MTN2 vs 御前創2
因縁は長い。どこで私について知ったのか、皆目検討もつかないが、私は自らを暗部と名乗る集団に狙われていた。大分若い頃から狙われていたから長い付き合いにはなるが、珍しい天体現象くらいの頻度で刺客が送られてくる。ほとんど、というか全ての刺客は私や私と関わりのある人間や非人間がなんとかしてしまう。しかし今回のこの子達に関しては少々骨が折れるかもしれない。2世代くらい離れている歳の差のせいというのもあるのかもしれないが、とはいえ、そんな事を感じている余裕もないくらい今までの刺客と比較しても純粋に強い。そしてこの子達は表の世界でも裏の世界でも最強を誇ってきたのだろう。ここまで人間を強くできたのは本当にすごい事だとは思う。しかし、この暗部というのは非常に大切な事を見逃している。
「なぁ、君たち。暗部からの依頼っていうのは私だけの拉致か?」
「はぁ?何言ってんだよ、じいさん。あんた以外に誰がいるってんだよ、もしかしてこの場にも他に誰かいんのか?」
「いえ、気配は全く感じません。きっとブラフでしょう。相手の言う事は間に受けるべきではありません。」
こうなってしまう。今までの刺客も全員そうだった。結局人間がアクセスできる情報というのは強さは結局ここまでなのだ。つまり暗部という組織は私が最強だと思っている。人間がたどり着ける強さのラインは私止まりなのだ。今までの刺客はまだ良かった。あまり強くなかったから私1人でも充分だった。だからこそ誰1人殺すこともなく、無事に終えることができた。しかし、今回はどうだろう。この子は明らかに私と同等だ。そうすると私も傷なしで終わることはできないだろう。もしかしたら私も敗北し、簡単に拉致されてしまうかもしれない。そうなったら間違いなくミカが来てしまう。もし、ミカが来てしまったら、この子達の命は無い。
「君たちに諦める気はないのだろう、私もそれを手加減なしで潰そうと思う。しかし、私も君たちには生きていてほしい。これは挑発じゃなく本心だ。もしかしたら、ここに女の人が来るかもしれない。私もできる限り時間を稼ぐからその時は必ず全力で逃げてほしい。わかったね?」
「うるせぇな、まずはお前の心配だけしてなよ。」
少女は迷いなく私の懐に飛び込んできた。
御前創久しぶりに見た




