家族
「適性検査で落とされようとも魔法剣士になる方法はある。ただ適性がある人と違い、ないやつがなるという話になると相当辛い鍛錬に耐えなければならないし、最悪日常で使えるマナが使えなくなるかもしれない。それでもやる覚悟があるならガルデリニア王国を尋ねるといい」
「ガルデリニア王国に行けば私は魔法剣士の適正を得られるの?」
私は男に聞いて、男の人は
「きっかけを与え、なれる可能性を与えるだけだ。100パーセントなれる分けじゃない。それでもいいならこい」
男の人はその場から去る前に私は男の名前を聞く。
「あの!あなたのお名前は!」
「私か?私は上坂。上坂 アテグロだ。そうだな。ガルデリニア王国に来るのであれば城を訪ねた時、私が名前を出しておこう。君の名前は?」
「わ、私は華村カナエと言います。よろしくお願いします!」
「カナエだな。わかった。では王国に来てくれるのを期待しているよ。ではな」
今度こそアテグロさんは私のもとからさる。
魔法剣士になれる・・・。うますぎる話だとは思うけどなれる可能性があるなら私は・・・。キヌエとカマコ、母さんにもこの話を話さないと。
私はアテグロさんが去った後、私も家に帰宅する。
家に着く頃にはもう夜になっており私は家族たちが心配するからダッシュで帰る!
「ただいま。母さん!キヌエー!カマコー!」
「カナ姉、遅かったね。そんなに高原でたくさんスライム狩ってたの?」
私が玄関で可愛い妹たちの名前を叫ぶとキヌエだけ、私を迎えにきてくれた。
「あれ?キヌちゃんだけ?カマコちゃんは?」
「カマコなら寝たわよ。あの子はいい子だから。私はカナ姉を待ってたの昼にかえってきた時は話をはぐらかされたから」
「あ、その話なら母さんも入れて話がしたいの。私、上坂アテグロって人に魔法剣士になれるかもしれないっていわれたの!」
喜びながら私はキヌちゃんに言うと、キヌちゃんはえ?と
「魔法剣士適正検査落ちたんじゃないの?カナ姉」
「うん。適正検査はダメだったけど上坂さんが魔法剣士になれる方法を教えてくれるって。ただ日常生活でのマナの扱いができなくなるかもしれないって」
「それは聞き捨てならないわね。可愛い娘がマナを使えなくなるのは私はオススメできないわ」
奥の部屋から母さんが頭をかきながら歩いてくる。
私の母さん、華村ヒジリは華村剣道場5代目師範であり、剣術はまさにきれいな型を使う。
母さんの教えを受け、有名になった冒険者は後を立たず、母さんのおかげでアガー村に観光客などもきて村は多いに助かっている。
「か、母さん。私が魔法剣士になるの応援してくれたじゃない!」
「それはカナエが適正があればの話よ。可愛い娘がマナを日常生活で使えなくなるなんて。貰い手がいなくなるじゃない。それだけは困るわ」
母さんは将来のことを思い私に言うけど、私は魔法剣士を諦めらないから
「私、お母さんに反抗します!」