キャラクター紹介、幕間~手探り編~
魔王イシュ・アマ・ノス 肉体年齢十五歳 精神年齢二十八歳
レベル20
許容可能魔力量:測定不能
魔法得意属性:不明
種族:エルフ
身長:百四十九センチ
体重:四十キロ
誕生日:二月二日
好きな物:甘さ控えめなおやつ
嫌いな物:ケンカ、暴力などに関係する物
凹凸の少ない控えめな体、黄金の瞳に真っ赤に燃えるような綺麗で長い髪、すらっとした顔立ちでゆったりとした釣り目、所謂幼女エルフ。
魔王として異世界インファースへと来た際に手違いか何かで希望にそぐわない姿で目を覚ます、紆余曲折ありつつも得た知識と学んだ魔法と使いこなせない能力を駆使し日々努力に励む、魔王らしさとは何かを日夜考えつつ平和な世界を夢見る。
エリシア・クイン・アリス 年齢十七歳
レベル18
魔法得意属性:全属性
種族:人間とアラクネのハーフ
身長:百七十五センチ
体重:ヒミツ
誕生日:五月五日
好きな物:飴玉、頭を撫でられる行為
嫌いな物:敗北、罵倒、気品の無い人、口を見た人
上から82、62、85と凹凸のあるプロポーション、綺麗なロングストレートの白髪、橙色の瞳と複数個の単眼、傷一つない綺麗な肌、そして口を細かい牙が生えたギザ歯はイアスのお気に入り、常にマスクをしておりバリエーション豊富な色や柄を持ち合わせている、コンプレックスである口は一切公に晒したりしない、過去に口を見た人を半殺しにしたらしい。
彼女特有の物として指先から糸が任意で出せる、でも本人曰く蜘蛛は嫌いらしい。
フィリア・ウォン・ミーナ 年齢十八歳
レベル17
魔法得意属性:光、火、水、雷、風、土(左から順に得意な順番)
種族:人間
身長:百六十八センチ
体重:ヒミツ
誕生日:十二月二十四日
好きな物:読書、静かな時間、イアスとアリス
嫌いな物:特になし
上から90、63、89のプロポーション、薄緑色のぱっつん前髪、すらっと伸びたストレートロング、目元は少し垂れ糸目で聖母、先祖に大妖精を持ち生まれる子の大半がおっとりしている、回復系の魔法に秀でた子が生まれる傾向がありミーナは顕著にその力が強く他属性に関しても平均値以上に使える、小さきながらに母性を有しており時折人にママと呼ばれる事も度々あり困っている、目立つことはあまり好きではなくあがり症。
秘密にしているが、人が傷つき血を流す姿が割と好きらしい。
◇◆◇◆◇
「がぁあああああああああああ」
「うるさいのじゃ」
「えぇ、そんなにうるさかった?」
「急に叫ぶでない、怖いのじゃ」
「だってさー見てよ」
「なんじゃ?お、わしが送り込んだ魔王候補じゃ、ついに覚醒したんか?」
「んや不発、魔眼持たせて未来予知すら出来るようにした駒だったのに調子に乗って能力事食べられちゃった」
「えぇ…つまらんのう、それにしても時より下界を見てみるがあやつ魔王らしくなんじゃよなぁ」
「確かにね、平和な世界を謳歌しちゃってるし」
「もしかしなくても人選ミスかのう」
「いやドラグちゃんが選んだんなら大丈夫でしょ、知らんけども」
「うへへ、にしてもなんじゃけど、会議に出席してくれんのか?」
「あんな堅苦しい奴誰が出るもんか、それにあんな弱っちい存在に命令されるのが癪なんだよね」
「それもそうなんじゃけども…」
「じゃあ、ドラグちゃん、ボクがしたい事手伝ってくれたら会議に出てあげなくもないよ?」
「ほ、本当か!?なんじゃなんじゃ?わしに出来る事なら何でも言って欲しいのじゃ」
「じゃあ今後一切お揚げ食べるの禁止」
「後生じゃ…それだけは…どうか」
「冗談だよ、冗談、本当にドラグちゃん弄るの楽しい」
「ぐぬぬ、と、それとなんじゃけど」
「あーはいはい、あんまり下界に干渉しないようにするよ」
「助かるのじゃ、これ聞いて貰えなかったらまたあやつらに何て言われるか…」
「ドラグちゃんさ、もう少し自信持った方が良いよ?強いんだし」
「いや、でもわし新入りじゃし…」
「あ、強いことは否定しないんだね、まぁその調子ならだいじょぶ!」
「ふへへ、本当にシンくんは頼りになるのじゃ」
「まぁ最古の神古龍で最初の存在だしね、一応、それにしてもよ?神様何処行ったんだろうね、もう何千年経つか忘れそうだよ」
「そうなのか?わし神様見たことないんじゃけど」
「だよね、君が来るのと同時期に居なくなったから、はぁ顔忘れそう」
「写真とか無いのかの?」
「一応神様って存在は存在自体がその人が思い浮かべる姿に見えるから写真に写せないんだよね、こうなるから」
「うわぁぐにゃぐにゃなのじゃ、怖い」
「そう、普通はこうなる、けど僕が見た神様の姿を紙に描くとすると、こうなる」
「おぉ?なんかちんちくりんじゃの」
「不敬だよ、何処で見てるか分からないんだから」
「わわ、ごめんなさいなのじゃ」
「絵に謝っても…」
「確かに、あ、話逸らされたんじゃけどわしどうすれば会議に出てくれるんじゃ?」
「うっわ、折角話逸らしたのに…そうだねぇこの部屋で全裸になって三回回ってワンて言えば良いよ」
「結構酷い!?」
「まぁやりたくなったらいつでも部屋に来てよ、カメラの準備しておくから」
「うわああああああ、このバカ龍」
「扉位しっかり閉めてってよ、全く」
「さてと、次はどうやって魔王の意志を吐き出させようかなぁ、折角前回の魔王が死んだ時に意志を抜き取ってしっかりと忍び込ませたんだから、精々ボクを楽しませてよ?可愛い可愛いイアスちゃん」