本当の目的
皆さんこんばんは!!岩盤浴です!!今回は少し長めです。ソルの過去、そして目的が明らかに…
あと、射命丸VS救出班はあまり書いていません…
それでは、ゆっくりしていってね!!
「射命丸…」
紫、チルノ、大妖精、橙、こいしの五人は射命丸文に脱出を妨害されていた。
「最速の天狗の私をなめないでください!!さて…紫さんを返してもらいましょうか…」
「紫しゃまは渡さないよ!!」
「セッカクくろーして取り戻したからやだ!!」
「チルノちゃん…苦労と言うほどでもないよ…」
「あやー、美鈴さん何やってんですか…そもそも何でソル様は美鈴さんを見張りにしたんでしょうかね…」
「確かにそれ共感できる…」
と言ったら五人に強風が襲った。
「まあ、ここで私が取り戻せばいいんですがね!!」
「っく…!!橙…貴女はスキマのことをこの四人の中で一番知っている!!だから、みんなをつれて逃げて!!」
「紫様!!そんなことできません!!」
「時間がないの!!早く!!」
「でも……」
「仕方ないわ…」
紫は橙をつかんでスキマに入れた。
「ほら!!みんなも早く!!」
大妖精とこいしは走り出した。チルノは…
「………」
「チルノも!!」
「あたい、ここに残る!!」
「!!?」
チルノは目付きを変えていた。その戦意は、嘘ではなく真剣だった。
「何言ってんのよ!!射命丸は強い!!貴女が戦って勝てる相手じゃないわ!!」
「確かに…あたいは強いけど、妖怪の中でも強いの射命丸には敵わない…でも!!」
チルノが弾幕を放った。弾幕が射命丸の左腕をとらえ、当たった。
「レティも戦ってるんだ!!友達を守ると約束したから!!あたいは…友達を…紫を守るんだ!!」
チルノは弾幕を連射した。射命丸の周辺に砂ぼこりが舞った。
「チルノ…わかったわ!!」
「あやー、たかが妖精のくせに妖怪に立ち向かうなんて…勇気だけは認めてあげますよ。しかし…」
射命丸も弾幕を放った。
「ぐっ!!」
「チルノ!!」
射命丸の弾幕がチルノに当たった。
「勇気だけじゃ越えられない壁があるんですよ!!」
「チルノ!!…しっかりして!!」
砂ぼこりの中から、小柄な体が出てきた。
「へっへーんだ!!」
「チルノ!!」
「あたいは氷のシールドをつくって耐えてたんだよ!!安心して紫…あたいは最強だから!!」
チルノが空に飛んだ。射命丸は…
「空中で私に勝てると思わないでください!!疾風『風神少女』!!」
射命丸がスペルカードを宣言した。
「おわっ!!危ねえ…」
チルノはかろうじて避けた。紫はしたから…
「チルノ、反撃開始よ!!境符『四重結界』!!」
紫もスペルカードを発動した。紫の弾幕が射命丸に迫り、それに対して射命丸は…
「こんなのは私のスピードで余裕です!!いきますよ紫さん!!」
「させないよ!!」
「!!?」
射命丸の後ろにチルノが浮いていた。
「凍符『パーフェクトフリーズ』!!」
チルノが射命丸にスペルを放った。射命丸はまともにくらい、翼が凍りついた。そして、地面に落ちていった。
「チルノ…貴女やるわね…流石最強wね。」
「あれ?何か今誉められたのに気分悪いんだけど…」
「気のせいよ」
紫はクスクスと笑っていた。すると、近くの瓦礫から声がした。
「貴女はもう許しません…所詮妖精の分際で私の翼を凍らせるなんて…」
「「!?」」
射命丸が出てきた。
「殺してあげましょう!!」
射命丸がチルノに弾幕を撃った。
「チルノ!!」
チルノはじっとしていた…妖力をチャージして、構えていた。射命丸の弾幕がチルノの頬をかすったその時…
「あたいの新スペルいくよ!!絶冷『絶対零度』!!」
「んなっ…!!」
射命丸の足下から氷山が出てきた。射命丸はバランスを崩し、倒れ込んだ。
「今よ!!紫!!」
「紫奥義『弾幕結界』!!」
紫がこれまでにない威力でスペルカードを発動した。
「し、しまった!!ああ!!」
射命丸が落ちた…チルノと紫の勝利だ。
「チルノ…」
「何?」
「貴女のそのスペルについて説明してもらえるかしら?」
「ああ、あれね。あれは相手の足に氷山を出現させてバランスを崩したら氷山とあたいが弾幕を撃つんだよ!!あたいやっぱさいきょーだね!!」
「ふふっ…そうね…さあ、スキマを開くから入りなさい…霊夢達を助けにいくわよ!!」
「うん!!」
チルノと紫はスキマに潜った。
「霊符『夢想封印』!!」
霊夢がスペルカードを宣言した。
「爆符『ヘルダイナマイト』!!」
ソルもスペルで対抗した。
二つの強力な弾幕がぶつかりあった
「すきありだ!!指符『40の閃光』!!」
樹助が背後からスペルを発動した。先程とは違い、威力、スピードが何倍も向上していた。
「ぐう…こいつは…」
ソルがリザレクションを使い、傷を回復させた。
「まてよ…こいつの覚醒…これはある種の妖怪にしかできないはず…だがその妖怪は幻想郷には私以外しかいない…!!そうか!!やっと見つけたぞ…」
ソルが妖力を上げた。そして…
「 久しぶりだな!!…弟…木山樹助…いや、ラス・ファイナよ!!」
「「!!?」」
樹助と霊夢は驚きを隠せなかった…ソルの背中には樹助のような翼が生えていた。
「き…貴様が…俺の姉…!?」
「ああそうだ!!まさか野望を達成される前に幻想郷でお前に会えるとはな!!」
「ど…どうゆうこと?」
「お前にも野望がわからなければな…教えてやろう!!私が幻想郷を支配して何をしたいか!!」
白玉楼に静寂が訪れた…
白玉楼門の前
「よっと!!」
「紫しゃま!!大丈夫ですか?」
「チルノちゃん…大丈夫?」
「橙!!みんな!!無事だったのね!!」
「スキマがよくわからなくなって結局こいしの無意識に頼ってしまいました…」
「えっへーん!!」
「流石こいしの無意識ね!!あたい位すごい!!」
「あと、私の能力でソルに目的を無意識に脳内に送ってもらったの!!」
「何そのチート…」
「で、大変なんだよ!!」
「私は…小さい頃から…外の世界でも妖怪だった…」
八年前、外の世界
ソル視点
「はぁ…はぁ…はぁ…」
「ラス、大丈夫…?」
死にたくない…その一心で走り続けた。
私は妖怪だった。そこで周りの人々が私とラスを殺してしまおうと考えた。ラスは人間なのに…
「いたぞ!!」
「化け物め!!死んじまえ!!」
「あっ!!」
私達は包囲された。私はラスを抱きしめた。
「ひどいよ!!何で私は何もしていないのに!!それに…ラスは人間よ!!」
「黙れ!!貴様の存在が罪なのだ!!大人しく死ね!!」
銃声がなった。私の肩から血が流れ、ラスの口の周辺についた。
「あうっ!!…」
「姉さん!!」
私は倒れ込んだ。そしたらラスは…
「よくも…よくも姉さんを!!」
ラスが私の前に出た。
「うおぉぉ!!」
「何で…まさか…私の血を舐めて妖怪に!?」
ラスの背中に翼が生えていた。
「許さない…絶対に!!」
「ラス、やめなさい!!」
私はラスに魔法をかけた。ラスは消えた。私が別世界に送ったのだ。
「化け物が…一人消えた!?いや、チャンスだ!!捕まえろ!!」
「しまった!!」
私は何人もの人間に捕まえられた。
「抵抗できなくなったな…撃て!!」
銃声がなり、私の視界が真っ暗になった…
「……はっ!!…あれ?」
私が目を覚ましたら、周辺が変わっていた。ここは何処だ?
「気づいたようね…」
「だ、誰?」
一人の女性が出てきた。
「私は八雲紫。貴女をこの世界に送ったのは私よ。というか貴女は一度死にかけたところを私が助けたの。ここは幻想郷。貴女の世界とは違う世界よ。」
「幻想郷…あっ…ありがとう!!」
私はドアから出た。
「……幻想郷…強い奴が多そうだ…この世界を支配すれば…人間に復讐できる…」
こうして私の野望がスタートした。
「そして、この世界の博麗大結界を破壊し、幻想郷と外の世界を一つにして、外の世界の奴らに復讐する…そのために、博麗霊夢…お前は邪魔だ!!」
ソルが霊夢に攻撃を始めた。
「くっ…」
「さあ!!ラスよ!!私と外の世界の人間に復讐しよう!!我々の恨みを…ぶつけてやろう!!」
「俺は…」
「樹助!!ダメよ!!たとえあいつがあんたの姉でも、貴方は幻想郷の住人よ!!それに、倒された魔理沙のためにも!!貴方は…戦うのよ!!」
「俺は…」
樹助の表情が固まった…
「幻想郷の…みんなの家族だ!!お前の家族なんかじゃない!!」
樹助が突撃した。片手に魔理沙の箒を持ちながら…
「ほう…それがお前の答えか…」
「うおぉぉ!!」
樹助が新たな剣を召喚した。
「神剣『ゴッドヘブン』!!」
ゴッドヘブン…この剣は、幻想郷の山奥で封印されていた伝説の剣だ。使った者は力に飲まれ、暴走する可能性がある…
「いいだろう!!貴様は…私の弟じゃないからな!!」
ソルはダークソードを召喚した。
二つの剣を持った影がぶつかった。そこには…
互いに剣で心臓を貫通させている二人がいた。
はい、終了です。ラス・ファイナ…樹助の本名が…なんかラスも樹助もネーミングセンスがないですね…
次回、決着…
皆さんさようなら!!