19冊目 宇宙海賊そして旅は続く
次の銀河? は何か騒がしい場所だった、赤茶色と黒い斑の星や勾配30度ズレた惑星リングの、水色の様な星あったりするけど、何処からか野郎達の変な歌声を広範囲アンテナ拾う、変な歌の割には曲のBGMは凄く良いテンポも良いが、BGMの無駄遣いだ。
❲俺達海賊~♪ 宇宙の海賊~♪ 泣く子も、失神する宇宙~♩ 海賊~♪ ………❳
泣く子を失神させるなよ。
❲どんな宇宙嵐も~♪ 乗り越える屈強な俺達海賊、宇宙の海賊、屈強な宇宙海賊~♪ 誰しも俺達を止められはしない……❳
稲荷さんが頭を抱える。
「あの面倒なのが総括地域の、大銀河団なのじゃ」
あの恥女神の稲荷さんが、頭を抱えるとはヤバい人が居るらしい。
「じゃから私は恥女神ではない、この世界の稲荷神社を守護する神なのじゃ」
「はいはい、妄想は自室でね」
政人が言うとマイケルは。
「そうだぞ、エッチな本は自室でな」
場をシラケさせる発言をしたマイケル、政人とマイケルからトムと稲荷に謎の美少女が遠ざかる。
「何でトムまでそっちなんだ?」
「お前の私物を出すぞ!」
猫精霊のエッチな本には、人間には価値がない物で有るのだが。
(この人間のエッチな本には興味がある、からかうのに)
(エッチに反応しましたけど、エッチて何かしら?)
謎の美少女に知識は少ないらしいが、何故に遠ざかった? そしてマイケルが言う。
「宇宙海賊て政人が読んでる、漫画とかの創作物かと思ったが本当に居るとはな……」
❲俺達海賊~♪ 宇宙の海賊~♪…………❳
「うるせーぞ!」
マイケルはうるさい歌にうんざりだった、アンテナ周波数を変え変な歌は止んだがまた次なる歌が。
❲海賊、海賊、我等は高貴な宇宙海賊~♪❳
今度は合唱で男女共演で流すイヤらしさ、何かの勧誘迷惑メールの様に周波数を変えても、一般周波数で流れて来る。
「此処は宇宙海賊や義海賊の、地球と言う異世界アニメやマンガにハマった、統括してるニート神の領域なのじゃ」
政人はもう面倒なので、仕方なく神の存在を認める事にした。
「仕方なくて、酷い奴なのじゃ」
「そうですわ」
何故か一向に名乗らない美少女にも、文句を言われるがもう美少女てのも面倒なので、2半チャンネル風にA子にするか。
「そんなA子なんてセンスが有りませんわ」
「名乗らないのが悪いのじゃ」
勝手に人の心読まないで欲しい。
「「それは無理」」
「だから内心読むなよ!」
観光どうするか考えてると、稲荷さんが言う。
「宇宙海賊位しか見せ物無いのじゃ」
「見せ物て………」
娯楽を観覧しに来てる訳では無いのだが、稲荷さん
「まあ色々な海賊船が居るらしいからな」
政人の目に光が宿る、此はネイ達に必要に成るかも知れない素材だと。
「ロマネ・コンティ!」
〘撮影ですね、お任せを〙
暫く航行して素材集めを開始した、宇宙迷彩ミラージュで船体を映像認識出来なくし、推進力をマイクロ重力エンジンから、オーラ推進エンジンに変え熱排出をカットして、移動し最初に見た宇宙海賊の船は、宇宙潜水艦だったまあ宇宙海賊潜水艦は、プロペラシャフトではなくちゃんと推進機構が有ったし、エネルギー主砲らしき三連装主砲に副砲やミサイル発射ホームも有った。
「アレは何ですか?」
A子が聞いて来たので。
「宇宙海賊潜水艦いや、宇宙海賊船だよ」
「私はA子では有りませんわ」
「名前は?」
「…………思い出せません………」
記憶が無いて言えば良いのに、全然今まで言わなかったよね?
「聞かれなかったですし……」
「名前は必要だよ」
政人の言葉に美少女以外頷く、そして稲荷は言う。
「名前を付けてやっては」
稲荷さんがそう言ったので。
「ではお願いしますね稲荷さん」
「そうですねお願いしますわ」
「え゛!?」
稲荷は少女に名前を授ける事に成った。
「可愛い名前をお願いしますわ」
「政人さんや」
初めて稲荷さんから名前を言われ、僕は厄介事の気配に後ずさる。
「何故に後ずさるのじゃ」
「何かしらの前触れと、あと何か嫌な予感がしたので」
(勘が良過ぎなのじゃ!)
政人に名付けを押し付けるつもりだった稲荷、仕方なく稲荷は名前を考え言う。
「花梨はどうじゃ?」
「却下しますわ」
「その名前はもう居ますよ、ホラーメールを送る……」
また携帯の着信バイブレーションが、ポケットから振動が来て恐怖する政人。
「もっと私に合いそうな名前が良いな」
無知ぶりを言うA子。
「A子では有りませんわ」
また人の内心を読むので、A子で良い気がした政人。
「もう読まないから、何かダサいA子だけは嫌!」
政人は人気キャラの名前を言う。
「じゃあセーラ」
少女は疑る瞳で政人に詰め寄る、小さく可愛い唇に稲荷とは違う整った、異世界姫の様な絶世の美少女顔。
スラットしたデコボコが保々無いスタイル、何処に着替えが在るのは不明な白いブラウスに、コルセットピンクのスカートに白のニーハイソックス、それに何か不思議なブーツを履いて居る。
「………考え無いで決めましたよね」
「………どうかなぁ~」
もう少し考えたふりをしてから、言えば良かったかな?
政人は何か良い名前無いか考える。
(撫子………て感じではないし)
活発では無さそうだが、同じ甘党の気がするが稲荷さんは、油揚げ一枚やれば良い程度と思う。
(心愛は………違うな、何か合わないし翠とかアントワネット……何か、アントワネットは色々な意味でダメな気がする)
高貴なて感じはするけど、人の高貴なて質ではないだよね……
稲荷は胸を張り私は高貴な神アピールをして居た、それを見てヒソヒソと残念な者を見る目で、トムとマイケルは話して居た。
「デカく無い胸を張ってどや顔してるな」
「ヤバいエターナルペッタンな奴だよな、あの自称神女」
トム達のヒソヒソ話が聴こえたのか、稲荷さんはトム達を睨んで居た。
(誰がエターナルペッタンなのじゃ!)
勿論稲荷である、政人はまだ名前を閃かない。
(私よりあの娘の方がペッタンじゃあ!)
(私はエターナルでは無いわよ)
静かに自分をペッタンコ扱いした、稲荷を睨む少女だがペッタンコなのは現実だ。
「ユナか日和かな?」
(エターナルペッタン的な)
(だから私はエターナルペッタンでは無いわよ!!)
色々認めない少女だった、政人は何かで読んだ本の女神の名前を思い出し。
「じゃあゲルド」
「イヤ、名前が可愛い響きに聞こえない」
名前が可愛い響きて困る政人だったが、一つ閃いた名前が。
「エリザベートは?」
「………何か良い名前、それ良い!」
ホッとする政人、白い何かが脳裏を過ぎたが気にしては成らない。
「エリザベート、私にフィットする名前だわ」
「じゃあ愛称はエリーね」
「ありがとう!」
目を輝かせ礼を言うエリザベートに、政人は後ろめたさも有るがもう思い付かないので、勘弁して欲しいのだ。
エリザベートの可愛い仕草に惚れそうな政人、何か対抗心が沸く稲荷だが冷静に考え、人と神の存在の差を思い出し冷静に成る、何時かこの政人も寿命を終え自分より先に消える定めに、そして政人は宇宙海賊同士の船同士の戦いや、色々個性的な宇宙海賊の船の動画に画像を、ロマネ・コンティの機能を使い編集して、ネイとユンケに大容量の動画と画像資料を何日かに分けて送った。
「稲荷さん、何か冒険出来そうな所無い?」
政人は疲れながら食堂で、せんべいを食べてる稲荷に聞く。
「冒険なら、モンスター開発が好きな神や美味しい肉を追究する、変わったモンスター肉開発をしてる神や、モンスター倒すとドロップのアイテム開発してる神や、金の質を研究する神や武器を開発して色々試してる神や、色々斬新な防具を作ってる神が居るが、肝心の人が居ないらしいのじゃ」
欠陥だけしかない計画性ない研究だ。
「本当に計画性が無い奴らじゃよ」
政人は稲荷に案内されてその宇宙に向けて、移動するのだった。
トム「次回久々にバトルかな?」
マイケル「さあな」
さあなしか言えないマイケル、次回に成らないと分からないのだった。




