姉の姉による姉のための専制政治
一作目も終わってないのに二作目を作ってしまいました
今度は幽霊とか秘密結社とかそんな非現実的なものはでてこないので書いてる私ものびのび書けました
どうか楽しんで見てください
専制政治とは権力者が自分の好きなように政治を行うことである。
これは独裁政治とどう違うのか?
子供の頃俺は考えてみたことがある
独裁政治は国民に選ばれて権力者になったもの。
専制政治は国民に選ばれず権力者になったもの。
俺はこう思った
「じゃあ俺の家の政治は姉ちゃんの専制政治だ」
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時は流れ2015年
俺、林道海斗は高校一年間だ
家族構成は姉との二人暮らし
両親は俺が小三のころ
「ちょっくら徳川埋蔵金探してくるわ!!」
と言ったっきり帰ってこない
皆は姉と言われててどんなどんな想像をするだろうか?
優しい姉?姉御はだの姉?気弱な姉?うちの姉は全部違う
「おーいうみ!これ、春休みの宿題。やっといて」
高校三年生の姉、林道美希は俺のことを「うみ」と呼ぶ
そして高一の俺に高三の宿題を押し付けてくる
「やだよ姉ちゃん、俺にだって宿題が…」
「はぁ?」
姉が地獄のそこから響き渡るような声で振り返る
「ねぇうみ?あなたいつ私がそんな口聞いていいって言った?えぇ?」
「あ、いや…それは…」
「あんたはぁ、私のぉ、言うことをぉ、黙ってぇ、聞けばぁ、いいのぉ。」
「でも…」
「い・い・?」
「は、はい…」
こんな感じです。
姉は俺にほとんどの事を強要させる
俺が選んだ訳ではないのでこれは専制政治だ
イギリスのチャールズ一世も専制政治をおこなっていたがやっつけられた
だから俺も俺なりに反乱を起こした
すべて失敗したが
空手と柔道、合気道まで習っている姉に帰宅部の俺はどう勝てばいいんだ…
そんなわけで俺は小三から七年間、ささやかな抵抗をしながら姉にしたがっていた
しかし、宿題を押しつけるなど、姉にとってはまだ序の序の序の口だ
「うみ!」
「なんだ…何ですかお姉ちゃん」
姉が一瞬険しい顔をしたので言い直す
「よろしい。あんたこれから長野県のおばあちゃん家から梨持ってきてくれない?」
おいおい冗談だろ?明日学校だぞ?
それに俺達がすんでいる場所は…………青森県だ。
これが姉の真骨頂なのだ…
すいません、誤字がありました
海斗君の自己紹介のところで高校一年間と書いてありますが正しくは一年生です。どうも申し訳ありませんでした
いかがでしたでしょうか?
こんなストーリーがあったらいい!ここ直した方がいいよ~っなんてものがあったらどんどんいっちゃってください!!