探し物は場所ですか?
「昔々に、ニライカナイと言う、大海底都市が存在していた。そこは海なのに息をする事ができる。・・・って書いてあるー!」
「お前はどんだけ昔話を信じてんだよ、そんなのあるわけない。そうやって無駄に信じるやつは、早死にするぞー、ばーか。」
「ちょっと聞いてよサトルー、この本から何かでてきたんだけどさ、ほらこれ宝の地図じゃない⁇ねぇねぇ?」
「あーそーですね。よく上手に地図を書けしたねー。」
「ちぇっ」
「でさ、話って何⁇呼ばれたからきたんだけど、こんだけ?」
「ふっふっふ、聞いて驚け、ニライカナイへの入り口をさっき見つけたー。それがね、うちの井戸の底にドアがついててどうやら遺跡に繋がってるみたいなんだよねー。」
「はいはい、さっさといって終わらせるか…。」
二人が話していたのは公園だ。井戸があるミントの家までは約五分で着く。
「ここだよー。まずは水を抜かなきゃだね‼」
「じゃ俺は帰る、水が抜けたら呼んでくれ。」
「あ、じゃ潜る?」
「井戸に入る気が元々無いんですけど。」
ドッボーン
二人は井戸に飛び込んだ。怪我は奇跡的になかった。そして井戸の底にはミントの言う通り謎の扉があった。開けようとするが鍵がかかっているので、二人は井戸から出る事にした。しかし
「アホか!なぜはしごもかけずに降りたんだよ帰れねぇじゃん。」
「人の探究心と言うものは誰にも止められないのだー。文句があるなら準備不足の自分に言え!フハハハハ。」
魔王のような笑みをしているミントにサトルは、げんこつを一発した。
「はぁー、今日は帰れないのか…。」
するとサトルの前の井戸の石と石の間が光って見えた。
「なんだあれ?おいミントあれ何か分かるか?」
「あれは鍵なんじゃない?」
と言うわけで二人は8分間の格闘の末にその鍵を取る事ができた。そしてもう一度潜って
ドアを開けた。
「普通に開くんだ…。」
「なにいってんのサトル、鍵があればドアは開くでしょー!」
「で、中には何があるんだ?」
「はしごがあるよ…。ちぇっ」
そこには井戸の深さに対して明らかに長いはしごがあった。
「やったぁぁぁぁぁぁあ一件落着だなー」
しかしはしごが上に持ち上がらずに、なんと下に伸びようとしていた。
「まさか・・・ね。」
評価が良ければ続きを考えるつもりです。