2冊目 進学
さて何処かで出たキャラ達が登場します。
中学に進学し桜舞う16月一年の二回目の短い春,学校指定の水色のYシャツに紺のブレザーの男子に,女子はセーラー服で襟とスカートは明るい紫色で,セーラー服は襟以外は白でスカートは白とブルーの線が有り,赤の紐リボンらしい。女子はと個人の自由選択の色取り取りのカーディガン,見渡すと顔馴染み達と再開するが,やはりもう一校も合流するので,色々な人が居る中で異彩を放つ人物が三人,一人は黒髪ボブカットに碧眼の小柄な美少女で,黄色のカーディガンを着て魔法科のバッチを胸に付けて居た,もう一人は銀髪ストレートに碧眼で気品の在る所作で歩く美少女,此方も小柄であるが何故か儚い感じがするあと,カーディガンは桜色で皆の目線が彼女に釘付けに成ってた,そしてもう一人は私より体格が良い相撲部が勧誘しそうな,黒髪に身長は同じだろうか?170有りそうだ。
「マサ早く行きましよ。」
「シャロは転校早々ワクワクし過ぎ。」
「マサと一緒の時間は大切だから。」
アダ名が被りそうな予感がした政人,そして友が来た。
「あの二人は許嫁にして,謎が多い転校生だマサヒ~」
アダ名キツネの水野が現れた,僕と同じ位の背丈だが平均体型のつり目系。
「どんな情報のネットワーク何だ?何時もだがキツネ?」
キツネは言う。
「キツネは何か嫌だから,そろそろ変えてくれよそしたら教える。」
政人は頭を捻り。
「じゃあ下の名前の秋人からアッキーとか?」
キツネ改めアッキーは言う。
「それ採用だマッサ。」
アダ名が元に戻った政人だった。
「情報現はスキルかな,面白い三人が転校入学なんて初めてだからね,しかもあの二人の許嫁情報は怪しいと思う,何か夫婦て感じ何だよな………,あと銀髪の令嬢みたいな子は異世界人らしい,しかも政府関与が薄いこの学校を選んだと世界を知る者スキルで知ったがそれだ。」
頭を抱える政人。
「無茶な事して国家機関を敵に回すなよ。」
アッキーが言う。
「その時は頼むぜ相棒。」
更に頭を抱える政人,まあアッキーにはスキルの大半バレてるので,それで助けてくれて事だろうな。
「あと彼女の名前はフランソワーさんらしいよ,魔力が有るこの世界だから彼女のアイテムが使えて,話が普通に出来るらしいが………,まあどんな生まれと来た経緯は不明だよ」
アッキーは多国語得意でスキルも反映してるが,どうやら政府でも多国語範囲外で,政府の多国語解読文章機関でも解読出来ないらしい。
「テストで無ければ僕が解読出来るけどね。」
面倒な制約あるスキルと政人は思って居る,これさえ無ければ外国語の成績1は無かった筈だからだ。
「マッサは外国語には弱いよな,スキル制約さえ無ければ。」
「アッキーが羨ましいよ。」
溜め息を吐く政人,アッキーは政人の肩をトントンと叩き。
「これがレアスキル制約と普通スキルの差さ。」
勝ち誇った様に言うアッキーだった。
「レモンの入れもん忘れたぜ。」
相方のアダ名コバの小林が現れた,彼も平均体型だがマルコメヘアーである。
「なんでやねん。」
スパーン
政人が何処からか出したハリセンが,コバの頭に命中するが。
「音の割に,痛くないハリセンだよなマッサ。」
音だけ派手に出るエセハリセンだからである。
「朝から寒いぞコバ。」
「うるさいぞオコジョマフラーマニア。」
そう水野のアダ名の原因はキツネかオコジョか分からない,謎のマフラーに在るが誰もそれを指摘しなかった。
「良くオコジョて分かったなコバ。」
政人とコバはえ!?て顔で見る。
「オコジョらしいんだよねアレ,身体が長過ぎる気がするけど。」
政人とコバは聞かなかった事にした。
「マッサはゲーム何処まで攻略した?」
アダ名ネイの根井が現れた,並んだら必ず先頭に居る身長だが,目はアッキーと同じくつり目系。
「ロマンシングサーガ 佐賀地方邪神伝説編か?それとも………」
ネイは言う。
「勿論最新の春休みに発売した,ロマンシングサーガ2 暗黒伏魔殿霞ヶ関編だよ。」
政人はそのゲームを2日で魔界殿を二つ封印し,あと4ヵ所封印で裏ゲートアビスは封印完了,ラスボスは凄いとの噂もある。
「魔界殿の地と火を封印したよ。」
ネイは勝ち誇り。
「俺は今日ラスボスと対決だよ,早く入学式終わらせてラスボスを倒しに向かうよ,ラストでは次回作の予告在るらしいからね。」
政人は完敗だった。
「ネイ程のゲーム廃人には成れんよ。」
ネイは勝ち誇り言う。
「全主人公キャラと苦行修行まで終わらないと,クリアーとは言えないよ。」
それを聞いたコバは付いていけず,アッキーは呆れて物が言えず政人は。
「僕は楽しく出来れば良いや,現実でもその内モンスター狩り解禁するし。」
ネイは言う。
「戦闘スキル持ちが言う台詞だ,俺は無いからゲームで十分だ。」
アッキーとコバは頷く,ネイは続ける。
「でもマッサはキャンプには必要だな。」
コバもアッキーも頷く。
「僕はライターではない,火魔法使えるから仕方なくだ。」
アッキー言う。
「たぶん学校一魔法スキル在ると思う,条件満たしてないから発動しない魔法含めてね。」
アッキーの説明にコバは青ざめる。
「マッサはツッコミに,魔法使うなよ。」
青ざめながら言うコバ。
「そもそも対人は,対人攻撃魔法以外使えないだぞコバ。」
コバはアッキーとネイを睨む,この二人が吹き込んだらしい。
「ゲームなら盗賊や悪人政治家に,魔法撃ち放題だけどね。」
ネイがゲームの話をする。
「盗賊や悪質教団や学会は攻撃出来るだろ?」
前に武力警察が魔法で,テロ教団を魔法で制圧してたニュースを見た。
「結構な賞金掛かってたよね,あの全員武力警察に生存者ゼロを記録させた,不可解教団の顛末。」
賞金狙いの冒険者を貼り付けにし,死なない程度の盾にして幹部は武力警察が突撃と共に,最悪モンスター毒を起爆させボス教祖共々,嫌な結末に成った事件だが何故か警察は死者ゼロだった,まあ特殊化学部隊の突撃だったらしいとの噂も。
「大蛇毒は国指摘の害獣モンスターだよな?どうやって手に入れたんだろうな?,封印とその周辺の汚染された大地は立ち入り禁止のはず。」
アッキーのスキルでも未だに,解明出来ないらしい。
「何人かが校舎に入って行く,クラス分け表が出たらしいな。」
アッキーの言葉に四人で向かうと,銀髪美少女フランソワーが近くを通り過ぎ,彼女から花の様な甘い匂いが風に載って来た,この先彼女に関わる事に成る。
「マッサ,俺たちまた一緒だ。」
ネイが親指立てて言う。
『僕達は1組か………げぇ………世話焼き綾も同じ組か』
黒髪ツインテールで立ち姿は大和撫子だが,たまに寝癖で噛み付いて来たりお世話の度を越える事が多い,世話焼き昔馴染み女子友?だが,低学年で受けた昔の心の傷跡はまだ疼く政人。
『あのフランソワーさんも同じ組か,学校の高嶺の花確定な気がするな。』
保護者は体育館で待つらしいのでゆっくり来るとか,朝聞いた様なと政人は一年棟に四人で向かうと,入り口にはくじが在り入る前に席のくじを引くらしい,フランソワーさんは読めないらしく世話焼き発揮の,綾に教えてもらってた。
「マサまた同じクラスね。」
目敏く見付て言う綾に政人は言う。
「同じアダ名ある人居るみたいだから,変えてくれ。」
綾は即答で。
「い٠や٠よ。」
何が嬉しいのだろか?綾は笑顔で言う。
「この鈍感なヤツは………」
アッキーの台詞はスルーする政人,色々昔合ったから綾を受け入れられない政人である,今は友として接する事が出来てるが。
「ありがとう…………え~と?」
綾が名乗る。
「綾よ。」
そしてフランソワーさんも名乗る。
「私はフランソワーですわ,フランとお呼び下さいまし。」
政人はフランと聞き。
「腐乱?」
コバも。
「降らん?」
綾がツッコミを入れる。
「二人で一緒にボケないでよ。」
政人とコバは言う。
「「ようこそギャグの世界へ。」」
綾は即答で。
「嫌よ。」
ジト目で綾はフランソワー事フランを連れ,教室に入って行った,まあフランさんは困った顔をしてたが。
四人で箱の中をかき回し,底から一枚一枚取り黒板を見る。
「………よし,僕は窓際最果てゲットだ。」
ネイは。
「…………俺はマッサの前だな,また頼むぜ。」
親指を立てるネイと,黒板を見て言うアッキーは。
「センター最前線だな。」
コバは。
「センター広報だな。」
コバは待つが誰からもスルーされる。
「ちょっとマッサ,ツッコミが無いよ。」
政人は言われて振り返ると一言。
「窓際最果てで喜び過ぎて,聴いてなかたよ。」
コバは肩を落とす,各々席に向かいチラッと見たらまた顔馴染みが。
「またマサと近い席ね。」
右斜め前に綾がジト目で見て来る。
「お隣ですが宜しくお願い致しますね。」
「此方こそ宜しくフランソワーさん。」
「フランとお呼び下さい……」
政人も名を名乗る。
「僕は政人………まあマッサかマサで構わないよ,フランさんだけ。」
笑顔のフランに政人はドキドキである。
「………………………」
政人を睨む綾。
『マサたら鼻の下延ばして,私だけ見て欲しいのに昔の事忘れて私を見なさいよ。』
ムカムカとする綾だった。
「皆揃ったな…………意外な………何でもない。」
『もう仲良く成ってるとは,水野くんに文字の通訳頼もうと思ってたが,まあなんとか成るか。』
担任の言葉に全員の頭上に?が乱立する。
「担任の市川だ。」
何故か入学式なのに白衣を着てる担任。
「今日は午前中に入学式だけだ,明日は学校の設備や今日は渡せない分の教材の説明は明日,昼は明日から各自持参か食堂かカフェテリアを使いなさい,午後からは部活とクラブの勧誘説明会が在るが,自由出席だ。」
この中学は一クラス30人だが5組に別れて居る,美術科や魔法科と特進学科の特別教室クラスもある,政人は魔法科に一応誘われたが,友を選んだ政人だが一応教材はちゃっかり貰ってる,全学年分を母に土下座し頼み例のお金で何とか買えたらしい,後で祖父母の家に教材が届く予定。
〘俺はゲーム部かゲーム制作部だな,将来あの神BGM作曲のイトウ・Mさんに会いたいぜ。〙
ネイのスキル片道念話で話す。
「では入学式に向かうぞ。」
担任は白衣のまま向かって行った,まあ隣のクラスのジャージ担任よりはマシである。
『…………?アレいつの間にか教室に帰って来てるな?』
周りを見るとフランさんが気持ち良さそうに寝ている,綾は此方を睨んで居るネイは何か言いたそうだ。
「寝ながら入学式から帰るて,どんな芸当なんだマッサ。」
呆れた様に言うネイ,隣で頷く綾。
「フランさんも教室に戻った途端に寝ちゃうし。」
クラス全員が頷く。
「さてホームルームを始めるぞ。」
担任が来た途端に目覚め,寝てたとは思えない姿のフランさんだった。
「……………にしてこの教科書は来週の…………」
明日は金曜だが事実上来週月曜日から,学業は始まる。
「…………だから一時限目は魔法化学からだ,基礎は小学校で学んでると思うが,ロスト技術はまだ解明されて無い部分が多いが,今の生活の殆どはこのエーテルクリスタルが,生活のインフラには必要な資源だが…………」
どうやら担任は自然化学・魔法化学教員,天体クラブ顧問らしい。
❪エーテルクリスタル結晶とは❫
火・水・氷・雷・風・地・光・闇の,魔力エーテルエネルギーがクリスタルに凝縮されてる,基本モンスターを倒したり龍脈鉱山や,深い湖や海底や深海に霊山や霊峰からも採れる,魔法鉱物エネルギー資源である,闇のクリスタルだけはロストマシンにしか,使い道は無い。
「やはりこの世界では,魔石が無いのですね。」
やはりこのフランさんは異世界人らしい,まあ数ヶ月前に大量異世界人らしき死体事件があったり,その数ヶ月後にマント姿の変態が本を変なカード見せた後で,泥棒した事件も発生し未だラノベやファンタジー小説を,大量盗みマント犯は捕まって無い。
「珍道中・天才魔道士ゼルガデス,そろそろ新巻出して欲しいな神坂稲荷先生,あと魔法剣闘士バーンもそろそろ出して欲しいな,水野信長先生………王の実は隠し子主人公だけど,まだ王様に子供とは知られてないし,主人公も知らないが女神官と盗賊娘が,恋愛対象に主人公を見始めた所なんだよね……続きが知りたい。」
隣から興味津々な視線を感じるが,斜め前から何かどす黒い何かを感じる政人。
〘俺はラスボスクリアーイベントが,待ってるぜ。〙
またネイが念話をして来た,暇なヤツだ。
何だかんだで放課フランさんは南門からお迎えで帰り,この瞬間お迎えのゴツイオッサンの影響で,フランソワー嬢に告白大会は始まる前に終わりを迎えた,ターミネーターみたいなオッサンにビビったからである。
「魔法科て面白い人だらけねマサ。」
「そうだねシャロ。」
初日からイチャイチャカップルに,どす黒いオーラを周りから見える政人だった,堂々と手繋いで帰るか普通?
「ネイは本当にホームルーム終わったら,帰ったな。」
政人は初見が居るのを忘れ,スキル自由飛行で祖父母の家に帰る。
「ついでに実戦練習出来る場所ないかな?弱いモンスターとか。」
政人がのんびり飛んでるのを車から見たフランソワー,更に興味津々なフランソワー,彼女は好奇心の塊である。
「明日色々聴いてみましょ………マサさんだったかしら?マッサさんだったかしら?」
そんな事は知らない政人は少し開けた山に降り立つ,ちょうどモンスター?の猪に遭遇したが,何故か目が合ったら逃げられた。
「精神集中して。」
この頃試して居る集中力による,モンスターや人の気配感知。
「更に深く………」
深く深呼吸し息をゆっくりと吐き,ゆっくり深呼吸をすると脳が活性したかの様に,何時もより気配を感じる。
さっきの猪は走り住みかに向かってるみたいだ,猟師か冒険者らしき集団の気配もする,熊らしき反応は無いが何となくスキルが手に入った様な気がする。
「冒険者にしては何か胸騒ぎがすりな,まあ彼方はこっちに気付いて無いし,たまに無意識でも気配消せる様に成ったし,この頃習得した隠密スキルで帰るか。」
まだ姿は消せないが足音と気配を消し,その場から祖父母の家の方角へ帰って行った,祖父の手伝いをして土曜日から熊程度までなら,狩って良いと許可が出た。
「熊とオオイノシシだけだぞ,ワームとかムカデやヒルみたいな虫モンスターは,まだダメだぞ。」
不思議そうに見る政人に。
「氷魔法使えたら解禁じゃ,奴らの弱点だからな。」
翌朝再びマント泥棒が現れたらしい,とニュースが流れた。
「マント野郎また出現したらしい,捕まれよ全くまた逃げたらしいな。」
新刊発売を決意した作者達が,あのマント悪夢により被害者がまた増えた。
「魔法科高校の天才無双魔術ガンナーが,また発売延期に成るし困るなマント野郎。」
「そうなのですか?」
興味津々に聞いて来るフランソワー。
「飽きないわねマサは。」
何か言いたそうな綾。
「………クリアーしたけど予告はなかった,何回か確認したけど。」
疲れた顔で現れたネイ。
「ネットで昨日入れ忘れたのではとか,噂に成ってた気がするな。」
それを聞いてネイは,机に着くなり爆睡を始めた。
「面白い方ですね。」
一組から体育館や特別棟や図書館塔を,見て回った。
「図書館塔はスキル増やしに必要だな。」
アッキーは政人に言う。
「始まったな本の虫宣言。」
知識なら沢山欲しい,スキルは努力と経験と知識だからだ。
「魔法スキル開拓や,色々小学校には無かった開拓をしないとね。」
フランソワーは不思議そうに聞く。
「スキルて増える物なんですか?」
アッキーと政人は説明すると,興味津々に聞くフラン。
「それにしても昼前に,見回るの終わってラッキーだな。」
アッキーが言うと,ネイとコバが来て言う。
「学食行くか,一回は食べないと分からないし。」
ネイが言うとコバは。
「カフェテリアより学食だよな,日替わり楽しみだ。」
四人と一人が学食に向かう。
「色々在るな,また他のクラスメイトも来てるな。」
何人かもう頼み,チーズオムレツやらラーメンにカレー,ナポリタンや蕎麦に………何故にざる蕎麦まである?
「僕は縁起担ぎにカツ丼かな。」
券売機に小銭を入れると,不思議そうに見るフランさん。
「俺はお任せランチ。」
コバが券売機を使っても,不思議そうに見てる。
「俺は何故かあるマグロ丼だな。」
お高い1000円マグロ丼を頼むアッキー。
「俺はカロリー………無いな,塩ラーメンで良いや。」
ネイは面倒くさそうにボタンを押す。
「……………何が美味しいですか?」
フランさんの質問に四人は。
「「「「迷った時は食べたい物に限る!」」」」
フランは迷う,異世界の学舎のメニューの多さに,ワクワクが止まらなかったが何時もなら,サンドイッチだが敢えて気になるのは,全部である。
「全部食べて見たいですね。」
フランの発言に距離を取る四人。
「あんな華奢な身体で,大食いクイーンかよ。」
政人は某テレビ局の番組を思い出す。
「フードファイターかも知れない。」
アッキーが冷静を装いながら言う。
「全部食べたら普通に家計苦しいくない?」
コバが珍しくまともな回答をする。
「…………え~と,普通に迷っただけで,全部は食べれませんよ。」
困った顔で答えると,何か気になったらしい物を見る。
「牛丼や親子丼に天丼か。」
丼ものシリーズを見るフラン。
「食べた事無いのばかりで,迷いますね。」
「「「!?」」」
アッキー以外驚く。
「何でマッサまで驚いてる。」
忘れて居たから仕方ないのである。
「毎日来れば食べれるよ,まあ来週から僕は叔父の試作弁当だが。」
どんな弁当かはまだ分からない政人。
「このふんわりとした,黄色い物を頂きますわ。」
フランは親子丼を決めたらしい,そしてフランは券売機のボタンを押す,代金を入れずに。
「代金入れないと買えないよ,あとそこのボタンはフランさんが注文する親子丼ではないよ,親子丼はこっち。」
フランは字が分からないし,食べ物も分からないので政人のアドバイスに感激する。
「ありがとうございます。」
少しフランは考え,制服から袋を出し中からカードを出す,政人とアッキーは開いた口が塞がらない,何故ならテレビのCMかドラマにしか出ないカードだからである。
「この穴に入れるのですね。」
政人とアッキーは止める。
「フランさんストップ。」
「カードはそこじゃない。」
「?」
不思議そうに政人とアッキーを見るフラン。
「ダックスブラックプラチナカード,マサか現実……じゃあ無い。」
政人はやや混乱気味。
「そのカードを,余り人前で見せない事を忠告するよ。」
アッキーは忠告後にどんな最悪が在るかを,一応分かる程度に教えたが,理解出来てないのかふらふらしてる。
「まあそのカードみて,善からぬ友達とかが寄って来て悪さをするんだよ。」
微妙に簡潔的に説明する政人。
「お金に群がる人が居るのは,何処の世界にも居るのですね。」
仕方ないので今回はカード払いにし,フランは初めて自分で支払いをした。
「波乱は在ったが行こう,おばちゃん達が睨んでる。」
食券買ったのに,来ない政人達を睨むおばちゃん。
「そろそろ他の人が来る,早く食べて撤退しょう。」
政人は食券を出しカツ丼を受け取り,セルフのお茶をトレーに置き五人座れる場所に行く,何か危なっかしいフランを見て政人はネイが来ると,フランの食器を持ち一応一緒に昼を一緒したが,食べる速度がゆったりしている。
「お茶お代わりしてくるかな。」
政人は食器を返却口に置き,セルフお茶をお代わりに向かった,ネイはさっさと食べ終わり教室で寝てる。
「カフェテリア側はパンやコーヒーや,菓子パンやベーグルとか色々売ってたよ。」
政人は月曜日からの食べる場所を,後で探しに行く予定だが夏は涼しそうな場所とか,桜が結構植わってるので花見風に食べるのもと考える。
「なかなか美味いな,侮れないなこの食堂。」
「美味しいですわ。」
アッキーは感心する程の味だったらしい,おばちゃんに聞こえてたらしく勝ち誇ってた,休み時間のチャイムが鳴りぞろぞろと上級生が現れる,他のクラスもやっと終わったらしく食券機の前が渋滞発生,さてフランは何時食べ終わるのだろうか?ゆっくり味わうフランを他所に,学食は更に人が増える。
アッキー「だいぶ人混み合って来たな,何で俺たち待ってるだけ?」
政人「何か危なっかしいから………」
アッキー「…………そうだな。」
フランソワー「美味しかったですわ,初めて食べましたが………」
少し長い感想を言い始めるフランに,二人は混んで来た学食からどう出るか,考えて居た。
次回もつづきます。