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魔法剣士になりたくて  作者: 紫 ヤタガラス
第一章 華村カナエ才能の目覚め
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ガルデリニア王国へ向かおう!〜アーブランド高原を超えて〜

「さて、息巻いて家出したはいいけど流石に弱いままで行くと魔法剣士になる方法の訓練に耐えられないだろうからな。少し鍛えてから行こうかな!」 


 私はアーブランド高原にて少し鍛えていくことにした。所持金も少ないし、魔物を倒して素材を少しでもとっておけばガルデリニア王国についた時、換金してもらって宿代ぐらいは稼がないと。装備もちゃんとしたいしね。

 私の今の装備は母さんに誕生日にもらった華村家が15歳になると必ず与えられる。刀・華村。防具は皮の盾に、皮の鎧。これじゃきっと田舎もん丸出しよね。

 さてと!それじゃがんばりますかな!

 私は刀を片手に群がりおそってくる(主にスライム)魔物たちを狩りまくる!

 道中私に襲いかかる魔物たちをなぎ払い!倒し、素材を剥ぎ取り!

 そして数日後ガルデリニア王国の門前にまでたどり着く。


「はぁはぁはぁ。疲れたわ。いやー数日かけたとはいえ疲れたわー。こんなに魔物狩りながらなんて初めてだからね。まぁこんだけ素材取れればいいでしょ」


 私はスライムから剥ぎ取りまくった粘液を、瓶に詰めて5、6こ作れたものを眺める。家からいた瓶を持ち歩いてこんなによかったと思ったんは初めてだわー。

 それじゃガルデリニア王国に入ろうとすると門にいたものが。


「待て!そこの女!身分証を出せ」


 ・・・へ?身分証?


「身分証だ。身分証。まさか持ってないとか言わないよな?」


「えーと、そのー、あー。はい。持ってません」


「怪しいやつだな。刀なんぞぶら下げて。それで冒険者を名乗り身分証があるなら誰も怪しいとは思わぬが、貴様は怪しい。何用で我がガルデリニア王国を訪ねた?」


 ガルデリニア王国ってこんな門番で追い払われそうになるの?上坂さん私に説明していてくれてもよかったのに・・・。

 ん?そう言えば


「私、上坂アテグロさんに魔法剣士になる方法を教わりに来ました」


「何?紅蓮公・上坂アテグロ様に用だと?わかった。今、紅蓮公に聞いてみるからここで待っていろ。貴様、名前は?」


「私、華村カナエと言います」


 門番の人は私の名前を聞くと、上坂さんに確認するために王国へ入っていく。

 私はションボリと門番の人を待つ。待つこと数分。門番の人はすごい勢いで私の前にまで来て土下座する。


「ま、ま、ま、誠に申し訳ありませんでした!今までの無礼をお許しください。華村様、城で紅蓮公がお待ちです。私がご案内致します!」


 門番の人は私の手を取りダッシュでガルデリニア城に向かう。

 わ、わ、わ。はやーいー!門番の人以外と足早いー!

 門番の人足早くてあっという間に城についちゃった!

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