5冊目 初狩に謎の遺跡。
初冒険出発。
政人は上空からイノシシと対峙する,向こうは攻撃無いと去ろうとして居たから,試しにスキル雷魔法からサンダーボールを試す。
「行け!………サンダーボール!」
❪サンダーボール❫
雷魔法初級。
敵1体に雷球を放ち着弾し,高出力の電気で敵を倒す。
電球を手の平から放つと,イノシシ目指して加速し追尾しそして当たり,イノシシは着弾と共に跳び跳ねたりしてたが,即死かは不明だが初狩を成功したかも知れないが,一応死んだか棒で確認してから,やや焦げ臭いイノシシを手製四次元風呂敷風収納に,収納側をイノシシに向けて風呂敷を掛け収納完了する,ドロップは傷薬と五円だった。
「傷薬は必要だなあとは雷魔法はダメだな,氷漬けの方が良いかな,次はカエル岩の周りも調べよう。」
遥か太古の昔に巨大なカエルと蛇が居て,睨み合った結果両者は岩に成ったとか言われてる岩,蛇の岩は神槍ヶ岳に在るらしい。
「社しかないな一応お賽銭してと。」
何人かお参りに来てるのか,木製賽銭箱が有り大抵五円暁通貨だった,他国や惑星間では紙の通貨や金属通貨以外に,金貨通貨に電子マネーや冒険者や旅行客共通通貨カードシステムに,カード決済等が在るがフランさんのカードは,今知る最強の便利で高価なカードマネーだ。
「まあそのお金はモンスターの,イノシシからドロップしたけど,お参りにしろて事だったのかな?」
ドロップ金額は,その時その時で違うのである。
「さて熊沢を越えてモンスターが沢山居る場所に,行って見るかな。」
自由飛行を再び使い目的の場所に向かう途中,鳥が突っ込んで来たが自由飛行中は周りに,空気や風の層が有り鳥が突っ込んで来ても,弾くかあらぬ方向に吹っ飛んで行くが,その後は知らないのだった。
「グリーンの色した………ゲームに出るモンスター見たのは初めてだな,何か解らないけど情報が頭に,アレが本物のゴブリンか…………あの全裸変態キモ芸人にしか見えないな,良く冒険者達とかに間違えられないよな,特に顔とか色違いだが似てる。」
モヒカン髪にグリーンの肌に布や腰ミノをした,某芸人にソックリ顔だが良く見たら,1体以外は目付きの悪いのやいやらしい顔のゴブリンが,棒を片手に歩き回って居たが何か守ってるのだろうか?
「影を見られない様に進もう。」
木の影を使いゴブリンに見付からない様に行ってたが,何処でミスったか見っかり,棒や石を投げて来るゴブリンたが進む先から,弓矢を持ったゴブリンがやって来る。
「こうなったら降りて,神速と爺ちゃんから借りた刀と,ゴブリン不味そう出し魔法で燃やそう。」
政人は素早く降り立ち,風魔法一覧を見ると赤く表示されてない,風魔法の弓矢や投擲を風で防ぐ,風神竜巻の護りがあるので使ってみる。
「風よ我に纏え,風神竜巻の護り!」
❪風神竜巻の護り❫
風魔法初級。
自分の周りに風の竜巻の防御を付与する。
政人の周りに風の竜巻が発生する。
ぐぎゃ~
棒を振り上げるゴブリンに,手の平に火球を形成し。
「ゲームでお馴染みの,ファイヤーボール!!」
❪ファイヤーボール❫
火魔法初級。
ファンタジーお馴染みの火球の攻撃魔法,色々なアレンジが可能な魔法でもある。
制御を間違えやや巨大なファイヤーボールを放つと,ゴブリンや木を巻き込み前に突き進む,巨大なファイヤーボール。
「火を消さないとな,スコール!!」
❪スコール❫
初級敵全体攻撃魔法。
激しい雨で敵全体のみを攻撃する。
手の平から水球を上空に放つと,激しい雨が燃えた木を鎮火するが,ゴブリン達にもダメージに成ってるらしい。
「次は火炎小爆弾!!」
❪火炎子爆弾❫
火魔法初級広範攻撃魔法
火炎球を放ち目標の場所で火炎球が炸裂し,小さな火炎が飛び散りながら広範を攻撃する。
激しい雨が止み怯んだゴブリンに,手の平から放った大きな火炎球が向かい,ゴブリン達の前で炸裂すると小さな炎の爆弾が,ゴブリンに炸裂し吹き飛ばして行く。
「これがゲームみたいにレベルの異世界だったら,レベル上がってるのかな。」
木の隙間から矢尻が飛んで来たけど,周囲に展開された竜巻で矢尻を弾く。
「弓矢防御最強なのに初級なんだな。」
再び政人は手に火球を作り。
「もう一撃のファイヤーボール!」
矢尻が来た方向に放つと数体のゴブリンを,炭化にしながら進むファイヤーボールだった。
「敵を捕捉するスキル地図が欲しいな,見えない敵を攻撃するのは大変だな。」
大変と言いつつ力技でゴブリンを倒す政人,地面を見ると闇エーテルクリスタルが落ちて居た,ドロップ通貨は最高100円だったが塵も積もればだから拾う,魔法は基本見えないキャパシティが成長するらしいが,魔力が尽きる近くに来ると疲労するかお腹が空くらしいが,一晩寝るか食事をするか疲労回復ポーションで回復するからしい,不思議な飲み物も世の中に有るらしい,ある程度クリスタルやアイテムやお金を拾い終わり,散策を始め進むと。
「コンクリートぽいが何か不思議な建物だな,これを見回ってたのかな?」
物影から短剣を持ったゴブリンが,此方に特攻して来たので迷わず火球を形成し手加減し。
「炭に成れ,ファイヤーボール!」
火球を再び放ち着弾し燃やして行く。
「危ない危ない。」
政人は入り口を探すと,壁?に触れたら入り口が現れたので入った,中はモンスターが居ないが不気味に静か過ぎる。中は不思議な明るい空間だった,床は不思議なタイルで初めての感覚だった。
「部屋にゲームと同じく木箱の宝箱在るけど,スキルに反応無いから罠は無いみたいだ。」
宝箱には鍵は無く開けると,疲労回復ポーション弱と火エーテルクリスタル二つと500円手に入れた。
「何かお約束定番だな。」
隣の部屋にも宝箱が有り開くと,この建物はロスト遺跡らしいが名前が無い,フロアーは二階有り地下一階に何か有るらしいが,一応地図を頼りに部屋を回ると,宝箱が金メッキフレームの赤い宝箱は刀一振と,不思議なカードを手に入れたので調べると刀は悪魔や邪霊を,一撃で滅ぼす村雨て刀らしいが物理攻撃力は,刀と同じらしい。
カードは異次元収納で,持ち主が意図した物を収納可能だが,生きてる人間やモンスター以外なら何でも収納可能らしい,あとカード右端上を触れると疑似ディスプレーが出て,中身の確認や引き出しに種類別区画編成も可能らしい,あと他にも機能が在るみたいだ。
「僕のスキルより良い収納アイテムだな。」
更に他の部屋も探したが,何回も服用可能疲労回復ポーションと,300~4000円の暁通貨が最初のフロアーの宝箱中身だった。だが政人は油断していた,遺跡の入り口が開いたままだった事を,のちにある敵と戦う事に成る。
「地図ではこの階段の下の地下が,この遺跡?の最深部みたいだな,また収納カードみたいなのが有れば良いな。」
コンクリぽい階段を長く下り進み地下に辿り着くと,目の前の通路は三股に分かれて居たけど真ん中は,部屋が無いし最奥の部屋の壁で中には入れない,右はルート的に最奥の広い部屋に最短だけど,途中の部屋が少ないので左の宝箱有りそうなルートを進む。
「部屋の数だけとは言わないけど,二部屋に一つの確率で在るみたいだ。」
右方面は5部屋しか無かったが,左は17部屋も有ったけど。
「通路の途中もの広場にも宝箱が有ったけど,罠はないけども何故箱のフレームは金メッキなのに,箱の色が重厚な黒だったり朱色だったり紫だったりなんだ?」
重厚な黒の宝箱には生命力ポーションが1ダースと,疲労回復ポーションEXが二本入ってた,朱色の宝箱には使い捨て異空間移動アイテムが入ってたけど,部品が足りないらしい。紫の宝箱には超古代のロスト武器の,魔法ライフルが入ってた。
異空間移動アイテムは条件と部品が揃えれば,一回だけ使用者の望む場所に行けるらしい,移動制限は無いので異世界にフランさんを帰せるかもと,政人は思ったが部品を集めなければ全ては不明なので,集め終わってからフランさんに話す事にした。
その頃そのフランソワーは政人の実家に,何故か来て居たが政人の母と妹に捕まり,色々話を聞いてたがフランソワーの反応が面白かったらしく,勝手に本人が居ないのにアルバムを出し色々語って居たが,本人は実家には居ないがフランソワーは昔,綾達クラス女子がやらかした事件を聞き,どうして政人が綾を友達以上は無いと言ったか,フランソワーは知ることに成ったが,酷い事をして政人を集団で暴行とかしたのに綾は,何故それを在りながら政人に迫ってるのか不思議だった。
「綾の神経が分かりません。」
フランソワーの言葉に政人の母は,色々事情を知ってるらしい,フランソワーはその後も色々政人の話を聞いた。
当の政人は…………
「へぇ………くしょん」
ポケットティッシュを出し鼻をかむ。
「…………また母さんかユミが人の噂を,誰かにしてたりしてな。」
大当たりである。
「地図が正確なら角の先に大きな部屋がある筈。」
角を曲がり少し先に広い部屋が見えたが,同時に反対側に赤い全身鎧を着けた,ヘルムの隙からグリーンの肌が見えたので,ゴブリンらしい。
「ゴブリンなのにさっきのより,武装良いなんてリーダーかよ。」
だが政人はゲームの定番ゴブリンを思い出す,大抵他のゴブリンと違うのはゴブリンキングオチと,思ってたら頭に情報が入ると。
「本当にアレがゴブリンキングか,いつか冒険者ギルドに出したら,それなりに賞金出るかも知れないな,四次元とか保存状態良さそうだし,あとキングでも人間の身長と同じなんだな。」
ゴブリンキングが政人に気付き走って剣を抜き,長剣を抜き政人に襲い向かう。
「迎撃ししないとな。」
足枷に闇魔法を選び放つ。
「ダークミスト!」
❪ダークミスト❫
黒い霧状の魔法で顔を覆い視野を奪う魔法,たまに麻痺効果や眠り効果も発生する。
黒い霧がゴブリンキングの顔に纏わり付くと。
「人間のガキのクセに生意気な………ぐぎゃぁ~」
何故かゴブリンキングのセリフが通訳されたが,それより情けないのはダークミストで視界を失ったから,ズッコケ倒れてるゴブリンキング,ついでにマヒの効果が付いたらしい,身体がピクピクとしていた。
「……………倒れてる間に倒そう。」
ゴブリンキングの胸に刀を突き立てると,気持ち悪いモンスターと割りきり,刀のゴブリンの体液を払い腰の鞘に収める。
「これがモンスターを倒した感触か…………」
ゲームでは無い感触と,調理で肉を扱った感触とも違う感触に,意外と冷静で居る自分に不思議な政人だった。
「…………回収したし先に進もう。」
部屋の奥には扉が在り,扉の近くには金色の宝箱が二つ見えたので向かう。
「罠が無いから開けよう。」
一つ目の金の宝箱にはテントが在ったが,ただのテントでは無かった。
「鑑定結果は見た目は自動展開式テントだけど中身は,何処でもテント式ハウスか。」
❪何処でもテント式ハウスとは。❫
その名の通り見た目はテントだが,中は家の構造に成ってて台所や風呂やダイニングに,客間や寝室等が多数あり中身は,家みたいな旅館みたいな構造が,混ざって居る。
「なかなか便利なアイテムだが,まだ旅に出る予定は無いしな………秘密基地的な感じかな今は。」
あとは自動精製疲労回復ポーションマシンに,月光華と言う刀が一振とオーラエネルギー武器の,花鳥風月は柄は刀の柄だけど刃が無い,後でスキルを使いどう使うか使えるか考える事にし,全ての属性のエーテルクリスタルが200個近く在ったので,カードに収納してお金は5万も入ってたが,さっきのテント内装必需品に回そう。
「この扉の向こうは何だろ?」
地図に無い場所の扉を開くと,アニメやロボットゲームやアニメに出る,宇宙戦艦らしきのと何個か機械が置いてあるが,政人は宇宙戦艦らしきのに目を輝かせる。
「ビーム砲やミサイルにモビルスーツに………,でもロスト・テクノロジーにモビルスーツ無いんだよね,宇宙スーツは在るのだけど着る物だし。」
中に入ると扉が閉まるが気にせずに,政人は周りを見ると気になる不思議な,人が持ち運べる大きさの正方形BOXが3つ在り。解析するとモンスターを自動で解体してくれるらしい,原理は解らないけど解体したいモンスターを,近くに置いたりすると自動回収して解体するらしい,解体した部位は何故かさっきのカード収納に連動してたけど,残り二つは二つで1機の機能らしく解体後は,カードでは無くBOXから,指定をした場所に転送されるらしい。
「マコ叔父に,この転送機能付き解体BOX渡そう。」
更に調べると鉄のコンテナの中に,何故か釣竿や仕掛けが大量に有った,他のコンテナには異空間移動アイテムの部品数点を手に入れたら,自動で部品が合体したけど未完成らしい,未完成の割りに何か見た目,鉄球にしか見えない。
「まあいつか完成するだろう。」
政人は次に防具を手に入れた。
「エネルギーシールドか,何か円形みたいだしガード盾みたいなのかな?」
小手の様な防具のエネルギーシールド防具を,腕に装備し脳波でシールド展開するらしいので,シールド展開と思ったら見えない何かが,小手から展開されて居た。
「まあ何時か分かるだろう。」
黒い服とズボンと,青い同じく服とズボンがあった。
「………特殊なモンスターの皮で作られた防具か,全物理防御70%に全魔法防御99%に,即死無効化に毒麻痺無効化に精神異常無効化,凄いな………物理以外無敵だね。」
一応着ると自動で服やズボンのサイズが調整された,着心地は良いけど寒くも暑くも無い不思議な防具。
「長袖長ズボンで,夏なのに涼しいのが不思議。」
宇宙船らしきのは後回しにし,一回りアイテムや治癒ポーションを手に入れ,この宇宙船の部屋に入れる鍵を手に入れ,出口らしき場所から外に出ると,頼む遺跡裏側らしい場所に出た,外は日が暮れ始めモンスターのテリトリーから離脱する政人,一日目の冒険はイノシン1体とゴブリン複数に,ゴブリンキング1体と大量だった。
どこでもテント式ハウスを出し,一晩を過ごしたがフカフカのベッドと,温泉みたいなお風呂と見た事無い便利機能キッチンは,凄い贅沢に感じた。
「…………目覚めは最高だね。」
目を覚ますと疲れなく気持ちいい朝だ,高級ベッドは使った事は無いがこんな感じだろうか?と,政人は思ったが分からない事はまあ良いかと,顔を洗いに洗面所に向かった。
アッキー「次回は誰が出るんだ?」