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ボケ物語  作者: 亀吉
2/2

妖怪にようかい?

「ミーン、ミーン、ミリーン」


(いやちょっとちがうでしょそれ・・・)


うだるような暑さの中、ランニング後の休憩をとりながら、青年は心の中で、セミに突っ込みをいれた。

いれてどうなるというわけではないが。


青年は潜木竜也という名前だ。顔はいい方、運動も勉強もまあまあ出来る。ただ興味を持たなければなにもしない、学生の本分の勉強でさえも。



竜也は高校生で、いまは夏休み。今日は部活もなし。学校もなし。夏休みの課題はやる気なし。


とくにすることもないので、走ってみた。理由はなんか走ってみたくなったから。


「疲れた〜・・・」


当然だ。


先程公園と言ったが、この公園には大きめの池がある。具体的にいうと101○ワンちゃんでも軽々入るぐらいだ。


「なんかないかな〜・・・」


そして今、竜也はその池の方を向いていた。期待せずに、あまり疲れない、それでいて面白そうな出来事を求めて。


「僕がいますよー」


すると、池から声が聞こえてきた。


「・・・は?」


周りに誰もいない状態でつぶやいた独り言に、まさか答える奴がいるとは思わず、間抜けな声をあげてしまった。


「こんにちは・・・ってあつ!あっつっっ!ねえ!もしかしていまって夏!?」


呆然としていたら、なんか皿を頭に乗っけたやつが池から出てきて大声で叫び始めた。


「え!?ちょとまってそれはだめそこはだめあぶごぼぼ!!!」


なので踏んづけて池に戻しておいた。勿論踏んだのは皿の部分だ。


「さーって帰るかな〜。十分休んだしコンビニでアイスでも買ってから〜・・・」


そして家に帰るために公園から走って出て行・・・・・こうとした。


「うー・・・げほっげほっ・・・ってひどくない!?話しかけてきたから答えて出てきたら、無視ならまだしも踏んづけてもどすって!しかもお皿はだめでしょ・・・ってあー!割れてる!?割れかけてる〜っ!?」


が、なんか出てきた。


「ちょっと責任とって直して・・・って全速力で逃げんなー!割れた皿投げつけるぞこら!!!」


できんのか?


「ちっ・・・こんな疲れそうなイベントはいいや。マスターッ!チェンジで。」


「できないよ!?というかむしろこのお皿を新しいのにチェンジプリーズ!!!!」


「てめーはまずその脳みそを新品のもんに取り替えて一からやり直せ!!・・・あ、捨てようと思ってたボロっボロの皿ならいいぞ?」


「ひどいね君!!それむしろ悪くなってやがりますよねこのヤロー!!」


「うるせえ騒ぐな!近所迷惑だ!つかなんだお前!河童か!?なら溺れんなや!じゃなくて季節ぐらい知っとけ!!!じゃなくて・・・・・・



何で河童が出てきてんだこの野郎おおおおーっ!!!!」


「ミリーン、ミリーン、ちりーん!!!」


「「それはポ○モン!!」」


まだセミは鳴いていた。

妖怪登場。


あんまり強くも怖くもなさそうなやつが出てきました。


見た目人と同じ。ただ、さらを頭に乗っけています。いつか詳しい人物紹介もしたいと思います。

次回、みんなが知ってる河童事情と、驚愕(?)の能力が明かされる!!!・・かも?

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