奇妙な現実 作者: エイベル・ミーアポル 掲載日:2017/06/04 白も黒もない、色のない世界 ここにも陰鬱な旋律は流れてくる 僕らは敵中毒者 僕らはそれなしには生きていけない それらを腕に注射して、自らを奮い立たせる そして獲物を狙うヘビの様に、正義の鎌を振るう機会を狙っている もう僕らは自分自身ではない。 かくして正義の鎌は振り上げられる そしてまた、誰かの正義感が騒ぎ始める 僕が君になり、君が僕になる 死体はない ただ肉のない名前が吊るされている 死体はない 奇妙な現実だけがそこにある