18冊目 旅は道連れだが……
政人は光りの繭からから現れた幼女が美少女になり、何故かドレスはウエディングドレスに変わり、どうすれば良いか困って居たがトムとマイケルは歓迎して居た、政人に妻と言う春が来たと。
だが政人は思ったがあえて二人に言わない、そもそもウエディングドレスだけで結婚なら、婚姻届とから要らないよねと思った。
仕方ないので抱っこしたまま、今日の宿泊地に向かう宿泊地は唯一残る宿、だが誰も管理していなく無料の宿泊施設で、使い終わった後に掃除したと無人ドローンが判定すれば、旅行中の船の停泊料が安く成るらしい。
それにそれが目的でも無いが、この辺りは秘境なので観光客が滅多に来ないらしく、自然風景画作家や動物写真家に秘境旅をする、星の外からの観光客がたまにらしい。
稲荷さんは放置しやって来た宿は木造の政人が知る、温泉旅館で部屋を三つ使い自分の部屋、謎の美少女の部屋にトムマイケルの部屋。
「何で俺達だけ相部屋なんだ!」
「不当だぞ政人!」
「………自分で掃除出来る成らね、出来ない成ら言わないでね次言ったら、掃除代金貰うから」
掃除嫌いな二人には、逆らう事は出来なかった。
「汚く汚したらペナルティーね」
「「何か厳しくない政人」」
「二人の部屋の掃除をすると、凄い大変なんだよ!」
前から思ってた事を二人に言う、見覚え有り過ぎて反論出来ない二人だった。
少女を布団に寝かせ台所と外のキッチンスペースを見て、外にピザ窯が在ったので試しに、食べたピザを再現する事にして、下拵えに生地を練り五枚作り土手を作り具を入れる、トム達のリクエストはやはりイカ、僕はトマトとミックスチーズを作る、具材を丁寧にムラなく入れ先ずはシーフード二枚焼き、次にチーズとトマトソースピサを入れ焼き上がり、ピサピールて道具で取り出し、切り分け少し冷めてから三人で食べたが、再現は無理だったが満足出来る味で、特にチーズはとろけたチーズが絶妙で美味しかった。
チーズ二枚目の半分をマイケルに食われた、残りをトムに狙われてたので急いで食べた。
食後は休んでから名物の温泉に向かい、毛深い獣人系お客さん用と人間用に、家族用に恋人プライベートや通常混浴等バリエーションが有る。
たがバリエーション有っても、使われなければ意味は無いし利用客が殆んど無い、だがこの温泉には秘密が有る仕掛け扉の仕掛けを引っ張り、奥に進みスキルで仕掛けを見付けて更に押して進み、更に進み薄明かりの中二手に別れた道を右に進み、通路の先に脱衣場が現れたので脱いでお風呂セットを持ち、いざ突入する磨りガラス張りのスライドドアを開き行くと、綺麗な風景に露天風呂が数ヶ所有る。
「此処も綺麗な桜だな、夕焼けの日差しも射して幻想的だな」
風邪に揺れ舞い散る桜、先ずは身体を洗いそしてジュースを出し、コーラ片手に温泉を楽しむ。
「一回コーラ飲みながら、温泉入りたかったんだよなぁ~」
家でやれ。
「何時かは酒を片手に入りたいな………」
大人に成ってからしろよ。
「………なかなか良い湯だなぁ~」
政人は極楽と呟きながら、全身の力を抜き岩に背かなを預け、温泉を満喫して居た………
「私も入るのじゃ」
「貴女は女性なので隣に行って下さい」
せっかくの温泉が台無しだ、声は何処かに消えた筈の稲荷さんだ。
「私に人間のルールは無意味」
「男神にその姿で行けば」
恥女神自称に言うと。
「私は恥女神ではない、稲荷なのじゃ!」
「変態さんにはぴったりですよね?」
後ろの脱衣場入口から聞こえる、恥女神に言う政人。
「私のプリティーな姿を変態さんと言うか!」
「……………? プリティー?」
政人は振り返る、金髪巫女服で耳と尻尾以外は、モデル級の大人のお姉さんみたいな超絶美女だったはず。
「確かにあの姿の私ならじゃな」
また人の思考を読むが、あの姿ので違和感を感じ。
「まあ人間じゃあ無いし犯罪は向こうだし」
見ないで放置した。
「何故見ない?」
「面倒だから」
「なぁ゛………」
政人の言葉に絶句する稲荷は、肩を落とすとある姿で。
「酷い人間なのじゃ」
「変態自称神様は困ったもんだ」
ピキッと何かがキレた稲荷、変質者を無視を貫く政人は絶対振り向くものかと、大人のお姉さんの裸には興味は有れど見る気にはない、此方にも見たい体型の基準や年齢が有るからだ。
「じゃから私はかみなんじゃあぁー!!」
「当たりはしない!」
稲荷は身体を回転させ蹴りをなら放つが、政人はその攻撃を躱し狐姿の稲荷を捕まえ。
「女湯に行ってらっしゃい!!」
「よいもの~!!」
暫くしザブンとお湯に落ちた音と。
「神の扱いが悪い!!」
「…………さて邪魔は居ない、どうせトム達と同じ狐の精霊だろう」
精霊は信じるのに神は信じない残念な政人だった。
「本当に神なのに……」
溜め息をし稲荷は元の姿に戻り、久々に下界の温泉に浸かりながら、神の力で酒を出して桜を見ながら信じない人間に、何を言っても仕方ないと結論を認めた、まあ神を信じない地域の人間だから仕方ないが、私を精霊と一緒にして欲しくないと苛立つ稲荷だった。
「温泉と他の星の桜の写メ送ろ」
メールホルダーの件数がホラー何だが、見なかった事にして消してユンケやネイにコバに送信、花梨以外のメールを確認すると皐月さんから、お土産宜しくとメールが入ってたが親友の彼女に、土産を買うつもりは無い。
「さて、ユンケとネイの依頼も果たさないとな」
温泉から上がり部屋に戻り、日が暮れ行く地平線を自由飛行で空から見ながら、綺麗な点在する島と共に桜舞う島々を撮り、ユンケとネイに送信し満足な素材に成ったらしい。
「さて戻って明日の旅行プランと、他の星の肉や野菜の種を手に入れよう」
今の所変わらない野菜やチーズや肉、土地が変われば物もたぶん変わる筈のだったが、翌日木組みの隣の国に似た家が有り、美人な女性やイケメンな男性にダンディーなオッサン、しわくちゃな老婆や爺さんは居ない。
「相変わらずな街じゃ」
「………僕は不思議人間ではないのだが……」
視線に疲れたので観光したい場所も無いので、宇宙港に戻り客が少ないロビーを過ぎて、停泊料を払いまだ寝てる美少女は、稲荷さんに任せたのだがいつの間にか船の中に居た。
「………不法潜入で突き出そう」
「良いではないか! 旅は道連れじゃ」
政人は言う。
「帰れ」
笑顔で言う政人に、苦笑いしながら稲荷は言う。
「嫌じゃ!」
退屈はつまらないので、暫く付いて行く稲荷だった。
「ハウス!」
「私は犬ではない!!」
仕方なく突き出した。
「じゃから私は不法潜入ではない、放すのじゃ~!!」
「何処から入ったか分からないが、この者は我々に任せて善き旅を」
職員にドナドナされ去って行った、こうして政人達は再び宇宙の旅に出た。
「宇宙の果てが無いらしいし、またランダムに行く?」
「だな」
「そうだね」
マイケルとトムの承諾を受け、政人はまた遠くに旅立ったが出た先は、色々な色の星が有る星系に出た。
「リングが十字に有るガス型惑星見たいだね」
巨大なガス型惑星の回りにクロスした十字リング、近くには氷の様な噴出物を出す衛星? や、火山の噴火が宇宙まで吹き上がる衛星が見える、やっと機能したスペースマップを見て次は、ブルーウォーターに観光する事にした。
❪ブルーウォーター❫
草食モンスターが多く、何故か人が少なく衰退化してる様な星、植えた穀物は育つと食べられ人々には危害を与えないが、人々は草食モンスターを倒す事は出来ない………
政人達は一応宇宙港を探したが無かったので、滞空しながら近くの街を見たら剣を片手に、カタカタ身体を震わせたり鍬を持って、青白い顔で怯えた目をして居たので、ロストシップを知らない星らしくもしかしたら、ロストテクノロジーや技術等無い星かも知れない。
「辺境な星に来たみたいだな政人」
「落差が激しいね政人の運」
勝手に僕の運が原因とか言わないで欲しい、二人も日頃の行い振り返って欲しいね。
政人の視線を感じた二人は、コソコソと話す。
「どうせ僕らの日頃の行いとか思ってるよアレ」
「俺はトムより日頃の行い良いぜ!」
「どうなぁ~」
火花を散らす食いしん坊二人、自堕落昼寝ばかりが基本だがそれは猫の習性だから仕方ない、旅行中は食い気に走って居るが。
「人が居ない場所に着陸しよう」
「服装似た場所が良いだろうよ」
マイケルに言われた数日探したが無かった、余計に弓矢や何かの銃や古い型の炸薬ライフルを、此方に撃ってたが逆にモンスター達が暴れだし、街や集落に向かってたので弱そうな短足低身長の、小人の様なゴブリンは彼等に任せた。
硬い身体ぽい牛や象の鼻が無い巨大なモンスターは、対空機銃一撃で倒せたが、複数倒したお陰で弾薬が半分減ったが、後で補充方法をロマネ・コンティに聞こう、後ユンケとネイにモンスター写メは送り済み。
更に初日夕方にどうやってやって来たか、自称神の稲荷さんと何故か目覚めたあの幼女から成長した、不思議な美少女? 美女が居たが稲荷さんは、何か怯えて居た気がするが気のせいだろう。
金髪セミロングの美少女? は、記憶が無いらしいしけど何故か稲荷さんに、プレッシャーを放ってる様な気がする。
「稲荷さん」
「何でしょうか?」
凄く顔が引き吊った顔をしながら、政人に向き合う。
「記憶喪失て本当何ですか?」
「……私に聞かれても困るのじゃ!」
(言えぬ、神の身分を剥奪された元女神で、他の次元の者とは……)
『言っても構わないですが、神の身分剥奪されても力は在りますからね!』
稲荷はこの元女神の力が不明なので、稲荷は政人は二人から、ただ成らない気配を感じるが。
(もう神だろうが恥女神だろうが、猫被り美少女だろうがどうにでも成れ!)
稲荷は政人を睨む。
「…………」
(誰が恥女神じゃ!)
そして謎の美少女も。
「…………」
(猫被り美少女では有りませんわ!)
政人に内心クレームを言う二人だった、北半球の雪原付近は人が少なく、色々な防寒具の人達が居たので、寒冷仕様の外套とまだ使って無い、ロストテクノロジーらしき防具? を装備して降りなかった、そして今に至るのだった。
「何か街の衛生悪いし止めよう」
「だな」
「だね」
トムとマイケルの同意を得たので、衛生が悪いゴミが散らばった、汚れた街が多い青い水の星を後にする、ロストシップが自己防衛で倒したモンスターは、回収され収納カード内で解体アイテムが解体してる。
「ロマネ・コンティ次を頼むよ」
〘では次はこんな星は如何ですか?〙
ロマネ・コンティが提示した星は遠く離れてるが、今更なので行く事にした。
トム「次回最終回」
マイケル「………トム、エイプリルフールはまだ先だぞ………」
トム「…………え!?」
まだ旅は続く。