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宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
政人の成長期と
9/23

7冊目 夏の小旅行

夏休みをエンジョイの筈が。

雅史とアッキーにネイとユンケにコバは,夏休みのエンジョイの為に魔道列車で1時間の,広い湖にガラス工芸やオルゴールに間欠泉や,八年に一度の祭りと新作花火を見に行く計画をして,全員で宿泊場所を決め予算の一部は政人の冒険で稼いだ金で,学割を使いつつ服や魔道列車の切符を予約し,必要な買い物を一部地元で買い揃えてると,政人の天敵が現れた。


「皆で何処かに行くの?」


綾と何故か斎藤が居た。


「斎藤は綾とデートか?」


聞いたら満更でもない斎藤だが,綾は…………


「誘われたから。」

「「「「「……………………」」」」」


哀れ斎藤と思った五人だった。


「野郎五人でゲーム大会さ。」


政人は誤魔化すのに必死だ。


「マッサに次は負けない。」

「ネイとモットに負けない。」


ネイとユンケが燃える,まあ旅先の夜にゲームするので間違ってはない。


「ゲームバカなのに,それで五人は平均より上だから不思議なのよ。」


何かムカッとしたが,綾が来ると面倒なのでスルーする。


「さて準備しょうぜ。」


アッキーを先頭に去る政人達,昼前には政人の叔父の店に五人で昼を食べるので,綾に構ってる暇は無い。


「そうだな。」


綾と斎藤をそそくさと置き,買い物を終え魔道列車で四人は移動し,政人は母に祖父から預かった野菜を渡してから,叔父の店で四人と合流すると,何故か見覚えある車が止まった。


「来ちゃいました。」


五人は車から降りた人物に,誰の彼女だよと心の中で総ツッコミをしたのだった。


「フランさんは宿題終わったの?」


五人は既に旅行の為に課題とか済ませた。


「宿題とはあの数学とかですか?」


頷く五人。


「やってませんよ。」


五人はやらないとマズイ内容を話すと,顔が青ざめるフランソワーと頭良さそうなのにやって無い,フランソワーに恐ろしさを感じる五人だった。


「僕は10日で終わったな。」


政人に対抗する四人。


「俺は5日だな。」


アッキーは胸を張るが。


「僕は4日かな。」


ユンケが普通に言う。


「俺は………つい最近だな。」


日にちを誤魔化すネイ。


「俺は昨日だ。」


何故か胸を張るコバ。


「分からない事はユンケとアッキーに,教えて貰うと良いよ。」

『まあユンケは部活休み少ないから,今日と旅行の日だけだけどね。』


フランソワーは政人と宿題をしたいのだった,あとフランソワーは元の世界では,成績は上位である。


「さてお腹空いたし入ろう。」


五人と一人とお付きが,洋食森のテーブルに入ると政人達は予約席に入り,フランソワーは店員に止められる。


「お客様どさくさに紛れて,予約席に入らないで下さい。」


ホールリーダの林さんに捕まり,フランさんは通常の席に案内(強制的に)されて行った。


「僕は今日は裏で。」

「オーナーに言っておきます。」


戻って来た林さんに注文をして居た。


「久々だから俺はシチューで。」


アッキーの注文に政人は平常心を保つ,だが何かを察する四人。


「俺はジビエハンバーグ。」


ネイが頼み,ユンケとコバも。


「「同じで。」」

「かしこまりました,後はアレね。」


政人以外全員アレとは?と思うが,来てからのお楽しみである。


「何時もより客多すぎな気がする。」


前に来たアッキーが言う,原因は政人だがそれはアッキーが,ビーフシチューを食べて知る事に。


「裏メニューだマサ。」


日輪鶏の唐揚げに鈍牛のすき焼丼。


「「「「ゴクリ」」」」


政人は感度しながらまた食して居た。


「美味い,ステーキやしゃぶしゃぶも美味かったけど,すき焼丼も美味い。」


次の料理が来た。


「唐揚げにシチューとハンバーグです。」

「「「「「おぉ~」」」」」


四人は一斉に食べ始め,無言で涙を流しながら食べて居た。


「肉が溶ける美味しさ………」


アッキーが感想を言う。


「ハンバーグも肉汁がジュワット,あと唐揚げは初めて食べた鶏肉だった,病み付きになる美味さだった。」


ネイの感想に頷くユンケとコバ。




その頃フランソワーはビーフシチューに感度して居た,お付きも同席し何故か感度して居た,鈍牛は感度する美味さらしい。


「ホルモン定食完売です,次回未定です。」


政人が狩って来た鈍牛が,在庫切れらしい。




そして政人達は。


「初日は湖畔で遊ぶか,行きたい場所在るか?」


アッキーが司会で進む。


「硝子館はみたいな。」


政人が言うとユンケは。


「大社も少し回りたい。」


ネイは。


「姫が見たいな,祭り期間は出歩いてるとか噂が。」


諏訪みどり湖には代々治める藩主が居て,そこの長女の姫は茅野姫と命名される,今は85代茅野姫様らしい。

あと姫は中3らしい,しかも誰もが振り返る峰麗しい美少女らしい。


「どんな美人何だろうな。」

「たぶん絶世の美人姫だろう。」


政人とアッキーは言い,3人は頷くいや頷くしかない。


「では明日,遅れずに来る事………まあマッサは自由飛行で来そうだな。」


だが政人は。


「ワイワイ騒ぐ魔道列車旅からスタートだよ,まあモンスター回避に全て地下走行だけどね。」


風情もへったくれも無いのだった。


「「「「「いざ茅野姫を見に。」」」」」


何か目的が変わった五人だった,五人は解散し四人は帰り政人は叔父の頼みを聞いて,また鈍牛を狩りに行ったのだった,フランソワーは知らずに政人の姿を探すが,ホールリーダの林さんに,「あの子達ならもう帰ったよ。」と言われしょんぼりしながら帰った。


翌朝早朝アッキーは疲れて居た,犯人は近くに居たがユンケ達は見ない様にしてた,政人はフランソワーの姿を見て「あれ?」と成る,波乱万丈の小旅行の始まりだった。


「フランさんは何で居るの?」


アッキーは目線を外した,お嬢様らしいロングギャザーワンピース,バラの花をあしらった刺繍があり,ウエストには赤いリボンに帽子は夏らし麦わら帽子に,夏らしい赤い花が付いて居た,素足は綺麗な曲線美のフランソワー。


「私も同行しますね。」


政人達は茅野姫を見れるのか,次回に………まだ向かいません。


「少し遠いし,宿予約してないと泊まれないよ。」


頷く四人とフランソワーお付き。


「水野さん聞いてませんよ。」

「聞かれてないからね。」


アッキーは目を剃らす。


「車移動でも大変だし,お祭り期間中だから宿の予約も一ヶ月前予約だし。」

『実際は一週間ちょっと前だけど,安宿だけど食事は外に食べに行く以外,学生にはリーズナブル料金なんだよね。』


しょんぼりするフランソワーに,政人は仕方なく今日は付いて来て良いよと言った,宿や帰りは自己責任付きで。


「では私どもは車で向かいます,連絡はその携帯で。」


フランソワーはピンクのスマホを袋から出し,政人に聞く。


「マサさんコレはどうやって使いますの?」


どう見ても政人狙いがバレバレであるが,アッキーと政人には理解出来ない,元の世界に帰る決意あるフランソワーの行動に,困る政人とアッキーだった。


「それより魔道列車に乗ろう。」


政人とフランソワー以外は荷物持参で,旅行鞄を持って魔道特急列車に乗り込む,地元の原福島から乗り換えで塩洗馬を降り,横浜方面行きの快速に乗り換え下茅野(しもちの)駅に降りて,ぶらぶらと遊んだり大社を回る予定である,夜は宿屋か外食しながら花火を観る予定。


「荷物マッサ預かってくれよ。」


泣き言を言うアッキーに政人は。


「向こうに着いたらねアッキー。」


改札で事前切符をタッチしてゲートを通り,階段を上がると白い車体の魔道特急列車が着いて居た,駅や魔道列車や特急はロストテクノロジーで,もう何百年稼働してるのか不明だけど内装は,交換式らしいとか前に祖母や母に聞いた気がする。


笛の音と共にドアが閉まり,指定席に座る五人と一人だが。


「フランさんは自由席だから,違う車輌だよ。」


政人に案内され寂しそうに座るフラン,一応政人とフランだけの連絡ライングループを作ったら,機嫌が良くなった。


「スマホのゲーム通信はここね,後はまあやってる内に分かるよ。」


無線送信型ポータブル通称M・Pでアッキーはレトロに,スマホのフランソワーとチェスを対戦し,政人とネイとユンケとコバはレースゲームに夢中だった。


「コーナーは抜かさせんよコバ。」


政人はドリフトでコーナーを曲がり抜かさせない,ユンケはコバの後ろでスリップストリーム狙いである。


「ストレートは貰った。」


外側をストレートに強い仕様にした,ネイが追い越しを狙いファイナルラップの末の勝者は,同着の政人とネイだったがコバのマシンの故障に巻き込まれたユンケだった。


「リアルにF1要素入れ過ぎだよね。」


フォーミュラワン設立は,世界の車産業の活性化と技術の促進を,宇宙各惑星や国のメーカーが技術革新の場に成って居る。


「まあ何処かの戦争大好き国家は,F1開催国とメーカー参戦禁止だしな,戦争をする国にを入れて問題起こされても困るし。」


この世界のF1連盟は,平和の為の技術革新を目指す団体で在り,不正や横領も許さない厳しいルールの元,運営されてる巨大組織である,革新的な技術や優勝をするとメーカーの販売利益が,莫大に上がるのである。


「乗り換え次だ準備しろよ。」


荷物が少ない政人を睨む四人。


「フランさんにも連絡と。」


連絡後に何故かニコニコして来たフランソワー,次は席に座れるかが問題である政人達。

塩洗馬に付き階段を上がり,一番ホームの臨時茅野行きに飛び乗る,全員乗り換え完了で政人がここから四人の荷物を預かり,茅野駅二つ前の下茅野駅に下車した時には,やや疲れてたけど祭りの陽気に誘われ,政人達は最初に近くの大社に行き記念撮影と,軽くフランクフルトや焼きそばにクレープに,たこ焼きに広島発祥お好み焼本舗など出店が激しい,反社会的勢力の警らに武力警察が巡回して居た。


「美味しいです。」


政人の懐にダメージが蓄積される,フランソワーは小銭が無いので何故か政人が,フランソワーエスコート役にされた。


「アッキー………懐をいつか握り潰す。」


青ざめるアッキー。


「♪~」


当の本人は嬉しそうに政人に付いて行く,次はオルゴール館に向かいながら間欠泉を見て,少し足湯に浸かり足の疲れを取る6人,フランソワーの美脚に通り過ぎる人や周りの人は,釘付けである。


「…………………」


正面に居た政人はフランソワーが立つ時,見てしまったが忘れる事にした,数名の少年が鼻血を出し倒れてたが無視,息が荒いハゲオヤジが居たが無視し,オルゴール館に向かった。


「涼しいな。」


全員の感想第一声はそんな感じだった,色々な名曲のオルゴールが展示され,摩訶不思議オルゴールや宝石箱に仕掛けオルゴールや,世界に一つだけの愛する人に送る,プレゼントオルゴールの販売や,オリジナリティー体験オルゴール制作教室もあった。


「お土産物に一つ作るかな。」


政人はスキルを使い建築とは関係無いのだが,スキルで綺麗な箱を作る,アッキーはスキルの無駄遣いとぼやき,コバは制作スキルで更に高級感溢れる,オルゴール入れを造り置いて行くらしい,ネイは興味ないのでロマンシングサーガの曲を聴いてたが,奥にラスボス曲のオルゴールを発見し,政人とネイとユンケは感度して居た。


「凄い腕前だな。」


感心する政人と。


「神レベルのオルゴール造りだ。」


興奮はヒートアップするネイだった,フランソワーは政人に頼み作ったオルゴールを貰った。

次はバスに乗り移動し流石に政人ばかりが,お金を払う訳にはいかないのでフランソワーはカード決済をし,硝子工芸館前バス停でバスから下車した。


「入場料は全員分,私が払いますね。」


フランソワーが払い全員で向かう,硝子は暖かい光のキノコの様な光エーテルクリスタル式,ライトスタンドやエーテルエネルギー式のインテリアライト等,高そうな芸術硝子工芸が並ぶ,青白い硝子を使った涼しげな芸術硝子もあった。


「綺麗な色のグラスですね,両親のお土産に。」


フランソワーはペアーグラスを2組選び,イルカの硝子細工に変わり種の風鈴も買い,政人はフランソワーに思い出の品として,猫のカップにぶら下がるのとある小物を,密かに買い一応母と妹の土産で,カモフラージュする。


「妹と母にはこれで良いだろ。」


四人も親の土産を選び買う,またバス停から諏訪城下町の大社に向かう,お目当ては逢えるかも知れない姫と大社にお参りである,政人達五人はお参りより姫が見たいのだった。


「着いたな…………」


全員げっそりして本大社前バス停に下車する,出店は更に多く誘惑が渦巻く参道。


「よしラムネ飲むか。」


誘惑に負けた政人を捕まえるアッキー。


「俺達の戦いはここからだ同志。」


頷く3人に?のフランソワー,6人は本大社に向かい歩くと大社に向かうに連れ,涼しい風が吹き足取り軽く歩く,やはり途中で水分補給をラムネを飲み,フランソワーは色々失敗をしそうだったので,政人とアッキーに助けられながら,アイスクリームやラムネを堪能するフランソワー。


「………着いたね。」


大きく聳える一つの柱,御神木柱である。


「色々不思議ですね。」


まあ異世界のフランソワーには不思議でしかない,社殿でお参りしカード決済とか出来る屋台の,かき氷やリンゴ飴に棉飴を食べるフランソワーに,ドン引く五人だった。

お付きと合流したフランソワーは大人しく帰り,政人達の祭りは此れからである。


「宿屋は花火大会の後でも入れる,屋台で食べながら美味しい店探そうぜ。」


アッキーの統率の元,牛串焼きを食べたり焼きそばを食べたり,何故かカレー屋台があり食べたら美味かった,湖畔に着くと浴衣の美人が沢山カップで居て,政人達は呟く。


「一夏に沸くカップども滅べ。」


何時かは彼女が出来るのだろうか?この五人。


「アッキーの情報が生きる時だ,さあ行こう絶景スポットに。」


頷く3人にアッキーは溜め息をする。


宿屋から離れる距離だが観光客も露店も無い,ふと擦れ違った美少女に目を奪われた政人,黒髪で美しく赤やピンクに青紫の浴衣が似合い,彼方も何か感じたのか目が合う。


「……………」

『彼女からは不思議な何かを感じる』

「………………」

『初めて見る方ですが,不思議と初めて逢った気に成りません。』


周りは一瞬の出来事だったが,二人には長い時間が過ぎ去る様に見詰め合った。


「マッサもう少しだ。」


アッキーに言われ進む。


『彼はマッサ?アダ名ですね,でも不思議な感じまた会えるかしら?』


後ろ髪を布で髪を纏めた少女は,城下町の方へ歩いて行くのだった。政人達は新作花火やスターマインや,新記録を続ける湖畔横断の滝等を満喫し,花火大会が終わり宿屋に行き温泉に浸かり,眠くなるまでゲームをした。

翌朝チェックアウト後に喫茶店で朝食を取り,スマホを不意に見ると妹と何故かフランソワーからの大量のラインの着信の山。


「…………………」


政人は見なかった事にした何か怖いからだ,二日目ボートを借り2組に別れてスワンボートVS,ボートで対決した政人とアッキーのスワンボート,残り3人のボート交代チームで対岸の貸しボートまで勝負に成った,後に五人は悔やむ無謀だったと,対岸は遠く朝10時にスタートした五人が対岸に着いたのは,昼を過ぎた1時過ぎだった。


「………筋トレには成らんな。」


政人の言葉に頷く五人,政人とアッキーは足がパンパンで,ユンケとネイとコバは,腕が上がらない。


「また五人で少し遠くの遊園地に,殴り込みに行こうよ。」


卒業旅行プランを,今から立ち上げる五人だった,帰りは魔道普通列車で帰り疲労回復ポーションを飲み,帰路へと向かった。




??「次は私何時出番でしょうか?」




















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