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妄想論

読者の選択

作者: とびうお君

 今何が起きてるのか?これまでの常識が通用しない。そんな思いで小説を見てる人が多いと思います。それは小説の面白さに読者の選択する行動が強く絡むようになったからです。そしてそれが目に見える顕著な形で出てるのがランキングだとも言えます。それは小説より商品として見るとより分かりやすくなります。


 何故こんな作品が上位に来てるのか?この疑問がものすごい数ネットの中で飛び交っています。それはなろうの小説だけに限りません。受け手=消費者の選択の部分を加味してない古臭い創作の基礎しか持ってない人が困惑してるのに分かったつもりで虚偽を撒き散らすのが原因です。


 お金が関わってるとそれもありますが、無料でも受け手は出来る限り不快な気持ちを避ける事が重視されます。面白さを選ぶんじゃ無いです。不快を避けます。リスクを避ける傾向が高い。全く知らない中でどの作品を選択(探索)するか?それがものすごく重要になってきます。だから読む前からまずもう人気作品は決定しています。


 逆に私は作者の人にはランキングを過度に気にするなと思っています。すべての人が読んだ結果じゃないから気にしても仕方ないと思っています。ただ商品として売れて欲しい。なろうならランキングを上げたいなら話が変わってくると思います。その良い方法は?基本無いと思います。読む前に決定してるものに作者が出来る事など皆無です。


 私としては運営がそこは工夫するべきだと思います。作者が自分でやるべきじゃない。それがあのうっとしい長文タイトルにも繋がってると思います。いくらでもそういった工夫はあると思いますが、私は根本的にはもっと上の人がやらないと駄目だと思っています。現状のなろうで普通にやっていればそんなに他人と差をつけるようなものは無いと思います。


 そうじゃないと運営がやらなくちゃいけ無い事が無いからです。読者が選ぶ時の補助をするこれをどう作るか?そこは運営の課題なんだと思います。ただ分かるのは現状起きてる多くの人の不満は小説自体の面白さの問題より選ぶと言う事が今のままでは駄目だと言う点です。


 ジャンルも限界だと思うのは、数が多いファンタジーだけ細分化すればもっと便利になります。ですが漫画系の物語は様々なジャンルのミックスジュースこそが売りでそもそもジャンルを壊すための反則のような面白さが強いです。根本的にジャンルなんてものは漫画物語にあってない。しかも奇抜な変化が面白さの重要な部分なのに、型に嵌る作品を作り続けるなんてありえない。改変でかなり良くなったジャンルの部分はここらが限界で、逆にジャンルによる無理矢理なカテゴライズがかなり苦しいのを露呈する結果となりました。


 一つの提言としては、今のランキングはそのままで別のランキングを作るのも手かと思っています。すべての人が評価するという事は劣った人間が必ず混じるという事です。優秀な人を選ぶには劣った人を排除しなくちゃ絶対に駄目です。だから全員参加の多数決は目の肥えた人の評価が全く反映されません。評価者の選別が必要なランキングを作るべきだと思います。


 個人評価の問題はその人の好みに強く反映される点です。アマゾンなどはコレを利用して似た好みの人はこんな商品買って居ますと紹介します。ただこれはどうなのか?とは思います。同じ好みを持つ人の選別と言うのはかなり苦しいと思います。せいぜいなろうはファンタジーが好みの人が多いよね。これぐらいかと。これ以上精度の高い好みの絞込みは難しいかと思います。


 平均化して、好みとは違う部分で評価するのが選別された評価者によるランキングの意味です。本来なら個人の評価者を選び出すのが良いですが、あまりに好みによる決定が強くて読者の選択の助けになるか?は疑問があります。元のランキングを肯定して、そこから劣等評価者を排除していくってのが発想の根幹です。集団の中ですべてを選ぶのは駄目、切り捨てなければより優秀な集団は生まれません。


 最大の問題は、どうやって評価者の選別を行うのか?そこはまあ議論の余地があるんじゃないでしょうかね。私が考える事じゃないと思います。大事な事は全員参加型のランキングじゃ出来ない事があると言う問題提起です。


 ただし、私は今のランキングを否定してるわけじゃないです。今のランキングでは選べない欠陥を補うための別のランキングによって読者が選ぶ補助をすべきだと考えています。


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