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お月様は忘れっぽい。  作者: ガラスノ。
アルベナム編
1/1

お月様の新しい人生。


涼しい風が流れている。


まだ月が輝かない青空の中、太陽がまあギラギラと。


そんな中、彼女が目を覚ます。


「·····?」

「ここは?」


不思議そうに首を傾げながら辺りを見渡す。

見慣れたことの無い一面の平野を目の前にし、ツキは開いた口が塞がらない。


落ち着きを隠せないまま、ツキは自分の格好を

確認する。


「これは·····」


ツキの頭には青色のとんがりボウシ。

右手には杖。

左手にはホウキ。


「え?」

「この格好·····完全に魔法使いじゃん!」


嬉しそうなツキ。


しかし、ポツリ、と頭上に。


「ん?雨?」


雨が降ってきた。空は大きな雲に覆われていた。そして、雨の音はポツリ、ではなくザー、という音に変わっていた。


「ぎゃあああ!」

「さっきまであんなに太陽が輝いてたのに!」


ツキの上からは無数の雨粒がまるで弾幕でも受けているかのように降り注ぐ。


「これじゃあ濡れちゃうよぉ·····」

「何処かに雨宿りできる場所、探さないと」


ツキは立ち上がり足を進める。



少し歩いた先に村が見えた。家のライトが輝いている。


「あそこなら·····!」

「宿でもあるかな?取り敢えず行ってみよう」


ツキは走った。

そしてその村へたどり着き、濡れながらもキョロキョロと辺りを見渡した。


「あそこにしよう!」


ひとつ、煙突の着いた家があった。

ツキはそこに向かった。


扉の前でノックをしじっと待つ。

すると、中から同い年くらいの女の子が出てきたのだ。



ここは私が元にいた世界とは違う、それだけは分かる。

元の世界の私は中3だった。

てことはこの子は14か15くらいかな。


と考えていたら女の子が口を開く


「あの·····何でしょうか?」












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