第4話 初依頼そして・・・
本日3回目
それ程暇だったんです(笑)
さて、ギルド登録したしこのまま依頼を受けてしまおうどうせFランクだ簡単だろうしね
さて...Fランクと言ってもいろいろあるなあ
雑用ばっかだけど...雑用ばっかだけど
大事なことなので2回言いたくなりました
雑用ばっかじゃん...泣けてくる
お~お約束の薬草採取があるじゃないか
これ行こう
メル草採取
ランク F
報酬 メル草1本につき銅貨1枚
詳細 定期依頼、回復ポーションの原料であるメル草の採集
これならよさそうだうん
しかしメル草ねえ
メルかあ、何故か気になる名前だ
記憶がないのになぜだろう
きっと友達かなんかの名前だったんだなうんそういうことにしておこう
メル...
さて、気を取り直して依頼書を受付まで持っていこう
うむ、さっきとは違う人のようだ
「はいメル草の依頼ですね、メル草なら西の森で取れるはずです。浅いとこでは魔物はあまり出ませんから大丈夫ですよ。それでは行ってらっしゃいませ。レイさん」
「どうして俺の名前を知っているんだ?」
「受付の仕事をしているものならこれくらい常識ですよ」
「そうなのか」
受付嬢というものはすごいんだな
まあいい行くか
そうして俺は西の森に向かうことにした
このとき俺は武器の存在をすっかり忘れていた
まあ使うことはなかったんだけどね
ギルドを出て西門まで歩いていく
ギルドでこの国の地図を軽く見せてもらったので道に迷うことはない
その辺は抜かりはない
この国は東西南北に門があるようだ好きな方向から出れるなんて便利だ
門を出て歩くこと20分着いた
案外近いな
さてメル草はどこかなー
道なき道を探してすぐ広がったところに出た
あたり一面メル草でいっぱいだった
200本くらい余裕であるんだが...
「今日は幸運の神様にでも愛されてるのか?」
今日はあり得ないほどついていた
襲われたが何もせずにあいては逃げていき
路地から出れば目的のギルドの目の前
メル草はあたり一面
魔力は...うん残念だったけどね
「しかし、これだけたくさんどうやって持って帰るんだよ。あ、そういえばメニューとかいうスキルもらったんだった」
そうつぶやいたとたん目の前にゲームのような画面が現れた
なになに?
メニュー
・アイテムボックス
・ステータス
・パーティ
・メニュー設定
ん?設定って何だ
メニュー設定
・鑑定自動化 OFF
・地図 OFF
おうこんなのあったなとりあえず全部オンにしておこう
その瞬間、俺の頭の中で地図が開かれた
お、おう。不思議な感覚だ頭の中に地図がある
しかもとても正確で何処までも見れる
世界の裏側も見れるぞこれしかも立体的に
こんなのがLv.1でいいのだろうか
鑑定もしてみるか
名前 メル草
効果 傷の治癒、軽い解毒作用
鮮度 良好
傷 無し
価値 銅貨1枚相当
詳細 生息地帯は森であれば基本何処にでも生えている、乾燥させた後、細かくし綺麗な水に入れて暗所で3日ほど保管することで回復ポーションを作ることができる。詳細は回復ポーションを鑑定。このメル草の起源は523年5ヶ月2日前東の国ゼニスの薬剤師セリア・ニバル、男、当時46歳が発見しその生態を研究、栽培したことが始まりであり・・・・・・・・・
なんだこれは...鑑定しすぎだろう
どうなってるそして俺は急いでステータスをみるのであった
・ステータス
名前 レイ・アルヴェニア
性別 男
年齢 18
称号 神に祝福されし者(超幸運効果)
魔力量 5
スキル メニューLv.5 異世界言語Lv.5 支配Lv.5 アブソリュート
メニューLv.5
アイテムボックス上限無し
鑑定ありとあらゆるものをみる
地図世界中、立体効果有り、ダンジョンの中も可能
異世界言語Lv.5
世界中の言語を読み書きできる。失われた古代言語や新言語そして精霊などの普通では会話のできないものとの意思疎通が可能
支配Lv.5
この世に存在するありとあらゆるものの支配が可能。ただし自我の存在するものの支配は不可、意識を失っているのならばその限りではない
アブソリュート(LV.無)
習得したスキルを無条件で5まで引き上げる。ただしこのスキルにより通常のスキルは習得しにくくなる
なん.....だこれは
アブソリュート?おかしいだろこのスキル5っていや5ってこの世界の最高峰のレベルじゃないか
それを無条件で引き上げるって...まあそのせいでほかのスキルは習得しにくくなっているみたいだが
チートすぎる...
そして今までの幸運は称号のせいだったわけか
しかし、あの神の祝福か...いらねえ
メル草をアイテムボックスの中へ入れた後、俺は支配を試してみることにした
ちなみにメル草は全部で254本あった...うん多いね
どうやって使うのだろう、とりあえず念じるか
しかし何を支配しよう。支配と言っても何ができるのだろう
近くに川が流れていたので俺は水を支配してみることにした
水ならやりやすそうだしね
意識を集中させ水の流れを遮りたいと念じる
すると、水の流れが止まってしまった
「おー、これが支配か。このまま水が操れるだろうか」
とりあえず水を手のひらの上に丸く集めることにした
うまくできた、そのまま形を変え伸ばしたり縮めたりとしてみる
自分が想像したとおりにしっかりと形を変えてくれるのでとてもおもしろかった
猫を作ってみる。とりあえず出来たがアニメみたいな猫になった
「あれ?あ、そうか想像が大事だったな」
さっきは猫と言うことでアニメ風の猫を思い浮かべていたので今度はしっかりと現実の猫を思い浮かべる
すると、細部まで綺麗に出来た猫が出来上がった。毛も一本一本作られている
「おー、これはすごい」
その猫を操り地面を走らせる。本当に生きているみたいだ、ただし半透明だが
その後いろいろと試したら空気中にある水分から水を作ったり、重力を反転させ浮いてみたり、空気を圧縮して木に撃ち付けたりといろんなことをした
木に撃ちつけたら木にぽっかりと穴が開いた
うん、さすがだな俺
魔法が使えなくて落ち込んでいたがこれはこれで魔法より便利な力が使えるのでラッキーだ
ガサガサ...
目の前の茂みが揺れる
「なんだ?」
茂みから1匹の魔物が現れた
名前 ヘルハウンド
ランク C
状態 空腹
鑑定をしてみるとヘルハウンドという名前らしい
ちなみに鑑定はどの程度表示させるか練習して感覚をつかんだのでさっきみたいな酷いことにはもうならない
「グルルルルルッ」
ヘルハウンドは若干興奮気味のようだ、空腹により俺が美味しそうな獲物に見えているのだろう
丁度いい機会なので支配を使って戦闘を行ってみようと思う
「さてさて、やりますか」
俺は空気中から水を集め...なんてことはせず
空気中にある小さな水分をそのまま一斉にヘルハウンドへと高速で放った
シュッ
そんな小さな音とともにヘルハウンドは声を上げることなくその身を赤く染め上げ息絶えた
「いや...失敗した。こんなになるとは予想外だ」
小さい水で散弾のように全身を貫かれたヘルハウンドは真っ赤だった
小さいから穴は見えないけどうん、酷い有様だ
初戦闘がこんなグロい結果になるなんて、ついてないな
いや、俺がやったんだけどね
こうして俺の異世界初戦闘は終わった
ほら剣使わなかったでしょ?
次回魔法を使う!
どうやってかって?それはお楽しみに