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プロローグ:幽霊なんて存在しないっ!

こんにちは!太鼓くんです!今回が初投稿と言うことでまだ文がおかしいかもしれませんが温かく見守ってくれるとありがたいです!!もし誤字やおかしい部分があれば教えてください!!

最後まで見ていってね!!

「……」


「ん…………」


「んん………………何が起こった?」


まだ視界がぼやけている、意識もまだはっきりとしていない。


「なんだか変な感覚だ……体が無いかのように軽い…………」


そこから数十秒経ち、やっと視界がはっきり見えた。

が、そこは見知らぬ森だった。

木々は枯れ、草も生えておらず、とても生き物が住めそうな森ではなかった。

この森は死んでいる様に感じた。


「いやマジでここどこだよ……まさか!これが所謂(いわゆる)『異世界転生』と言うやつ……か…………」


そこまで言いかけたところで自分の今の状態が把握できた。なんと自分の体は半透明!しかも少し浮いている……理解が追いつかない状況で頭の中に誰かの声が響いた。


「人間『(たちばな) (あおい)』 は、アンデッド『低級ゴースト』に転生しました。」


「おいおい……ゴーストって…………」


「なんか俺、死んでるじゃねぇかああああぁぁ!!!」


こうなった原因は少し(さかのぼ)り、転生前のある日____


「お前……まだそんなの信じてるのか?」


「信じてるも何も俺は見たんだよ!!」


本当に呆れる……こいつ、「天野(あまの) 一星(いっせい)」はいつも嘘ばかり、所謂「虚言癖」と言うやつだ。

そのせいで何が嘘で何が本当の事かよく分からない。

が、今回はあからさますぎる、一星は絶対に存在しないであろうもの「幽霊」を見たというのだから。

そんな「幽霊」を見たと言う証言を信じない俺は、「(たちばな) (あおい)」。

大体の都市伝説や怪談などは信じていない。そう言う話を聞いていると、馬鹿馬鹿しくなる。


「あのなぁ……一星。さすがに幽霊を見たと言われても簡単に信じれると思うか?」


「確かに信じられないこもしれねぇが見たんだよ!しっかりと!この目で!!!なんで信じてくれねぇんだよ……」


(お前虚言癖だし、幽霊を急に信じろと言われてもさすがに無理だろ……)


と言おうとしたが、呆れすぎて言葉にもならなかった。その代わり大きなため息が出てきた。


「一緒に行ったやつにも聞いてみろよ!!みんな見たんだ!!」


「……めんどくさっ。お前みたいなやつがあと数人いるんだろ?想像するだけで鳥肌がっ……」


少し馬鹿にしたせいか、一星が、


「そんなに信じられねぇなら場所教えてやるから一回行ってこい!!もちろん一人でだ!!」


これは行かないとずっとくだらない話をされそうだし、一星の圧もすごいから行くしかなさそうだ……。


「分かった分かった!行ってやるからもうくだらない話はするなよ?幽霊なんてもん存在しないのを証明してやるよ!!」


蒼は自信満々に答えた。




そしてその夜。蒼は一星との約束通り幽霊を見たと言う場所へ一人で行った。

そこはボロボロの病院でいかにも肝試しで行きそうな場所だった。

建物の中を一周し、早く帰ろう……そう思いながら暗闇の広がる廃墟へ入っていった。


「確か一星が言うには、青白い光に包まれ、徘徊してるとか……影は人だったらしいな……」


そんなものただの見間違いでは?と思いながら病院を周っていた。

そして何も起こることがなく、半周くらいした。


「うわ……、この辺錆びてて危ないな……怪我しないように気をつけないと。」


そんな事を呟きながら歩いていると、少し風が吹いた気がした。


「風……?窓は空いてないな…………まぁ気のせいか。」


そしてそれから何も起こらず大体一周した。


「やっぱり嘘じゃないか……早く帰ってねよ……」


そして最初に入ったロビーに行くと何かが光っているように見えた。


「……なんだあれは?」


恐る恐る近づくとだんだんと影が浮かんできた。


「あれは……人か?」


しかし、周りは青白い光に包まれていた。まさかこれが一星の言っていた幽霊だと言うのか?とりあえず話しかけてみることにした。


「すみませーん!そこにいるのは誰ですかー!」


そう大声で叫んだ。あちらもこちらに気づいたようだ。

あれは幽霊ではなさそうだ、人を幽霊と見間違えるのは失礼では?と思いながらゆっくりと近づいていった。

……と、その時青白い光に包まれたそれは蒼目掛けて突っ込んできた。その時一瞬顔が見えた。

その顔は生きてる者の顔ではなかった。まるで死人。憤怒と恨みを抱いていそうな顔。しかし、助けを求めている様にも見える。

その瞬間恐怖が全身に走った。逃げなければ!!

そう思ったがもう遅かった。

視界は青白い光で包まれ、意識がはっきりとしない。気絶をしてしまったらしい。

そして意識が戻り、視界がはっきりすると____。


ここから、すでに死んでしまった「橘 蒼」の長い長い、波瀾万丈なゴーストライフが始まっていく……。

…………いかがだったでしょうか?

少しは続きが気になっていただけたら嬉しいです!!

これからも自分のペースで頑張っていきますので!

応援よろしくお願いします!!

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