6話
明日で一週間連続投稿ですね。明日の投稿が終わったら一週間休みますね。
ネタが切れちゃうんで(笑)
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「慧太、起きないとキスするよ」
うん、起きよう。早く起きようさぁさ俺よ、急げ急げ。
「なんで起きるの~?キスなんだよ?滅多ないよ?こんなチャンス」
うるさい、お前はキス魔か最近やけにキスを迫ってくるよな。一体どうしたんだ?
朝食を食べ終えて靴を履く。起き上がろうとしたところに紗希が背中からのしかかってきた。
まさか地に這いつくばることになろうとは……油断した。
「っておんぶ!?」
この日俺は紗希をおんぶして登校することとなった。あれ?デジャブ?デジャビュ?どっちでもいいや。
はぁ、と声に出してため息をつくわけにはいかないので、せめて心の中でため息をついていたその時。
「大丈夫?重くない?」
まさかの一言だった。紗希が心配してくれたのだこの俺を。嬉しくないはずがない。
大丈夫だっつーの!そう言って歩くスピードを加速させた。ちょっと嬉しいかも。
「そして更に加速していく……!」
「紗希、イラン事を言うな」
◆
その頃、二人を見つめる1人の生徒の姿があった。
「紗希ちゃんは今日もかわいいなぁー」
彼は紗希を見つめていた、そして同時に慧太を恨んでいた。
◆
「ねぇ、慧太。視線を感じるんだけど」
「んぁ?そらぁおんぶしてるからだろ」
「……そう」
まぁ、通り過ぎる生徒は横目に俺らを見てから通り過ぎるけど、そんなずっと見ている人って居る?
ちなみに人間と言うものは視線を感じ取れる能力が備わっている。
そもそも1人1人にオーラがあり、人はそのオーラを感じ取るのだという。
詳しい事は分からないがそんな感じらしい。
この時の紗希はそれを感じ取っていたのか。
なぁ、紗希。降りてくれないか?疲れた、あんまり寝れてないんだ。
そう言うと紗希はひょいっと地面に着陸、そしてあぁー昨日少し寝たのがイケなかったのかな?と呟いた。
そうかもしれないな、俺は肩を回しながら思いっきり背伸びをした。すると……
「おふぅ!」
紗希に横の腹を突かれた。そこは俺の弱点……居るでしょ?横腹が弱い人って。
さっさと行くよーそう言い、紗希は俺の手を取り歩き出した。
◆
一方その頃怪しげな影がそこにはあった。
「アイツ……妬ましい、僕と変われ!そこの席を僕に譲れ!」
男は電柱に隠れてそう怒鳴っていた。
誰だ?そう思いつつこの男を見る生徒が居た。彼は胸から新聞部部長というカードをぶら下げていた。
「おい、そこのお前。何者だ?そこで何をしている」
見るからに怪しいじゃねえかコイツ。どう見ても良い人には見えない。
「ぼ、ボボ、ボクは怪しい人じゃないよ!じゃ、じゃあね!」
「おいこら待てや!……行ってしまったか」
一体何者なんだ……?次ぎ会ったら問い詰めてやる。もしかしたらスクープかもしれねえ……!
新キャラ紹介。
名前 部長(未定)背が高くメガネのインテリ系かっこいいお兄さん。
メガネのおかげで賢そうに見えるがそうではない。案外バカだったりする。
しかし、時に見せる行動能力には目を見張るものがある。
好きなものは今のところ不明。嫌いなものは勉強、テスト、教師等。
好きな女子が居るとの噂(朱音が流した?)があるがやはり不明。
以上で説明終了。
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