐとされるそのもの達は、国を纏める存在として絶大なる権威を誇っていた。


 (らん)(しょう)(うん)省、(たん)省、(おう)省、(ぼく)省、(かん)省、(きん)省、(ろく)省、そして、中央である(ほう)省の九つの省に分かれた国は、八つの一族によって治められ、中央である鳳省を、神農(しんのう)と、その血族である(きょう)一族が中心となって治めていた。

 不可視なる神々の力の影響を受けながらも、焔皇国炎帝(えんてい)神農(しんのう)の治世により平和は保たれていた。


 だが、突如として平時の世は崩れた。

 獣の姿をした妖魔が陰より湧き出る様になり、更には上位の存在である業魔が世を混沌へと貶めた。

 妖魔が陰より生まれるのなら、業魔は人から生まれた。神々の陰の影響により、人の身が業魔と成る。恐ろしいまでに大きく力のある存在は人々を苦しめた。

 人を、村を、街を襲い、世は混乱に陥った。


 混沌の中、神農は一人の男に命令を下した。彼は、天命を受け祝炎の力を神より授かった者。


 彼の名は、(きょう)祝融(しゅくゆう)

 皇帝、神農の八番目の孫。


 姜一族特有の大柄な体躯のその身に、炎を纏わせ戦う姿は、闘神を思わせた。戦うために生まれた姿に、誰もが息を呑む。

 彼が力を使うと大地が燃えるかと思う程に、空気が熱を帯びた。業魔に立ち向かう彼の姿は勇ましく恐怖は無い。


 その異能(ちから)は、神からの祝福とされると共に、使命を授かると言われた。

 使命が何かは自分で考えるより無い。


 これは、英雄と呼ばれた男と使命を共にした者達の物語りである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ