第3話 絶望を贈ろうか。ハイ頂きました(泣)
本日2回目の投稿
「え?え?マジですか?ほんとに?無理?」
俺は再度受け付けのお姉さんに問うイヤ本当マジえ?
「はい...残念なことですが。私も酷な事言うようで辛いですがレイ君に魔法は使えません」
どうしてこんなことになったのだろう...それは冒険者登録をする時まで遡らなければならない
ガヤガヤ...
周りは賑やかで何よりだ
俺はこれから始まる冒険者登録に期待を膨らませている
さて、と受付までたどり着いた
「はじめまして、ようこそ冒険者ギルドメルド国本部へ」
どうやらこの受付はここに在籍している冒険者全員の顔を記憶しているのだろう
だから俺が初めてだとわかったのだ...多分
そしてこの国の名前はメルドというらしい
「本日の御用は冒険者登録ですか?」
「ああ」
俺は答える
「それではこの紙に必要事項を記入してください」
そう言って紙を渡される
おい待て、俺は文字を書けるのか?
いや、大丈夫なはずだ神からもらったスキルを信じよう
断じて神を信じるわけではない、そこを勘違いしないように
あんな変態信じてたまるか
新規冒険者登録用紙
名前
年齢
魔力量
目的
ふむ、少ないな
と言うか、俺は自分の名前わからないんだった
あの変態に記憶を消されたようで思い出せそうもない
しかたない、自分で考えるか
その結果こうなった
新規冒険者登録用紙
名前 レイ・アルヴェニア
年齢 18
魔力量 わからない
目的 金儲け
うむ、自分で考えた割にはいい名前だと思う
年齢は18にしておいた
この世界では何歳からか成人だとかわからないがとりあえず18にしておけば何とかなるだろう
「はい、ありがとうございます。あら、魔力量がわからないんですね、これから調べましょうかついてきてください」
なぜ魔力量など書く必要があるか尋ねてみると
魔力量によりはじめの開始ランクに若干考慮されるらしい
まあそうだな実力があるのに最低ランクからやるのは面倒そうだ
「はいつきましたここでレイ君の魔力量を測りますね」
着いたようだ、少しくらい部屋でなにやら中央に水晶が置かれている
うん、水晶かテンプレだな
「この水晶に魔力を流せば数値として浮かび上がります。魔力の流し方はわかりますか?」
「大丈夫だ」
魔力は大丈夫だ、この世界に来てから自分の中に暖かいものがあるのを感じる
これを手のひらに集めて水晶に翳せばいいのだろう
テンプラテンプラ、間違ったテンプレだ
気を落ち着かせる、自分の中に意識を集中さ魔力を手のひらに集めていく
「こ、これは!」
なにやら受付嬢が驚いている、俺は目を瞑っているため自分の魔力量がわからない
そして魔力を流すのをやめた
水晶を見るともう数値は浮かび上がってないらしい
「結果はどうだったんだ?」
俺は結果が気になってしかたない
さっき驚いていたようなのでもしかしたらとても魔力が多かったのかもしれない
大抵このような話は魔力が多いものだろう
「とても申しにくい数値でしたが...これもレイ君のためです。」
???どういうことだろう申しにくいとは
多すぎて言葉にできないのだろうか
「5です...」
「5?それは多いのか?」
俺としては基準がわからないのでなんとも言いようがない
「えっと...一般人な魔力量の平均は100です。魔法を使いたいならば1万は欲しいところですね。これでは生活魔法すら使えませんね。SSランクの人たちであれば最低でも100万はあります」
え?俺は受付嬢が何か言っているがうまく理解できなかった
生活魔法何だそれはそんなことより攻撃魔法は?え?
「残念ながら、レイ君には魔法は使えませんね」
「え?え?マジですか?ほんとに?無理?」
俺は再度受付嬢に問うイヤ本当マジえ?
「はい...残念なことですが。私も酷な事言うようで辛いですがレイ君に魔法は使えません」
こうして冒頭に繋がるわけだ
こうして俺は絶望した...異世界に来て魔法が使えないなんて・・・
「それではレイ君はFランクからになります」
絶望しながら俺は受付嬢の説明を聞いていた
魔法がだめなら剣で強くなろうそう決めたとき説明は終わっていた
まとめるとこうだ
冒険者にはランクがありそれは下から
F・E・D・C・B・A・S・SSだという
中でもSSランクは現在3人しか存在してないらしい
依頼を受ける時は掲示板にある紙を受付まで持っていけばいいらしい
基本依頼は自分のランク以下のものしか受けられない
中には指名以来というのもあってお偉いさんが依頼を指名して出すこともあるようだ
まあこれは高ランクの冒険者にしかないらしいが
ランクを上げるにはランクアップ依頼と言う物を受ければいいらしい
これはいつでも自由に受けれるようだ
ただしSランクになるにはお偉いさんから人格やその功績を認められ専用のランクアップ試験を受けなければいけないらしい
SSランクになるにはさらに厳しくSSランク本人から認められなくてはならないらしい
SSランクともなれば王に次ぐ権力をもっており非常時には王ですらその意見を飲まなくならねばならないほどの権限があるという
そんなものに認められるとか・・・不可能だ
「はいではこれがレイ君のギルドカードですなくすと再発行にそれなりにお金がかかるので気をつけてください」
ギルドカードは銀色のプレートのようなものだった
Sランクになれば金色になるらしいSSランクは黒だとか
SSランクのギルドカードを使えば公共機関が無料で使えるらしい
高級ホテルに泊まり放題だな、いやホテルではなくこの場合宿屋かな?まあよくわからんがセコイな
こうしてギルドカードを受け取り俺はようやく冒険者になった
次回初依頼そして
レイのスキルの判明です