病院の中で...
気がつけばそこは病院だった...
身体中が痛い。
後から聞いた事だが私はトラックに
ひかれたらしい。運転手は無傷、私は重症。
右足の骨が折れ、打撲などの傷があった。
白い建物、白い部屋、白いベッド...なにもかも白で埋め尽くされている。この病室は殺風景でなにもない。そして四人部屋だけど私1人しかいない...
何故かこんな部屋に懐かしいとゆう思いがあった。
けど、私は入院したことがないから病室なんていったことがない....なのに...なぜ....
時間が過ぎ
夕方、頭の中にある風景がうかんできた。それは、
病院のベッドに座っている私....そしてその横には知らない白いワンピースをきたお姉さんがたっていた。なんだか楽しそうに笑っていた....
だけどなんだろ...わからない。どうゆうことだろ...
気になった私はお母さんに聞いてみた。
千夏「ねぇお母さん。私入院って初めてだよね?」
母「え!なにいってるの?一年も入院してて。
覚えてないの?」
千夏「ん...いつ...入院してたの?」
母「4歳のころよ。今よりも重症だったわ。」
千夏「 え....でも...」
私は言おうとした言葉をのみこんだ。
記憶がないなんて知ったらもっと心配するに
決まっている。すっぽり記憶がないなんて
おかしい... 頭をうったときに記憶がとんだのかな?
いや、でもそれはない。
もう気にしないでおこう。
夜がきた。もうそろそろ消灯の時間で
電気が消える。そろそろ寝ようかな。
その夜私は夢をみた。その夢に出てきたのは
入院していた頃の私とあの女の人だった。
私は病室の片隅でその二人を見ていた。
4歳の私は凄く楽しそうに話していた。
女の人も楽しそうだった。
でも内容まではわからない...でも確か、
名前はゆき...そうゆっていた....
お母さんがきたらちょっと聞いてみよう!
なにかわかるかもしれない。