死んでからプロポーズ
前話では『』が頭で思った事
「」が口に出した言葉にしてたのですが
『』を裕太「」を良枝にします
分かりにくくて すいません
学校が終わりの鐘を鳴らす
昨日の深夜アニメの録画を見るため 急いで帰宅する
学校前に家がある俺は 3分で家に着く
両親は共働きなので 当然居ない
俺は自由を満喫しながら 好きな餅をトースターで焼いて
深夜アニメを見ながら食べる
アニメがクライマックスに差し掛かった時に異変が起きた
喉に餅が詰まったのである
慌てた 確か掃除機で吸いとれる筈
滅多に掃除なんてしない俺はだけど
掃除機の場所は知ってる
コードを差し 掃除機を起動して 吸引口を口にもっていく
これで なんとか…その時 また不幸な出来事が起こる
停電である 俺は手足をばたつかせ もがき苦しむ
そして意識を失った…
『それで気がついたら良枝の頭の中に居たんだよ』
「自分の体に戻れないの?」
『んーー無理みたい 体をがっちり固定されてるようで動けない』
「私が見てる物を見ないようには出来ないの?」
『試してはいるんだけど 無理っぽい』
「どうしよう」
『俺は何も出来ないからさ 俺が見てないと考えてたらどうかな?』
「私の裸は旦那様にしか見せないもん」
『もし生き返れたら 良枝を嫁にする』
「本当に?」
『ほんとーに?』
「えへへ あー良かった」
『良かったのか?』
「あ…ううん なんでもない」
『変な奴』
「ひどーい 」
こんなグダグダな理由で 俺のプロポーズは受け入れられた