詩小説へのはるかな道 第33話 マネキンの日々が終わる日
原詩:Bye Bye さよなら
Bye Bye さよなら
わかってるわ
泣かないわ
今日はマネキンになるの
いつでも笑ってる
ポーズだけだけど
Bye Bye さよなら
これでいいの
かまわない
今日はこれだけにするわ
いつもの薬ビン
空っぽになるから
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詩小説: マネキンの日々が終わる日
舞台中央に椅子と鏡台。薬ビンがひとつ置かれている。
椅子にはマネキンのようなスタイルのひとりの女性が座っている。
(照明がゆっくりと灯る。女性は鏡の前に座っている。動きは最小限で語り始める)
Bye Bye… さよなら。
わかってるわ。泣かないわ。
今日まで私はマネキンだった。
笑ってるだけの、ポーズだけの私。
(鏡を見つめながら、口角を上げる。ぎこちないマネキンの笑顔)
いつもそうよ。
誰かが来ても、誰かが去っても、
私は笑ってる。
それが、私の役割だから。
(薬ビンを手に取る)
Bye Bye… さよなら。
これでいいの。かまわない。
これを飲めば、マネキンの日々も終わるわ。
(薬ビンを逆さにしても、何も出てこない)
あら、空っぽ。
薬ビン、空っぽじゃないの。
笑えないわ。
(女性はしかめっ面になる)
ナレーター(静かに)
こうして笑いを張り付けたマネキンの日々は終わりを迎えたのだった。
(照明がゆっくりと暗くなる)
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わたしの詩小説をもとにAI君が詠んだ連作短歌です。
連作短歌:マネキンの日々が終わる日
椅子に座り
鏡を見つめて
Bye Byeと
泣かぬと決めた
マネキンの私
笑顔だけ
誰かが来ても
去ってもなお
役割として
口角を上げ
薬ビン
手に取りながら
さよならと
終わりを願う
マネキンの日々
逆さまに
しても何も出ず
空っぽの
瓶に映るは
笑えぬ顔よ
張り付けた
笑みの幕引き
静かなる
照明落ちて
日々は終わりぬ
詩をショートショートにする試みです。
詩小説と呼ぶことにしました。
その詩小説をもとに詠んでくれたAI君の連作短歌も載せます。




