表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界編み師の布教活動  作者: 草食丸
第四章 犯罪組織と新たな仲間
62/108

幕間:その名は「ジョイ」

作品に興味を持って下さり、ありがとう御座います!

どうぞ最後までお楽しみ下さいm(_ _)m


明日も投稿します

「やれやれ、死んでしまいましたか。手前のコピーとはいえ情けない事です」


 薄暗い部屋の中でそう呟くのは、ユウに「手前さん」と名付けられた男。

 リアムの転輪の幹部十席に名を連ねる者。名は無く、ただ周囲の者からは「ジョイ」と呼ばれている。


 ユウ達と戦っていたのはジョイをコピーしたドッペルスライムであり、本人は一度たりともこの場から動いていない。

 ジョイは目玉型の飛行モンスター「イビルアイ」を使い、ユウ達の戦いの一部始終を観察していたのだ。


「それにしても、まさか女神ウェヌスが生きていたとは・・・それもどういったわけか二人に増えている」


 忘れもしない、己の崇拝する神が休眠まで追い込まれた戦い。その時にターゲットとされていたのが、女神ウェヌスだ。


 かの女神が持っている力は絶大、だが本人はそれを使う素振りも見せず細々と暮らしていた。ならば我々が有効活用しようと向かったが、まさか男神テラが現れるとは思わなかった。


 我が神は傷付き休眠に入ってしまったが、同時に女神ウェヌスの消滅も確認。

 てっきり我が神に食われたものと思っていたが・・・果たして、どうやって生き残ったのか。そして何故今出てきたのか。


「権能を行使したことから考えても、小さいほうが女神ウェヌスで間違い無いはず。では大きい方は何なのでしょう。あれ程の能力、分体とは考え辛い。しかし別の神と考えるには能力が似すぎている・・・」


 分体でも別の神でもないとなると考えられるのは、魂と体を切り離したのだろう。

 では大きい方の中には何が入っているのか。


「別の神の魂を都合良く用意できるとは考え辛い、となると人間? いや、それこそあり得ない」


 人間の魂を神の身体に馴染ませようなど、溶岩の中に紙の玉を放り込む様なもの。

 そもそも二つは存在の次元が違うのだ、馴染むなど絶対にあり得ない。


 だが、もし馴染んだのだとしたら・・・その魂は本当に人間だったのか?


「ははははっ、興味が突きませんねぇ! 女神ユウ、貴女を必ず手に入れて、開いて、溶かして、調べ尽くしてみせましょう!」


 しかしあれの側には、人類最強とも言えるエリザベス・ガブリエラがいる。

 行動を起こすにはもう少し準備と、情報を集めなければならない──全ては我が神「リアム」の為にっ!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


最後まで読んで下さり、ありがとう御座いました!

また次の更新も宜しくお願い致しますm(_ _)m


サイドストーリー的なものを毎日投稿していきます。

読んでいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ