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宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
政人の成長期と
3/23

2冊目 進学

さて何処かで出たキャラ達が登場します。

中学に進学し桜舞う16月一年の二回目の短い春,学校指定の水色のYシャツに紺のブレザーの男子に,女子はセーラー服で襟とスカートは明るい紫色で,セーラー服は襟以外は白でスカートは白とブルーの線が有り,赤の紐リボンらしい。女子はと個人の自由選択の色取り取りのカーディガン,見渡すと顔馴染み達と再開するが,やはりもう一校も合流するので,色々な人が居る中で異彩を放つ人物が三人,一人は黒髪ボブカットに碧眼の小柄な美少女で,黄色のカーディガンを着て魔法科のバッチを胸に付けて居た,もう一人は銀髪ストレートに碧眼で気品の在る所作で歩く美少女,此方も小柄であるが何故か儚い感じがするあと,カーディガンは桜色で皆の目線が彼女に釘付けに成ってた,そしてもう一人は私より体格が良い相撲部が勧誘しそうな,黒髪に身長は同じだろうか?170有りそうだ。


「マサ早く行きましよ。」

「シャロは転校早々ワクワクし過ぎ。」

「マサと一緒の時間は大切だから。」


アダ名が被りそうな予感がした政人,そして友が来た。


「あの二人は許嫁にして,謎が多い転校生だマサヒ~」


アダ名キツネの水野が現れた,僕と同じ位の背丈だが平均体型のつり目系。


「どんな情報のネットワーク何だ?何時もだがキツネ?」


キツネは言う。


「キツネは何か嫌だから,そろそろ変えてくれよそしたら教える。」


政人は頭を捻り。


「じゃあ下の名前の秋人からアッキーとか?」


キツネ改めアッキーは言う。


「それ採用だマッサ。」


アダ名が元に戻った政人だった。


「情報現はスキルかな,面白い三人が転校入学なんて初めてだからね,しかもあの二人の許嫁情報は怪しいと思う,何か夫婦て感じ何だよな………,あと銀髪の令嬢みたいな子は異世界人らしい,しかも政府関与が薄いこの学校を選んだと世界を知る者(ワールドネットワーク)スキルで知ったがそれだ。」


頭を抱える政人。


「無茶な事して国家機関を敵に回すなよ。」


アッキーが言う。


「その時は頼むぜ相棒。」


更に頭を抱える政人,まあアッキーにはスキルの大半バレてるので,それで助けてくれて事だろうな。


「あと彼女の名前はフランソワーさんらしいよ,魔力が有るこの世界だから彼女のアイテムが使えて,話が普通に出来るらしいが………,まあどんな生まれと来た経緯は不明だよ」


アッキーは多国語得意でスキルも反映してるが,どうやら政府でも多国語範囲外で,政府の多国語解読文章機関でも解読出来ないらしい。


「テストで無ければ僕が解読出来るけどね。」


面倒な制約あるスキルと政人は思って居る,これさえ無ければ外国語の成績1は無かった筈だからだ。


「マッサは外国語には弱いよな,スキル制約さえ無ければ。」

「アッキーが羨ましいよ。」


溜め息を吐く政人,アッキーは政人の肩をトントンと叩き。


「これがレアスキル制約と普通スキルの差さ。」


勝ち誇った様に言うアッキーだった。


「レモンの入れもん忘れたぜ。」


相方のアダ名コバの小林が現れた,彼も平均体型だがマルコメヘアーである。


「なんでやねん。」


スパーン


政人が何処からか出したハリセンが,コバの頭に命中するが。


「音の割に,痛くないハリセンだよなマッサ。」


音だけ派手に出るエセハリセンだからである。


「朝から寒いぞコバ。」

「うるさいぞオコジョマフラーマニア。」


そう水野のアダ名の原因はキツネかオコジョか分からない,謎のマフラーに在るが誰もそれを指摘しなかった。


「良くオコジョて分かったなコバ。」


政人とコバはえ!?て顔で見る。


「オコジョらしいんだよねアレ,身体が長過ぎる気がするけど。」


政人とコバは聞かなかった事にした。


「マッサはゲーム何処まで攻略した?」


アダ名ネイの根井が現れた,並んだら必ず先頭に居る身長だが,目はアッキーと同じくつり目系。


「ロマンシングサーガ 佐賀地方邪神伝説編か?それとも………」


ネイは言う。


「勿論最新の春休みに発売した,ロマンシングサーガ2 暗黒伏魔殿霞ヶ関編だよ。」


政人はそのゲームを2日で魔界殿を二つ封印し,あと4ヵ所封印で裏ゲートアビスは封印完了,ラスボスは凄いとの噂もある。


「魔界殿の地と火を封印したよ。」


ネイは勝ち誇り。


「俺は今日ラスボスと対決だよ,早く入学式終わらせてラスボスを倒しに向かうよ,ラストでは次回作の予告在るらしいからね。」


政人は完敗だった。


「ネイ程のゲーム廃人には成れんよ。」


ネイは勝ち誇り言う。


「全主人公キャラと苦行修行まで終わらないと,クリアーとは言えないよ。」


それを聞いたコバは付いていけず,アッキーは呆れて物が言えず政人は。


「僕は楽しく出来れば良いや,現実でもその内モンスター狩り解禁するし。」


ネイは言う。


「戦闘スキル持ちが言う台詞だ,俺は無いからゲームで十分だ。」


アッキーとコバは頷く,ネイは続ける。


「でもマッサはキャンプには必要だな。」


コバもアッキーも頷く。


「僕はライターではない,火魔法使えるから仕方なくだ。」


アッキー言う。


「たぶん学校一魔法スキル在ると思う,条件満たしてないから発動しない魔法含めてね。」


アッキーの説明にコバは青ざめる。


「マッサはツッコミに,魔法使うなよ。」


青ざめながら言うコバ。


「そもそも対人は,対人攻撃魔法以外使えないだぞコバ。」


コバはアッキーとネイを睨む,この二人が吹き込んだらしい。


「ゲームなら盗賊や悪人政治家に,魔法撃ち放題だけどね。」


ネイがゲームの話をする。


「盗賊や悪質教団や学会は攻撃出来るだろ?」


前に武力警察が魔法で,テロ教団を魔法で制圧してたニュースを見た。


「結構な賞金掛かってたよね,あの全員武力警察に生存者ゼロを記録させた,不可解教団の顛末。」


賞金狙いの冒険者を貼り付けにし,死なない程度の盾にして幹部は武力警察が突撃と共に,最悪モンスター毒を起爆させボス教祖共々,嫌な結末に成った事件だが何故か警察は死者ゼロだった,まあ特殊化学部隊の突撃だったらしいとの噂も。


大蛇(おろち)毒は国指摘の害獣モンスターだよな?どうやって手に入れたんだろうな?,封印とその周辺の汚染された大地は立ち入り禁止のはず。」


アッキーのスキルでも未だに,解明出来ないらしい。


「何人かが校舎に入って行く,クラス分け表が出たらしいな。」


アッキーの言葉に四人で向かうと,銀髪美少女フランソワーが近くを通り過ぎ,彼女から花の様な甘い匂いが風に載って来た,この先彼女に関わる事に成る。


「マッサ,俺たちまた一緒だ。」


ネイが親指立てて言う。


『僕達は1組か………げぇ………世話焼き綾も同じ組か』


黒髪ツインテールで立ち姿は大和撫子だが,たまに寝癖で噛み付いて来たりお世話の度を越える事が多い,世話焼き昔馴染み女子友?だが,低学年で受けた昔の心の傷跡はまだ疼く政人。


『あのフランソワーさんも同じ組か,学校の高嶺の花確定な気がするな。』


保護者は体育館で待つらしいのでゆっくり来るとか,朝聞いた様なと政人は一年棟に四人で向かうと,入り口にはくじが在り入る前に席のくじを引くらしい,フランソワーさんは読めないらしく世話焼き発揮の,綾に教えてもらってた。


「マサまた同じクラスね。」


目敏く見付て言う綾に政人は言う。


「同じアダ名ある人居るみたいだから,変えてくれ。」


綾は即答で。


「い٠や٠よ。」


何が嬉しいのだろか?綾は笑顔で言う。


「この鈍感なヤツは………」


アッキーの台詞はスルーする政人,色々昔合ったから綾を受け入れられない政人である,今は友として接する事が出来てるが。


「ありがとう…………え~と?」


綾が名乗る。


「綾よ。」


そしてフランソワーさんも名乗る。


「私はフランソワーですわ,フランとお呼び下さいまし。」


政人はフランと聞き。


「腐乱?」


コバも。


「降らん?」


綾がツッコミを入れる。


「二人で一緒にボケないでよ。」


政人とコバは言う。


「「ようこそギャグの世界へ。」」


綾は即答で。


「嫌よ。」


ジト目で綾はフランソワー事フランを連れ,教室に入って行った,まあフランさんは困った顔をしてたが。


四人で箱の中をかき回し,底から一枚一枚取り黒板を見る。


「………よし,僕は窓際最果てゲットだ。」


ネイは。


「…………俺はマッサの前だな,また頼むぜ。」


親指を立てるネイと,黒板を見て言うアッキーは。


「センター最前線だな。」


コバは。


「センター広報だな。」


コバは待つが誰からもスルーされる。


「ちょっとマッサ,ツッコミが無いよ。」


政人は言われて振り返ると一言。


「窓際最果てで喜び過ぎて,聴いてなかたよ。」


コバは肩を落とす,各々席に向かいチラッと見たらまた顔馴染みが。


「またマサと近い席ね。」


右斜め前に綾がジト目で見て来る。


「お隣ですが宜しくお願い致しますね。」

「此方こそ宜しくフランソワーさん。」

「フランとお呼び下さい……」


政人も名を名乗る。


「僕は政人………まあマッサかマサで構わないよ,フランさんだけ。」


笑顔のフランに政人はドキドキである。


「………………………」


政人を睨む綾。


『マサたら鼻の下延ばして,私だけ見て欲しいのに昔の事忘れて私を見なさいよ。』


ムカムカとする綾だった。


「皆揃ったな…………意外な………何でもない。」

『もう仲良く成ってるとは,水野くんに文字の通訳頼もうと思ってたが,まあなんとか成るか。』


担任の言葉に全員の頭上に?が乱立する。


「担任の市川だ。」


何故か入学式なのに白衣を着てる担任。


「今日は午前中に入学式だけだ,明日は学校の設備や今日は渡せない分の教材の説明は明日,昼は明日から各自持参か食堂かカフェテリアを使いなさい,午後からは部活とクラブの勧誘説明会が在るが,自由出席だ。」


この中学は一クラス30人だが5組に別れて居る,美術科や魔法科と特進学科の特別教室クラスもある,政人は魔法科に一応誘われたが,友を選んだ政人だが一応教材はちゃっかり貰ってる,全学年分を母に土下座し頼み例のお金で何とか買えたらしい,後で祖父母の家に教材が届く予定。


〘俺はゲーム部かゲーム制作部だな,将来あの神BGM作曲のイトウ・Mさんに会いたいぜ。〙


ネイのスキル片道念話で話す。


「では入学式に向かうぞ。」


担任は白衣のまま向かって行った,まあ隣のクラスのジャージ担任よりはマシである。


『…………?アレいつの間にか教室に帰って来てるな?』


周りを見るとフランさんが気持ち良さそうに寝ている,綾は此方を睨んで居るネイは何か言いたそうだ。


「寝ながら入学式から帰るて,どんな芸当なんだマッサ。」


呆れた様に言うネイ,隣で頷く綾。


「フランさんも教室に戻った途端に寝ちゃうし。」


クラス全員が頷く。


「さてホームルームを始めるぞ。」


担任が来た途端に目覚め,寝てたとは思えない姿のフランさんだった。


「……………にしてこの教科書は来週の…………」


明日は金曜だが事実上来週月曜日から,学業は始まる。


「…………だから一時限目は魔法化学からだ,基礎は小学校で学んでると思うが,ロスト技術はまだ解明されて無い部分が多いが,今の生活の殆どはこのエーテルクリスタルが,生活のインフラには必要な資源だが…………」


どうやら担任は自然化学・魔法化学教員,天体クラブ顧問らしい。


❪エーテルクリスタル結晶とは❫


火・水・氷・雷・風・地・光・闇の,魔力エーテルエネルギーがクリスタルに凝縮されてる,基本モンスターを倒したり龍脈鉱山や,深い湖や海底や深海に霊山や霊峰からも採れる,魔法鉱物エネルギー資源である,闇のクリスタルだけはロストマシンにしか,使い道は無い。


「やはりこの世界では,魔石が無いのですね。」


やはりこのフランさんは異世界人らしい,まあ数ヶ月前に大量異世界人らしき死体事件があったり,その数ヶ月後にマント姿の変態が本を変なカード見せた後で,泥棒した事件も発生し未だラノベやファンタジー小説を,大量盗みマント犯は捕まって無い。


「珍道中・天才魔道士ゼルガデス,そろそろ新巻出して欲しいな神坂稲荷先生,あと魔法剣闘士バーンもそろそろ出して欲しいな,水野信長先生………王の実は隠し子主人公だけど,まだ王様に子供とは知られてないし,主人公も知らないが女神官と盗賊娘が,恋愛対象に主人公を見始めた所なんだよね……続きが知りたい。」


隣から興味津々な視線を感じるが,斜め前から何かどす黒い何かを感じる政人。


〘俺はラスボスクリアーイベントが,待ってるぜ。〙


またネイが念話をして来た,暇なヤツだ。





何だかんだで放課フランさんは南門からお迎えで帰り,この瞬間お迎えのゴツイオッサンの影響で,フランソワー嬢に告白大会は始まる前に終わりを迎えた,ターミネーターみたいなオッサンにビビったからである。


「魔法科て面白い人だらけねマサ。」

「そうだねシャロ。」


初日からイチャイチャカップルに,どす黒いオーラを周りから見える政人だった,堂々と手繋いで帰るか普通?


「ネイは本当にホームルーム終わったら,帰ったな。」


政人は初見が居るのを忘れ,スキル自由飛行で祖父母の家に帰る。


「ついでに実戦練習出来る場所ないかな?弱いモンスターとか。」


政人がのんびり飛んでるのを車から見たフランソワー,更に興味津々なフランソワー,彼女は好奇心の塊である。


「明日色々聴いてみましょ………マサさんだったかしら?マッサさんだったかしら?」


そんな事は知らない政人は少し開けた山に降り立つ,ちょうどモンスター?の猪に遭遇したが,何故か目が合ったら逃げられた。


「精神集中して。」


この頃試して居る集中力による,モンスターや人の気配感知。


「更に深く………」


深く深呼吸し息をゆっくりと吐き,ゆっくり深呼吸をすると脳が活性したかの様に,何時もより気配を感じる。

さっきの猪は走り住みかに向かってるみたいだ,猟師か冒険者らしき集団の気配もする,熊らしき反応は無いが何となくスキルが手に入った様な気がする。


「冒険者にしては何か胸騒ぎがすりな,まあ彼方はこっちに気付いて無いし,たまに無意識でも気配消せる様に成ったし,この頃習得した隠密スキルで帰るか。」


まだ姿は消せないが足音と気配を消し,その場から祖父母の家の方角へ帰って行った,祖父の手伝いをして土曜日から熊程度までなら,狩って良いと許可が出た。


「熊とオオイノシシだけだぞ,ワームとかムカデやヒルみたいな虫モンスターは,まだダメだぞ。」


不思議そうに見る政人に。


「氷魔法使えたら解禁じゃ,奴らの弱点だからな。」


翌朝再びマント泥棒が現れたらしい,とニュースが流れた。


「マント野郎また出現したらしい,捕まれよ全くまた逃げたらしいな。」


新刊発売を決意した作者達が,あのマント悪夢により被害者がまた増えた。


「魔法科高校の天才無双魔術ガンナーが,また発売延期に成るし困るなマント野郎。」

「そうなのですか?」


興味津々に聞いて来るフランソワー。


「飽きないわねマサは。」


何か言いたそうな綾。


「………クリアーしたけど予告はなかった,何回か確認したけど。」


疲れた顔で現れたネイ。


「ネットで昨日入れ忘れたのではとか,噂に成ってた気がするな。」


それを聞いてネイは,机に着くなり爆睡を始めた。


「面白い方ですね。」


一組から体育館や特別棟や図書館塔を,見て回った。


「図書館塔はスキル増やしに必要だな。」


アッキーは政人に言う。


「始まったな本の虫宣言。」


知識なら沢山欲しい,スキルは努力と経験と知識だからだ。


「魔法スキル開拓や,色々小学校には無かった開拓をしないとね。」


フランソワーは不思議そうに聞く。


「スキルて増える物なんですか?」


アッキーと政人は説明すると,興味津々に聞くフラン。


「それにしても昼前に,見回るの終わってラッキーだな。」


アッキーが言うと,ネイとコバが来て言う。


「学食行くか,一回は食べないと分からないし。」


ネイが言うとコバは。


「カフェテリアより学食だよな,日替わり楽しみだ。」


四人と一人が学食に向かう。


「色々在るな,また他のクラスメイトも来てるな。」


何人かもう頼み,チーズオムレツやらラーメンにカレー,ナポリタンや蕎麦に………何故にざる蕎麦まである?


「僕は縁起担ぎにカツ丼かな。」


券売機に小銭を入れると,不思議そうに見るフランさん。


「俺はお任せランチ。」


コバが券売機を使っても,不思議そうに見てる。


「俺は何故かあるマグロ丼だな。」


お高い1000円マグロ丼を頼むアッキー。


「俺はカロリー………無いな,塩ラーメンで良いや。」


ネイは面倒くさそうにボタンを押す。


「……………何が美味しいですか?」


フランさんの質問に四人は。


「「「「迷った時は食べたい物に限る!」」」」


フランは迷う,異世界の学舎のメニューの多さに,ワクワクが止まらなかったが何時もなら,サンドイッチだが敢えて気になるのは,全部である。


「全部食べて見たいですね。」


フランの発言に距離を取る四人。


「あんな華奢な身体で,大食いクイーンかよ。」


政人は某テレビ局の番組を思い出す。


「フードファイターかも知れない。」


アッキーが冷静を装いながら言う。


「全部食べたら普通に家計苦しいくない?」


コバが珍しくまともな回答をする。


「…………え~と,普通に迷っただけで,全部は食べれませんよ。」


困った顔で答えると,何か気になったらしい物を見る。


「牛丼や親子丼に天丼か。」


丼ものシリーズを見るフラン。


「食べた事無いのばかりで,迷いますね。」

「「「!?」」」


アッキー以外驚く。


「何でマッサまで驚いてる。」


忘れて居たから仕方ないのである。


「毎日来れば食べれるよ,まあ来週から僕は叔父の試作弁当だが。」


どんな弁当かはまだ分からない政人。


「このふんわりとした,黄色い物を頂きますわ。」


フランは親子丼を決めたらしい,そしてフランは券売機のボタンを押す,代金を入れずに。


「代金入れないと買えないよ,あとそこのボタンはフランさんが注文する親子丼ではないよ,親子丼はこっち。」


フランは字が分からないし,食べ物も分からないので政人のアドバイスに感激する。


「ありがとうございます。」


少しフランは考え,制服から袋を出し中からカードを出す,政人とアッキーは開いた口が塞がらない,何故ならテレビのCMかドラマにしか出ないカードだからである。


「この穴に入れるのですね。」


政人とアッキーは止める。


「フランさんストップ。」

「カードはそこじゃない。」

「?」


不思議そうに政人とアッキーを見るフラン。


「ダックスブラックプラチナカード,マサか現実……じゃあ無い。」


政人はやや混乱気味。


「そのカードを,余り人前で見せない事を忠告するよ。」


アッキーは忠告後にどんな最悪が在るかを,一応分かる程度に教えたが,理解出来てないのかふらふらしてる。


「まあそのカードみて,善からぬ友達とかが寄って来て悪さをするんだよ。」


微妙に簡潔的に説明する政人。


「お金に群がる人が居るのは,何処の世界にも居るのですね。」


仕方ないので今回はカード払いにし,フランは初めて自分で支払いをした。


「波乱は在ったが行こう,おばちゃん達が睨んでる。」


食券買ったのに,来ない政人達を睨むおばちゃん。


「そろそろ他の人が来る,早く食べて撤退しょう。」


政人は食券を出しカツ丼を受け取り,セルフのお茶をトレーに置き五人座れる場所に行く,何か危なっかしいフランを見て政人はネイが来ると,フランの食器を持ち一応一緒に昼を一緒したが,食べる速度がゆったりしている。


「お茶お代わりしてくるかな。」


政人は食器を返却口に置き,セルフお茶をお代わりに向かった,ネイはさっさと食べ終わり教室で寝てる。


「カフェテリア側はパンやコーヒーや,菓子パンやベーグルとか色々売ってたよ。」


政人は月曜日からの食べる場所を,後で探しに行く予定だが夏は涼しそうな場所とか,桜が結構植わってるので花見風に食べるのもと考える。


「なかなか美味いな,侮れないなこの食堂。」

「美味しいですわ。」


アッキーは感心する程の味だったらしい,おばちゃんに聞こえてたらしく勝ち誇ってた,休み時間のチャイムが鳴りぞろぞろと上級生が現れる,他のクラスもやっと終わったらしく食券機の前が渋滞発生,さてフランは何時食べ終わるのだろうか?ゆっくり味わうフランを他所に,学食は更に人が増える。





アッキー「だいぶ人混み合って来たな,何で俺たち待ってるだけ?」

政人「何か危なっかしいから………」

アッキー「…………そうだな。」

フランソワー「美味しかったですわ,初めて食べましたが………」



少し長い感想を言い始めるフランに,二人は混んで来た学食からどう出るか,考えて居た。














次回もつづきます。

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