運命とも言える出会い
「魔法剣士の適正無しか・・・はぁー」
私は魔法剣士適正検査の結果を聞き、落ち込みながら家に向かう。
ほんとにため息しか出ない。これじゃあ私ただ剣士になりたいがために鍛えたような者じゃない。
それはそれでいいんだけれど・・・
「これからどうしようかな。魔法剣士になりたくてひたすら鍛えたのに。んー。あー!考えてたら頭痛くなってきちゃった!こういうときは木刀を振るのに限るわ」
私は家に木刀をとりに向かう。
私が魔法戦士を目指す理由は2つある。一つは誰でも憧れの職だから。
もう一つは私が幼少期、魔物に襲われ殺されそうだったところを魔法剣士に助けてもらったから。
颯爽と現れた魔法剣士は私の目の前で魔物を斬り刻んで殺してくれたわ。そして何も言わず去っていった。
かっこよすぎて魔法剣士になりたくなったわよもー!
そんな事を考えるている間に私は我が家に着く。
「ただいまー!お母さん。カナエは帰ってきましたよー」
私は玄関のドアを開けて叫ぶ。
「カナエ姉ちゃんおかえりー!」
玄関に走ってくる2人の小さい女。私の可愛い妹たちだ。
私より4つ下のキヌエ。そして7才下のカマコ。
キヌエは私より顔がよく道端の男性によくナンパされる。
カマコは愛らしく、人懐こい性格でいつも私が帰って来たらハグを要求してくる。
全く、可愛い妹たちだぜ!
「カナ姉、結果どうだったの?」
「聞かないでくれキヌエ。その話は今したくないのよー」
キヌエは私に結果を聞く。結果を聞いたらキヌエは絶対言うだろうからな・・・あの話を。
「落ちたならカナ姉に道場継いでもらわないと。そういう約束だったでしょ?カナ姉が魔法剣士の適正検査を受けるまでは私が継ぐということだけどダメな場合はカナ姉が継ぐって。約束したよね?」
そう。私の家は剣術道場を経営しており、長女の私は跡を継がなければならない。
だけど私は魔法剣士になるって夢があったからキヌエとそういう約束をしたんだ。
「ごめん。今からまた修行に出るから後でね。母さんにも言っといてたのんだよ〜」
私はそそくさと玄関に置いてある木刀を取り、家を出る。
「あ、カナ姉!」
「カナエ姉ちゃんいってらっしゃい〜」
キヌエは止めようとし、カマコは手を振って私を見送る。
「カナ姉め!まぁいつものことだし仕方ないか。そら、カマコ。お母さんのいる道場に戻りましょう」
「あーい」
キヌエはカマコに言うと、キヌエとカマコは手を繋ぎ華村道場に戻って行った。




