友の思い…そして、仲間から敵へ…
今回は、魔理沙VSアリスと、紫+???VSソルです。
紫達に最大の危機が迫ります!!
それでは、ゆっくりしていってね!!
「うそ!?アリスまでやられたの!?」
「また一人洗脳されたか!!」
「アリス…お前…」
霊夢と樹助は驚きを隠せなかったが、魔理沙は、驚きと同時に悔しそうな表情をしていた。
「畜生!!畜生!!…レティにアリス…私の大切な友達がまた…」
魔理沙は涙まで流していた…
「私はアリス・マーガトロイド…ソル様に忠誠を誓った…戦士よ!!」
「アリス自身の妖力が…ほぼなくなっている…」
アリスは、ソルに洗脳されたことにより、ソルの妖力に自分が飲み込まれかけていた…
「魔理沙…」
悔しがる魔理沙に、霊夢は声をかけることしか出来なくなっていた…
「ソル様の命令で…お、お前達の足止めをしに来た!!」
「アリス?」
藍はいち早く気づいた…アリスの様子が変だと…
「さ、さあ…行く…ぞ…」
「どうしたんだアリス!?」
魔理沙も異変に気づいた。
「ま、まさか、」
橙は察した…多分だが…わずかに残ったアリスの妖力が…わずかにアリス本人の人格を保っているのかもしれないと…
「魔理沙っ!!今のアリスを止められるのは…貴女しかいないわ!!貴女が…残っているアリスの人格を取り戻すのよ!!」
「うぅぅ…わ、私は…ソル様に忠誠を…マ…リ…サ…誓った…ば、馬鹿な!!私の人格はもう消え…お願い…わ…たしを…止…めて…うぅぅ!!」
「アリス…わかった…お前の残された思い…受け止めるぜ!!」
「う、嘘だ…嘘だぁぁぁ!!」
「もう無理しないで…魔理沙の思い…しっかり受け止めなさい…」
「行くぞアリス!!スペルカード発動!!」
「馬鹿な!!私は…私は…!!」
「邪魔な感情は消えろ!!恋符『マスタースパーク』!!」
魔理沙は、これまで見せたことのないほどの火力で…アリスにマスタースパークを放った…
「そんな…ソル様…もう、しわ、け、ございません…」
アリスはそう言っていたが…顔は笑っていた…
「…リス…ア…リス…アリス!!」
「う、ん…ま、魔理沙?」
「心配かけやがって…」
魔理沙は涙ぐんでいた…アリスが元に戻った嬉しさで…
「感動の場面中悪いけど、アリス…お前はソルに洗脳される前に何をしていた?」
「ソル?洗脳?なんのことかしら?」
「アリス…まさか今までの事覚えてないの?」
「ええ、今日の記憶は一切ないわ…」
アリスはレティのように洗脳中の記憶だけない訳ではなく、洗脳される少し前の記憶も消されているらしい…
「アリス…貴女魔理沙がいなければ今頃幻想郷を破滅へ導いていたのよ…魔理沙に礼ぐらい言っておきなさい…」
「あ、うん、ありがとう…魔理沙…」
アリスは不器用に礼をした。それに対し魔理沙は…
「気にすんなよ…友達を助けるのは当たり前だろ、それに、こっちはアリスが元に戻っただけで満足だ…」
魔理沙の返事にアリスは思わず泣き出してしまった。友人の意外で優しくて、暖かい一面に驚いたのと、その優しさに甘えたくなって…
「アリスはこれからこの出来事の解決に一緒に来るか?」
「グスッ…いや、私は今妖力がご覧の有り様だから、来ても戦力外になるだけだから…」
「そうか…じゃあまたな!!」
「ええ、異変解決頑張ってね~」
樹助達は、アリスと別れて、白玉楼へ向かった。
「咲夜!!」
「大丈夫紫?」
幽々子のスペルを使ったソルに殺されそうになった紫を助けたのは…紅魔館のメイド長、十六夜咲夜だった。
「よく来てくれたわね!!何でここに?」
「お嬢様がここで変な妖力を感じたから調査に行ってこいと言われて来たわ」
「十六夜咲夜か…こちらから来てくれたとは…探す手間が省けたな…」
「なんのことかは知らないけど、貴女…妖夢や幽々子を元に戻しなさい…しなければ…痛い目にあうわよ
咲夜が2本ナイフを取り出した。
「くっ…無理だな…そんなことしたら私の野望がぶち壊しだからな!!」
「あら、観念しないのね…それに、ここにいるのは私だけではないわ…」
咲夜がそう言うと…後ろから人影が2つ見えた。
「妹紅!!聖!! 」
「紫、助けに来たぜ!!」
「この幻想郷を支配しようとするなんて…許しません!!いざっ!!南無三!!」
「妹紅!!紫をつれて逃げなさい!!あいつは、紫の命を狙っているわ!!」
「わかった!!」
妹紅が紫をつれて逃げ出したと同時に…咲夜はナイフを…聖は弾幕を放った。
が、ソルはスキマに潜り、二人の攻撃をよけた…そして、紫と妹紅の前に現れた。
「そんな!!こいつ…スキマを使えるのかよ!!」
「いえ…こいつはスキマだけではなく…戦闘した相手の能力や技を覚える能力を持つの…」
「ああそうだ!!私にスペルカードを使っても、倍になって帰ってくるだけだ!!」
「妹紅さん!!紫さん!!」
聖が叫んだ時には遅かった…ソルが弾幕を放ち、妹紅の下半身は吹き飛ばされた…
「妹紅!!きゃあ!!」
「妹紅も使えると思ったがな…私に逆らうやつは殺すしかないからな…」
「……っ…!!」
「さっきも言ったが…お前だけは絶対生かしておけないんだ…私の野望のために死ね…」
ソルが紫の首を締め上げた。そして、左手を上げた…ソルの左手に今までとは比べ物にならないほど巨大な弾幕が宿った…その時…
「スペルカード発動!! 『フェニックス再誕』!!」
妹紅がラストワードを放った。それと同時に、全ての力を使いきった妹紅は、その場で倒れた…
「妹紅!!」
「リザレクションか…流石は不老不死…」
「妹紅さん!!しっかりしてください!!」
妹紅は、わずかに残った意識で、聖に話しかけた。
「だ…大丈夫だ…ひ…じ…り…紫を…つ…れて…逃げ…て…くれ…」
「妹紅さん!!」
「なんだ…まだ意識があったか…ならば洗脳して…私の部下にしてやる!!」
「だ…れが…き、貴様なんか…に…」
「お前だよ…精神操作!!」
「や、やめ…うわぁぁぁ!!」
「妹紅!!」
妹紅は、ソルに洗脳されて、地面に倒れた…
「妹紅さん!!あんなやつに洗脳されては駄目です!!しっかりしてください!!」
「………」
「おやおや、私の洗脳が強すぎて耐えられなかったか?その程度のやつだったとは…残念だ…」
「き、貴様ぁぁぁ!!よくも…よくも妹「そんなことありません…ソル様…」紅を…って妹紅!?」
「私の力をなめられては困ります…私は…あのとき貴女に忠誠を誓った部下ですから…」
「ほう…私の妖力を体内にまとってその妖力でリザレクションしたか…なかなかのやつだ…」
妹紅は洗脳された…アリスのようなわずかな人格は全くなく…妖力もソルので満ちていた…
「よし、妹紅…立派な部下に最初の命令だ…あの銀髪のメイド以外の二人を捕まえろ…銀髪以外殺しても構わんが、銀髪は殺してはいかない…わかったな」
「かしこまりました…ソル様…」
「妹紅さん…」
「聖…今すぐ紫をつれて逃げて!!あいつは…貴女と紫の命を狙っているわ!!…早く!!」
「わ、わかりました…咲夜さん、お気をつけて…」
「妹紅だけではかつて妹紅を倒した紫もいるから無理だな…ならば…出てこい!!
幽々子よ!!」
「!!?」
ソルがそう言うと、手前のドアからピンク色の髪の亡霊…西行寺幽々子が現れた…
はい、終了です。もう自分の作品見直すと中二病感がぱなくてはずいです。さて次回は、樹助、プリズムリバー三姉妹に合う、咲夜、絶体絶命、妖夢VS新たな危機人物、の三本です。来週(嘘)もまた見てくださいね♪じゃん、けん、ポン!!(パー)うふふふふ♪
ふざけ過ぎました…
みなさまさようなら!!