第五剣悪魔
「わっ」
ドシン
「いてて……此処は……」
……俺の部屋だ
「塚なんで竜崎の部屋?」
「……そこしか思い付かなかった」
そうゆう事か
「別にローエンの部屋でもいいんじゃないか?同じ寮だから問題ないだろ?」
「いやスラガがいるからね……」
「レイドの部屋は……」
「まだ部屋は無い」
だよな
「帰んのどうすんだ二人共」
「……知らねWWWW」
「お前は瞬間移動で帰れWWWWW」
「ほいWWWWW」
フッ
「レイドは?」
「……狼姿で帰る」
「分かった」
レイドは狼姿で帰って行った
そういや一人ってすげー久しぶりなような感じが……大体紗藍が来るし大体戦闘訓練に居るし
ピーンポーン
誰か来たな
ガチャ
「今暇?」
「暇か?」
紗藍とライトニングが畳み掛けるように言う
「暇だけど」
「んじゃ入るぞ~」
「ま……待て勝手に入んな!」
「おー結構綺麗じゃないかー」
ライトニングが勝手に入って来た……余り部屋を見られたくない
「――で要件は?」
「あそうだ忘れる所だったどうもねローエン君とレイド君を連れて教室にだって」
「先生からか?」
「うん」
まずい…もしかしたらあの事が先生にバレたかもしれない
まぁ呼び行くか
「はいはいお前達は帰れ帰れ」
「えー……」
「えーじゃねぇ」
「はいはい……」
大人しく帰ってくれたな……ふぅあいつ達呼ぶか
10分後
「やっぱバレたじゃねぇの?」
「バレてないバレてない」
「……そうか?」
「だー!大丈夫だって!!」
何だかんだ話してる内に教室に着いた
ガラッ
「……あれっ先生いない?」
「……呼んでたのに何故いない」
「知らねー」
何故か知らんが先生がいない
何故だ
「………クックッ」
ん?
レイドも気付いたのか耳をピクピクとさせる
「――そこ誰かいますね」
今度はティーラの声がする
どうも隣っぽい
「――取り敢えず隣の教室に行くぞ」
5分後
ガラッ
「……何だ何だ?」
「!動かないで下さい!!」
<術式起動!上級光呪文ホーリー!!>
「――うおっ!っと」
今何が起きてるか正直分からない状況だ
「……何だあの時の屑天使か」
??何が何だか分からない
何も無いところから悪魔ぽい奴が出てきた
何かティーラの事知ってるぽいな
「――あの時よりは私は強くなってます」
「ふーん屑は屑なりに頑張ったんだ」
「俺達って邪魔なような……ボソッ」
ローエンは呟くがあえてスルーで
「まぁ屑はいくら努力しても無駄さ」
「――屑なのか?こいつは?」
「レイド……!?」
「へー君はこいつが屑じゃないと言えるんだ……」
「少なくともだが」
「ふーんでもさ過去も知らないのに言えるの?」
「……お前が何知ってるのかは知らないけど……人の過去なんて興味無い」
「……そうかい」
<術式起動!中級雷呪文サンダースピヤー!!>
「おっと――不意打ちは卑怯だよ屑天使」
「…………」
「ならこっちも行かせて貰うよ!」
<術式起動!中級闇雷呪文ブラックサンダー!!>
「危ない!」
<術式起動!雷撃守護!!>
バァァァァァ……
「よしっ……」
<術式起動!中級合成呪文氷炎弓矢!!>
「うわっ」
「よし!当たった!」
俺の呪文が当たるとテンションが上がる
ピョン
バンッ!
レイドが銃で悪魔的な奴を打つ
しかし悪魔的な奴はかわした
<術式起動!暗黒呪文!リバイズミィル!!>
「……!」
「レイド!」
ジャキ
「……間に合った?」
「ナ……ナイスタイミング…!」
この人は特別クラスのRSって人
虎族で和刀使い
本名は知らない
「な……僕のリバイズミィルを斬るとは……ただもんじゃないね」
ジャキッ
「な……」
「……化け物は大人しく自分の世界に帰りな!!」
この人はRAっ人
RSって人と同じ特別クラスの人間
RSって人と同じく和刀使い
「くっ……今日は大人しく帰ろうじゃないか……バイビー屑天使」
……あいつは大人しく帰って行った
ティーラは……
「…………何も出来なかった自分が不甲斐ないです………」
「………………」
「まぁあいつ退治出来たからいいんじゃないかな?ねA君」
「………まぁな」
RSとRAはそうゆうが俺はそうは思わないだよな……
「……俺はあいつを倒せばいいってもんじゃないと思うな」
ローエンの意見には賛成だ
「何で?ひっとらえればいいの?」
「いや……そうじゃ無くて……もういいや」
結局折れるのか
「ならいいやA君行こう」
「……おう」