表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
リスタート編
19/23

17冊目 枯れない桜と桜の幼女? 美少女? と稲荷神様? と

トムとマイケルはまだ帰って来ない,キツネうどんのお代わりを頼むと,逃げた筈の巫女が居た。


「少々お待ち下さいね」


暫くするとキツネうどんがやって来た。


「腰もダシも美味いし,おあげも美味い」


帰って来たトムとマイケルは遭遇する。


「見付けたぜ食い逃げ」

「その巫女服剥いで,政人の妻として生きて貰おうか!」


政人を巻き込むトム。


「僕にも伴侶を選ぶ権利があるよ」

「ねぇーよ!」

「在りはしない!」


何故か権利がないと言われる政人だった。


「執念深過ぎね、モテないわよ」


だがトムとマイケルは、鼻で笑い言う。


「「政人ではないからモテモテだ」」


それを聞いて腹が立つ政人を、放置し二人は続ける。


「さて食い逃げの代償に、政人の妻に………」

「ネタだよね? マイケル」


政人が冗談キツイて顔で言うと。


「普通に食われた恨みで、政人の妻にしょうと……」

「そう食べ物の恨みは深いんだよ。」


二人は政人の事は考えない、食べられた恨みが強すぎである。


「美少女だけどお金掛かりそうだから嫌だ」

「お前に選択肢は無い政人!」

「酷くないマイケル」


マイケルは言う。


「独身で死ぬのと、食い気の美人と結婚どっちを選ぶ?」

「私は嫌よ、私は狐の使いだから」


マイケルがニヤリとする。


「動物園に売ろう」


政人はマイケルの目を見てヤバいと思った。


「マイケルは本気で怒ってる、色々謝ってマイケルたまに恐ろしいから」


狐の使いの巫女は奥に行き、いなり寿司を差し出した。


「足りないよな………」

「暫くお待ちを……」


こうして政人の童貞と狐の使い巫女は、色々助かったのだった。


「美味いじゃあないか」

「でしょでしょ」


いつの間にか仲良く成ってたがトムは、何かを感じ神社の方を見て居たが、狐の使いの巫女も何かを感じたそうで警戒する。


「用事から帰って来たらナズちゃんはまた、困った子ね………て、久し振りに降臨かも知れませんね」


狐耳と尻尾の、ボインの巫女お姉さんが現れた。


「写メ……写メ」


アッキーに爆弾投下。


「アトミックボムは炸裂したはず」


だが炸裂したのは政人だった、アッキーの裏切りにより花梨にアドレスが知られ、政人にホラーが訪れるとはこの時は知らなかった。


「ナズナはまたやらかしたのかえ?」


現れた清楚な出で立ちに不思議な雰囲気と、狐耳に尻尾に超絶美人な黒髪の巫女?が現れた。


「これは稲荷様………」


いきなり言い片膝を付き頭を垂れる、ビックボインボイン巫女お姉さん。


「ナギ、畏まるの禁止じゃ!!」

「でも神様に畏まるのは………」

「禁止………でもナズナは畏まりなさい!」


凄い美人神様は笑顔だが目が開眼してないし、何か怒りのオーラらしきのを感じる。


「………なぜ私だけ………」

()()()の任を解きます、どうしてか()()()()()()」ナ・ズ・ナ・ちゃん」


自称神様から、怒気を凄く感じるのは気のせいだろうか?


シュン


「申し訳ありません稲荷様」


稲荷様の前で片膝を付き頭を垂れるナズナ、政人は状況が分からずに居たそしてトムは、割れ関せずといなり寿司をマイケルと食べて居た。


「仕方ない子ねナズナは………そうだ!」


政人は何かに嫌な予感がした。


「そこの私より上の神に叱られてそうな、この宇宙外から来た少年」


トムを見て言う。


「呼んでるよトム」

「政人の事だろ、僕ではないな」

「政人だな!」


加勢する仲間は居ない。


「僕ではないな………」

「伴侶としてナヅナを大切にね少年」


笑顔で言うので答えた。


「即クーリングオフで!」

「私は通販の商品かぁー!!」

「………この乙女らしからぬ所が、ダメなのよね」

「仰る通りです、稲荷様」


どうやらこのナヅナも、味方は居ないらしい。


「さて次に向かおう」

「そうだなご馳走さんナズナお嬢ちゃん、嬢ちゃん支払いで慰謝料相殺な!」

「代金置いときますね、ナズナさん要らないので」


ナズナはブチキレた。


「私に魅力が無いってかぁー!!」


政人は言うと静かにバレない様に、店から出て逃げ出した。


「見た目以外魅力無し!」

「ガァーン!!」


それを聞いて溜め息をする、ナギと稲荷は。


「致命的だったわね、食い意地が………」

「言葉使いとか、おしとやかさが足りないですし!」


特に困った顔で言うナギだったが。


「アレ? 居ないわ」

「嫁の貰い手に苦労しそうなナズナを、引き取って欲しかったのじゃが」

「稲荷様酷いよぉ~」


さて逃げ出した政人と、トムとマイケルは食べながら政人を追う、次の観光の場所へ向かい寂れた港を越え、緑広がる草原に辿り着き収納カードから、レジャーシートを出して引いて大の字に成り目を閉じる。


「一人で寝てやがる」

「困ったもんだよっと!」


変幻(へんげ)し猫の姿て両脇腹に側で丸まり、腹一杯で眠気に負けた二人は眠った。


「………一番寝たかったのトムとマイケルだよね?」


青空を見上げながら逃げ切れた安堵に、一応携帯を見ると知らないアドレスが………


「何故かこのアドレスから、嫌な予感が………」


怪しい業者とかでは無さそうだから開くと、そこにはストーカーホラー的な名前が………


「………何故にアドレス知って……はぁ! まさかしまったぁ~」


アッキー提供と察し暫くアッキーに、爆弾投下は止めたがネイ達にあのボイン巫女写メを送ったら、凄い食い付きだったと追記する、暫くして起き座ったままのんびりとする、そして政人は花梨とは違う意味の美少女を、思った感想を言う。


「ナズナさん見た目は美少女なのに残念……」

「………居たのじゃ」



声にギクッ!! と周りを見渡しながら、政人は言う。


「………すいませんが、ナズナさんは要りませんよ」


あの稲荷様がいつの間にか近くに居たが、神様らしいが超絶美人さんだ。


「確かにたまにこの地域の、美女女神の五本指に入ると男神に言われるが、人間に言われると何か恥ずかしいのじゃ」

「人の思考読まないで下さい、神様?」

「何で神様? なのじゃ」


政人は言う。


「神様て現れない存在ですし、居ないとか色々議論出された存在なんで」

「………一部地域は確かに、神が何故か居付きたく無いと煙たがる所が、前に聞いたような………」


政人はそんな事どうでも良いやと思った。


「そんな事て………他の宇宙から来た客人は、色々変な子じゃな」


悲しげに遠くを見ながら言う。


「ここの土地に居た物達も、便利を求めて去って行った……」


儚げに悲しげに言う自称神の稲荷さん。


「じゃから私は稲荷神ですよ、全く困った人の子じゃ」


信じろと言うのは難しい、スキルやロストテクノロジーに祭りは、目に見えない偉大な自然の力感謝するとかだから。


「まあ自然は自然で別の力では無くもない」


政人は何か言いたげな超絶美人を見る。


「私は神だから嫁には成れないぞ(たぶん)」

「誰も貴女を妻にとは言ってません(自信過剰だなこの人)」

「素直にプロポーズすれば、一発で断ったのじゃが(自信過剰ではない事実私はモテる、桜姫の次じゃが)」


言ってないのに終了宣言された、痛そうな超絶美人にいわれた。


「私を痛い神認定しないで」

「神とは認めん!」

「うるさい政人、ナンパなら他でやれ」

「………いなり寿司置いて行ってね」


何か鼻が効いたらしいトムが、もう稲荷さんに言う。


「私のいなり寿司まで食べようとする、強欲な猫精霊は初めてじゃ」

「……食いしん坊ですから」


トムを二人で見ながら言う。


「ナズナが気になったら来て、連れてって世界を見せてあげて欲しい、あの子は世界を知らな過ぎじゃからな……」


何か悲しげに言う稲荷さん、詳しく聞く気は無い。


「まあ暇だし私が一緒に参ろう」

「………一応神様なら仕事しなよ」


自称神様でも仕事は有るだろうにと思ったら。


「部下がしてるしナギもたまに手伝ってるし、私はこの世界だけ居る訳でも無いし、たまには噂の上位神様のエルドール様も、許してくれるじゃろ」


そのエルドールは忙しいと言いつつ、色々な世界に現れては部下を使い調べ、第二第三の悪しき存在が増えないか警戒しつつ、孫に会いに行く機会を探して居た……戦闘部下を世話焼きながら。


「この姿では面白味はないから………」


稲荷さんから凄い光が溢れ光が収まると、ねんどろフィギアが目の前に浮いて居る。


「捕まえて袴の中を観察しないと」

「エッチ! 私の身体にエッチな事しないで!」


普通にねんどろ化した稲荷に叱られた、政人だった。


(袴の中が褌なのか? パンツなのか? それとも………)


政人は袴の中が凄く気になる。


「大人の女の下着は秘密なのじゃ」

(今日は履き忘れたなんて言えないのじゃ)


真っ赤な顔で政人を見る稲荷だった。


「さあ行くよトム、マイケル」


トムとマイケルは思った、(ヘタレが)と。


三人とねんどろ神? が仲間に加わり、この先に在る枯れない桜に向かう。

稲荷さんは肩に座らせ自由飛行で向かう、何か「快適じゃ」とか聞こえたが無視をし、袴の中はまだ気になるが服の中も、サラシなのかブラなのか? それとも、疑似盛り上げか無いに等しいのか気になる。


「……女性に失礼なのじゃ」

「無いに等しいとノーブラ疑惑浮上」

「それは秘密なのじゃ」


稲荷さんは他の女の子や女性とは明らかに、違う香りがするが不思議に安らぐ香り。


「私は神だから体臭はしないが、女神達御用達の温泉の香りはするかも知れぬな」


温泉だと! と政人の温泉好きに火が付くが。


「女神以外立入禁止じゃ馬鹿者」


悔しそうな政人の顔に、満足げな稲荷様だった、トムは珍しく自分の魔法には無い魔法で変幻のまま飛び、マイケルまで面倒くさがりシュールな光景で飛ぶ、一応携帯で写真を撮るが何か不思議ミステリー感満載。


暫く飛び鳥居と桜吹雪舞う地に降り立つ。


「………私とは違う神の微量の力を感じるのじゃ」


桜が咲き乱れる桜の木の奥、神社だったらしき建て物らしき建物後ろの、大木神樹な桜を指差す。


未だ猫の姿で歩くトムとマイケル、まあ猫とねんどろ妖精みたいなのと…


「私は神じゃ、妖精ではない!」


……無視し桜吹雪の中を進む、桜の香りがむせる程香るが嫌ではない、女性のキツイ香水の香りに比べたら。


「何か壮大だね」

「来ない間に壮大に成り過ぎじゃが、桜姫の管轄じゃがやしろが痛み始めてるのじゃ」


痛んでるてより管理されずに、朽ち始めてる感じだ。


「桜姫は此処を手放したのかもしれ……」


何故か稲荷さんが何処かに飛んで行くいや、何かエロそうなピンクツインテールに連れ去られ、それよりも……桜の神樹らしき木から……


「………何か感じるよね!」

「「政人もか?」」


政人達は何か呼んでる様な、探して欲しそうな何かの気配に向かい行く、そして稲荷はとある女神に捕まって居た。


「稲荷ちゃん久し振り」


桜色のツインテールに簪をして、着崩した桜色に月と桜の模様の、膝上より短い丈の着物姿の美少女は言う。


「姉の桜姫は居ないのか? 山桜姫?」

「そそそそれは~」


何故か視線が泳いでる山桜姫、また桜姫はお見合いに連れ出されたみたいだ、男神から家庭的で女神人気不動の一位の桜姫に、両親は気が乗らないが親戚が何やら欲を出してるらしいが、神に善からぬ大きな欲は身を滅ぼし消される、前に何処かの女神見習いが数人悪堕ちしたり、異世界の善からぬ者に下り何者かに討伐されたと聞く。


悪堕ちした神や見習いは何処からか使徒が現れ、倒されその(たましい)はモンスターか魔物か、世界の調整バランスに破壊と再生を司る神が、終わりそうな世界に活力を与えるべく、人々に生きる活力源を与える意味で魔王を降臨させるが、たまにイレギュラーな異世界邪悪な魂が邪悪の入れ物に入り、神達の園で狼藉をして逃げて行くけど大抵は、某星で独裁政治をしてた者が多い。

とある世界では神々と戦い人の英雄達に倒されたらしい、有る我等に似た神々住む世界は、とある邪神と戦ってるらしいとか聞く。


「まさか留守番サボってたら社が………」

「言わないで稲荷ちゃん」

「私は山桜姫より上の神なんじゃが………」


此れは怒らない桜姫でも、たまに怒ると誰にも止められないし、止められる者が居たらそれは桜姫の伴侶に成れる力量の持ち主。

そんな男神は居ないが……既婚者神を入れたとしても……まあ、噂のエルドール様なら止められるかもだが、我等神の始祖とも聞くから威厳で止められそう。


だが稲荷は知らない、色々な異世界を旅する者がその怒りを何故か止め、何故かこの社とか山桜姫に渡して去ってしまう。


「まあ私は知らぬから、姉に存在消滅されぬ様にな」

「それ死亡フラグだよぉ~ サク姉たまに刀抜いて怖いんだよぉ~」


それはサボり癖が抜けぬ、山桜姫の責任である。


「他の妹達には優しいのにぃ~」

「山桜姫以外はサボり癖や、ズボラが無いからじゃ」


むくれる山桜姫に、稲荷は何とも思わないかった。


「では私は去るのじゃ」

「社一緒に直してよぉ~」

「……私も本気で怒るよ山桜姫………」


怖い雰囲気に変わった稲荷さんにビビり、逃げ出した山桜姫は後に本当に姉、桜姫の逆鱗に触れ桜姫愛刀の桜花苛烈(おうかかれつ)が抜かれるのだった。


そして政人は桜の神樹に辿り着くと、頭上から気配がし見上げると光の繭が降りて来る。


「今バ○スて叫べば、何か起きるかな?」

「「起きる訳無いだろ!」」


白けた瞳が政人に向かう。


「さて何かな?」


光の繭がゆっくり降りて来たので受け止め、抱き締め受け止めると幼女が、光の繭から現れた。


「………幼女なんだが?」

「「他に言う事あるだろうよ!! もっと驚けよ!」」


驚けよて驚いては居るが、光の繭から幼女現れるし今日は驚き疲れたよ、特にホラーメール(花梨の何か怖いメール)に。


しかも何で私に宇宙に旅行行く事言わなかったのかとか、一緒に今から連れてってとか、妻か妻か妻になるから連れてってとか、何故か付き合っても無いのに恐ろしい内容が書かれて居た。

ホラーメールはアッキーにも転送したが、マッサのお陰でヤバい修羅場だったから、彼女の親友の花梨さん引き取れと返信が来た。

残念ながら帰る予定は無いし、美少女と出会いも在ったと返信したら、嘘を付けと帰って来た。

まあナズナさんやトム達を追ってた美少女に、美少女ではないが稲荷さんには出会って居るから、嘘ではないし今は美幼女を拾ったから、後で美幼女をひ………ロリコン誘拐犯扱いされそうだから止めにし、白いドレス姿に金髪セミロングの小学生らしき子は、何か魂の底から辛い何かを訴えて居た。


「………幼女の姿が……」


身体が光り幼女体型が変わり、金髪セミロングの美少女に姿が変わり、気絶した肉体は重さが変わって来る。


「幼女の時とやはり重さが………だけど、抱っこ出来なくもない体重だな」


服も変わりウエディングドレスの様な、ドレスに変わる。


「これで政人の人生も安泰だね」

「そうだなこれでモテない政人も、遂に結婚だな」


言いたい放題の二人に異議申し立てをする。


「ちょと待て二人、聞き捨てならんな今のセリフ、そもそも結婚する予定は無いし」


やれやれと見る二人にイラッとする政人だった。



トム「やれやれ政人は」

マイケル「本当やれやれだぜ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ