彼の日常を守るひとの人物紹介。
「では、お待ちかねの君の異能を発表しよう。」
するとメイドさんがどこからか太鼓をとりだしてきて、
ダララララララララララララララララララララララララッ
ダンッ!!
「君の異能は使いまわしの実験体です。」
メイドさんは決め顔だった。
「で、どんな異能なのですか?」
メイドさんは冷たい目になり、
「なぜ喜ばないのですか?」
え!?「いやだってどんな異能かわかんないから...。」
はあ
とメイドさんはため息を吐き「それもそうですけど、異能を見るの結構大変なんですよ?」
と言いもう一度ため息を吐き表情を元に戻し説明を始めました。
「では、ここで今までに登場した異能とその能力者を私ナンバー2優秀すぎる使用人がご紹介いたします。」
「あのー急にどうしたのですか?」
「気にしないでください。」
...
「気にしないでください。」
ナンバー7 夢幻と虚言の羊
「メリーさんはすごくマイペースな女の子です。てか幼女です。11歳ですし。メリーさんは早く大人になりたいのか、いつもビシッとスーツで決めています。微笑ましいですね。ですがメリーさんは見た目道理言動が可愛かったりすぐ涙目になったりしますが頭がすごくいいです。
異能は人の夢に干渉できます。基本的に自動設定であの夢の最後の求人を出しています。あと起きているひとにも白昼夢として幻術と使えます。ですがあの夢を見たひとにしか干渉できません。」
ナンバー4 厳しすぎる独身の読心通称あらさん
「性格は人にも自分にも厳しく高みを目指し過ぎて40まで独身を見事貫きました。容姿は長身、巨乳、美人で髪はセミロングで活発さと女らしさを兼ね備えたスーパー独身アラフォーです。そして怒ると怖いので気を付けましょう。メリーさんがよく怒られていますね。
異能は相手の心を読む力です。ですが半径3m程度の相手しか聞けないです。あまりあの人の近くでやましいことを考えないようにしてくださいね。」
ナンバー10,11 変わらない二重人格
「あれ?そんな人いましたか?」
「はい出ていますよ。ほら社長室に来るときに子供に会いましたよね。あの子は異能で二重人格になっています。どちらかというと同時並列思考です。記憶を共有しているしどちらであろうがおとなしい子ですから、どっちなのかわかりません。二人の違いといえばジギルくんが男の子でハイドちゃんは女の子です。」
「なんでその人達に会ったこと知ってるんですか?」
「メイドだからです。」
...
「ダメ社長の性で優秀ですから。」
ああー。
社長 社長の小さな威厳
「ダメ社長。」
...
自分と自分の影武者に逆光を出せる異能です。異能を調べる異能もありましたがメイドさんに移りました。
ナンバー2 優秀すぎる使用人
「ではでは、最強で優秀で才女の完璧な社長秘書兼メイドの私の紹介です。きゃっぴーーん。」(真顔&棒読み)
「私は基本的にダメ社長の世話係としてフリフリは少ないですがメイド服を着ています。そして外に出るときはスーツです。スーツもかっこかわいいですよ。
異能は仕える主がダメなほど私が優秀になります。そして現在ダメ社長に仕えていてかなり優秀になりました。ホントにダメな社長ですがそこだけは褒めてあげましょう。えらいえらい。流石私は寸胴鍋のように広ーい心の持ち主なんですね。わはははははーーー。」(真顔&棒読み)
「あなたの異能使いまわしの実験体はあるキーワードで特別な状態になれます。特別な状態の間は傷が自動で治ります。」
おおーすげー。
「発動していられる時間は今は10分くらいですね。これを過ぎると異能は自動終了し傷を治せなくなります。あと使いすぎるのも気をつけてください。異能も人の力でしかありません。体にどのような後遺症や変化が起こるかわかりません。気を付けてください。」
「さて二つ目の目的をクリアしたところで三つ目も終らせないとね。」
「三つ目ってなんですか?」
「ああ言ってなかったんだっけ。あの夢とこの組織の話。」
ちなみに
どんな風に相手の異能がわかるんですか?
「さぁ?何となくわかります。相手の目を見るとわかります。」
凄いな。でもなんで慌ててるんだろう?