戦の栄光
「「「「皆さま…こんにちは!!」」」」
「霊夢です。」
「魔理沙だぜ。」
「樹助だ。」
「作者の岩盤浴です。」
「今回三人を呼んだ理由は、なんと!!」
「「「なんと!?」」」
「…なくです。」
「「「……………………………」」」
「やめて!!そんな目で見ないで!!」
「「「私達(僕達)を呼んでおいて…それは…」」」
「三人息ぴったりで恐い((((;゜Д゜)))………」
「じゃあ消えてもらおうか…樹助、魔理沙、行くわよ…」
「「おう!!」」
「何張り切ってるの…」
「行くぜ!!ファイナルスパーク!!」
「夢想天生!!」
「40の閃光!!」
「またミンチかよぉぉぉ!!」
ピチューン!!
「げ…げほげほ…そ、れでは…ゆ、ゆっくりして…いっ…てね…げほ!!」
「まだ息があったのか…」
「ゲ!!魔理沙!!」
「じゃあとどめを…」
「まった、ストッ「ミルキーウェイ!!」ぎゃぁぁぁ!!」
ピチューン!!
「幽々子…あんたまで…」
「お久しぶり…紫…」
「どうして…どうして!!私と貴女は親友だったじゃないの!!なのに…何で…何で…」
紫は泣いていた…解っていたとはいえ、友人が洗脳されたことと、それに早く気づかなかった自分の無力さで…」
「幽々子…命令だ…あの銀髪の今洗脳した妹紅というやつがいる。妹紅と一緒にメイド以外の二人を殺しでも構わないから捕まえろ…」
「はい、ソル様…」
「聖…逃げなさい!!ソルは私が引き受けた!!」
「紫さん!!泣いている暇があったら逃げて!!このままじゃ、幽々子さんを救うことができません!!」
「……ええ、聖、頼んだわ…」
紫は無気力な声で言って、立ち上がった。
「そんなことさせるか!!…ぐっ!!」
「貴女の相手は…私だ!!」
ソルがスキマを開こうとしたとき、咲夜がナイフを投げた。
「十六夜咲夜…時間を操る程度の能力か…面白い!!」
ソルは手に炎をまとわせ、咲夜に向かい走った。
「くらえ!!」
ソルが手を前に出したが、咲夜はナイフで弾いた。咲夜は後ろに下がり、ナイフを投げたが、ソルも炎のナイフを投げ、お互いにナイフを弾き、咲夜は時間を操り、ソルの背後に回った。しかし、ソルはスキマに潜り、咲夜から距離を取った。
「やるわね…」
「流石だな…妖夢や妹紅とは一味違うな…部下にする価値はある!!」
「貴女の部下になるくらいなら…死んだほうがましだ!!」
咲夜はスペルカードを取り出した。
「幻符『殺人ドール』!!」
ソルの視界に数えられないほどの数のナイフが移った。
「くっ…これは避けられないな…」
「くらいなさい!!」
「ぐわぁぁぁ!!」
ソルの悲鳴が白玉楼を包んだ。
「ソル様!!」
「まさか…ソル様がやられるなんて…」
「やった!!」
「これで洗脳されたみんなを…ってあれ?」
「紫?」
「ソルを倒したのに…妹紅と幽々子の洗脳が解けてない…!?」
「まさか…!?でもソルは…」
「じゃあ…ソルは生きている!?」
「まさか…「そのまさかだ…」え?」
「ソル!?」
「私は確かに殺された…しかし、私の能力を忘れたか!!」
「技を覚える能力がどう…あ!!」
「そうだ…妹紅の能力は死なない程度の能力、さらに、幽々子の死を操る程度の能力で、私は完璧な不老不死と化した!!」
「そ、そんな…!?」
「今度はこっちの番だ…スペルカード発動!!」
「爆符『ヘルダイナマイト』!!」
「新しいスペル!?っきゃあ!!」
ソルの弾幕が、空の咲夜を撃ち落とした…
ヘルダイナマイト…このスペルカードは、相手の周辺に巨大な弾幕を放ち、その弾幕から、小さな細かい弾幕が相手目掛けて飛んでいく。弾幕を避けるのは難しくないが、かすったり、多少でも当たった瞬間に爆発するという危険な技だ。
地面に落ちた咲夜の前に立ったソルは右手を上げ、発言した。
「私を殺しかけたのはお前か初めてだ…誉めてやろう…そして光栄に思うがいい、私の部下になれることを!!」
「咲夜!!」
「まずい…このままじゃ…咲夜さーん!!」
「精神操作!!」
しかし、咲夜はそこにいなかった……
霊夢達は白玉楼に着いた…そこには、案の定リリーホワイトがいた。
「春ですよー」
「あいつは洗脳されてないみたいだな…」
「ふう、安心したぜ…」
「無視して行きましょ…」
「あ、あんたレティじゃないの!!久しぶりね」
「ええ、ねえリリー、貴女この白玉楼の異変について何か知らないかしら?」
「うーん…特にないわ…」
「なんだ…所詮あんた馬鹿なのね…」
「チルノちゃん…余計なこと言わないの…」
「ごめんねレティ…」
「いいのよ…またね。」
レティは先を急いだ。
七分後…
「いたわね…」
「何よその言い方…」
メルランが霊夢に半ギレした…半と言うほどでもないが…
「三人に頼みがあるんだ…」
樹助は急に改まって言った。
「悪いが、邸の近くで演奏してほしいんだ…」
「何でよ…」
ルナサも若干不機嫌だった。なぜかは知らないが…
「おとり作戦だぜ。お前らが演奏したら、不審者と思いあいつらは弾幕を撃ってくる…私達はその弾幕を出したところに行く…そして黒幕を倒すという作戦だぜ。」
魔理沙がなぜかドヤ顔で言った。しかしリリカは…
「そう、単純過ぎる作戦ね…あと、敵に作戦を教えていいの?」
「…っ…!?」
「私達は…ソル様に忠誠を誓った貴女達の敵よ!!」
ルナサが樹助に襲ってきた…
「ダメだ…こいつらまで…」
「ソルずるすぎるわよ!!」
「どうする?」
「ともかく…戦うしかない!!俺はルナサをやる!!」
「私はメルラン!!」
「私はリリカだぜ!!」
樹助、霊夢、魔理沙は、プリズムリバー三姉妹と戦うことにした。
霊夢視点
「メルラン…あんた、洗脳されてるの?」
「ええ…洗脳により、私達はソル様の部下になったわ…」
「ひとつ聞くけど、洗脳されてる間も元の記憶はあるの?」
「あるわ…貴女のスペルも覚えているわ…」
「ならば…」
私は自分の霊力を高めた…
「私の新スペル…あんたに見せてあげるわ!!」
「貴女は、私と戦っていない…私のスペルを知らないわ…」
そうだった…完全に忘れていた。いや…一撃で決めれば関係ないわ…悪いけど…メルラン…本気で行かせてもらうわ!!
「行くわよ…霊夢!!スペルカード発動!! 管霊『ヒノファンタズム』!!」
「な…速い!!霊力を高められない!!集中したい…どこか隠れるところは…あった!!」
よし、行ける!!
「二重結界」
私は、メルランの弾幕に二重結界を放った。砂ぼこりが発生し、私とメルランは、それぞれ視界から消えた…
「よし、今だ!!」
霊力を高める…感じる…体の奥から沸き上がる力を!!
そして札に霊力を注ぐ…よし、あとは放つだけだ…
砂ぼこりが消えた…チャンスは一回…これを外したらメルランに弾幕を全て読まれ、勝率はガクンと下がるだろう…
メルランが近づいてきた…ソルの怪しい妖力も感じる…
完全に…捕らえた!!
「スペルカード発動!!極霊符『夢想栄光』!!」
私の札が光だした…メルランが目を眩ませた…これは…行けた!!
「はっ!!」
メルランが視力を取り戻した時には…7つの玉がメルランを包んでいた。
「しっ…しまった!!」
「輝け!!私の霊力!!」
「な…きゃあ!!」
メルランを私の玉が弾幕で包んだ…メルランは被弾し、地面に落ちて行った。
「ふう…終わった…後は白玉楼へ急げばいいだけね…妖夢…幽々子…待ってて…」
魔理沙視点
「久しぶりの戦いだなリリカ…」
「ええ…貴女は私と戦ったこともある。互いに技を理解している…それに戦闘技術や力は貴女は上…普通に戦っては勝ち目はないわね…」
「なら…普通にしか戦わせないぜ!!いくぞ!!」
私は星の弾幕をリリカに放ったが、ソルの妖力の影響か、アップした身体能力で回避した。
「魔理沙…その程度では私に当てるどころか…がすることすらできないわ!!」
リリカも弾幕を放った。私は弾幕で弾いた。それが原因で、私の視界が眩んでしまった。視界が晴れた時には…リリカの姿がなかった…
「ど…どこだ!!」
「後ろよ!!スペルカード発動!!『鍵霊『 ベーゼンドルファー神奏』!!」
「や、ヤバい!!ま、マスタースパーク!!」
リリカのスペルと私のスペルがぶつかり合った。マスタースパークは高火力だが、リリカのスペルはパワーアップしていたのでマスタースパークに負けない程のパワーになっていた。それどころか… 圧されてる!?
「どうしたの魔理沙!!貴女の力はその程度か!!」
「仕方がない…魔力の消費が多いが、使うしかない!!」
私はリリカの弾幕をかろうじて避けて、ミニ八卦炉をかまえた。
「リリカ…いくぜ!!これが私の…フルパワーだ!!スペルカード発動!!魔砲『ファイナルマスタースパーク』!! 」
さっきとは比べ物にならない極太レーザーを放った。リリカの弾幕は、全て飲み込まれ、レーザーは、リリカに直撃した…あまりの威力で、白玉楼の三割が飛んでいったが…気にしないでおこう…チルノもふっ飛んでいっていたが…
樹助視点
「聞くけどあんた誰?桜の異変の時にはいなかったよね…」
「俺か?俺は転生者だ。リリカ…お前は俺と戦ったことがない…真剣勝負をしようぜ!!」
「望むところよ!!」
だが残念だな…俺は転生者だから、東方妖妖夢をプレイしたことがある。ルナサのスペルカードはもう知っている…だから…
「悪いが、すぐ終わらさせていただこうか…」
「あら、随分と余裕そうね…ならば…本気で行かせてもらうわよ!!」
「スペルカード発動!!神弦『ストラディヴァリウス』!!」
先手を取ったのはルナサだった。ルナサの弾幕が俺に迫るが、俺は一本の剣を召喚した。そして、弾幕を弾いた。
「水剣『マーキュリウム』!!」
マーキュリウム…これは、水の剣を召喚するスペルだ。
「俺はマーキュリウムを片手にルナサに迫った。しかし、
「かかったわね!!はっ!!」
ルナサが見たこともない通常弾幕を放った。俺の右腕に二、三発当たり、マーキュリウムは消えてしまった。
「剣が消えたわね…これは、チャンス!!」
「ルナサが迫るが、もう手は打ってあった。彼女の後ろに六本手を設置したのだ。
「かかったのはお前だルナサ!!スペルカード発動!!指符『40の閃光』!!」
「え?しまった…きゃあ!!」
俺はルナサを倒し、霊夢と魔理沙に合流した。
俺達は白玉楼へ向かった。
白玉楼の門
白玉楼の門では、妖夢が庭の手入れをしていた。妖夢は、ソルではない妖力を感じた…振り返ると…
「貴女を危険人物リストに入れるのを忘れていました…」
「おやおや…私はそんなに影薄かったか?」
「今頃酒に酔っていると思いましてね…伊吹萃香…」
そこにいたのは鬼の、伊吹萃香だった…
は、はい、し、終了です。
たく、あの三人…出番なくしてやろうかな…
「おい!!」
あ、樹助さんだ\(^o^)/
「まだ死に足りないようだな…殺すしかないな…」
あ、あれは嘘だよ…それに、主役の樹助さんの出番なくしたらこの小説終わりますよ…
「ふざけんな!!誰が貴様の小説など読むか!!それに、霊夢の方が主役っぽいぞ!!」
そんなことありま…
「えっと…第二話のレティの台詞…気がついたら霊夢達と戦っていたわ…霊夢達!?樹助達じゃないのかよ!!」
あ、あれはレティが樹助さんを知らないからですy…
「それに、全体的に霊夢の台詞の方が多いぞ!!」
「え?何?私主役じゃないの!?」
あ、霊夢!!余計なことを…
「ほう…本人が間違う程か…消えてもらおうか!!」
いやまて…あんた達出番増やしたのに俺殺しすぎだろ…
「知るか!!マーキュリウム!!」
本日三回目えぇぇぇぇ!!
ピチューン!!
次回は萃香VS妖夢です。
え?私は誰だって?この小説のボスキャラのソルよ。