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宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
リスタート編
18/23

16冊目不思議な水の星アクアーラ,最初の宇宙都市ヴェネチア観光。

今年最後のアップ来年は不定期予定。

暫くすると通信が入り,アクアーラに観光するなら手続きをしなさいと怒られ,誘導を受け海に着水し個人宇宙港に誘導され,桟橋をロマネ・コンティが誘導し,検疫所や外の宇宙外から来たのを驚かれたりされ,スキル至上主義でないこの星に政人は軽くダメージを受けた,それはスキルを努力して増やして来た政人には,精神的ダメージだった。

世界広く政人は身をもって知り,武器を持って降りようとしたら武器を携帯は禁止と言われ,モンスターの襲撃されたらどう責任取るのかと問い合わせたら。


「?モンスターて何ですか?」


と宇宙港オペレーターに言われた,どうやらモンスターが居ない星らしいが,大きい星だし把握してない可能性も一応考慮しておく。


「武器を持たずに何て、不思議な旅の始まりだね」


政人が言うとマイケルは。


「まあ観光が最初でも構わないさ」

「マグロ♪マグロ♪」


トムは何故かウキウキだが,まだマグロが有るとは限らない。


「では行こう」

「おうよ」

「だね」


三人は宇宙港を出ると広場で周りを見ると,時計台や神殿らしき建物や古き善き建物が並ぶ,建物は大理石等で彫刻を施されカラフルなステンドグラスや,何かの物語の人や動物等の窓もある。

広場は大道芸やパラソルを広げ,喫茶店らしき店からコーヒーだかを持って,のんびり寛ぐ人々等が居る。


「少しお茶してから観光しない?」

「「…………………」」


ジト目で政人を見る二人は言う。


「お金はどうするの?」

「両替忘れてるだろ政人」

「…………早く言ってよ」


視線を反らす二人だった,結局宇宙港に戻りブラックダイヤを売り,この星で三年位遊んで暮らせる金額らしきお金を持って,先ずは喫茶店らしきカフェで寛ぐ事にした。


「なかなか良い店だ」

「人間しか居ないけどね」


トム達が珍しいらしく注目されてた,中はカフェで中でカプチーノや,カフェラテやカフェオレを嗜む紳士淑女が居るが,トムとマイケル達を見て話し掛ける,蝶ネクタイにビジネススーツ姿の紳士が居た。


「猫の仮装………」

「僕は猫精霊族のトムだよ」

「俺も猫精霊族のマイケルだ」


トム達が自分達の種族を言うと,何故か驚く紳士。


「…………伝説のケット・シーだと!?」


だが紳士は続ける。


「でも伝説とかと違う気がするな,言い伝えや伝説では牛の様な巨体………」


トムは言う。


「それ僕達とは違う種族,僕やマイケルは猫として寿命や不慮の事故とか,色々な猫の魂が精霊として召喚された存在だから。」


紳士は納得してない,そんな馬鹿なと頭を抱えて居た。


「カプチーノ美味いな…………ミルクタップリ入れてるけど。」


政人はマッタリと飲み,マイケルは。


「アイスミルク無いとは…………」

「ホットミルクは有るよマイケル」


アイスミルク無いのがご立腹のマイケル,ホットミルクを頼んで頼んで,冷めるのを待つトムだった。

店を出て観光開始,ステンドグラスが綺麗な教会や童話らしきステンドグラス,途中店に入りグラス等を購入し更に歩くと何かいい匂いがする。


ぐぎゅぅ~


政人とマイケルはトムを見る。


「お腹減らない二人共」


政人とマイケルは顔を見合せ溜め息をする。


「まあいい匂いだしな」

「そうだな,トムが食いしん坊なのは今から始まった事では無いしな」


とか言いつつ二人はトムより先を急ぎ歩く。


「待ってよ~」


少し歩き匂いの元の店に到着,レストランらしいがピザやパスタ等が見える,3人は外の空いてる席に座り待つ。


「いらっしゃいませ,メニューは此方に成ります」


綺麗なウエイトレスがメニューを二つ置いて。


「メニュー決まりましたら,このベルを鳴らして下さい」


ハンドベルらしきのを置き,去って行った。


「僕はミートスパゲッティー,ミートボール入り」


即メニューが決まる政人。


「じゃあ俺はシーフードピザ」


マイケルはシーフードピザ,熱いのに大丈夫か?


「僕は海鮮たっぷりパエリア」


トムはパエリアらしい,ベルを鳴らして注文し待つ。


「食欲を掻き立てる香りだねぇ~」


トムの言葉に頷く政人とマイケル,先ず来たのはミートボール入りミートスパゲッティーと,シーフードピザ。


「美味いなこれは」

「食事も旅の醍醐味だね,食べれるの少ないけど」


二人は一口食べると無言のままフリーズし,そのまま何も言わずに食べ続ける。


「無言で食べる程美味しんだ」


暫くすると海鮮たっぷりパエリアが来た,トムもやっと食べれるが政人が追加オーダー。


「トマトたっぷりピザ一つと……」

「チーズたっぷりピザもだ政人」


おかわりの二人だった,ウエイトレスは注文を追加し戻る。


「………………美味し過ぎて食欲が止まらないね」


政人とマイケルは残りを平らげ,口元を拭き待って居た。


「お待たせしました,トマトたっぷりピザとふんだんチーズピザです」


政人とマイケルがピザを食べようとすると,店の近くを流れる運河から視線を感じる。


「……………………」


何故か此方を見る船に乗った少女?


「美味しいよマイケル。」

「俺のチーズピザを勝手に食うなトム」


どさくさ紛れに食べるトムだった。


「……………………」


まだ無言で見るがピザが優先,この店のトマトソースは美味しく酸味が強いが旨味も強く,なかなかクセに成りそうな美味しさ。


「この味覚えたいな,スキルが覚えないかな?」

「チーズピザもな」

「頼んだよ政人」


食べてないのまでリクエストされる,一応一口食べると何種類かのチーズを,スキルが把握し必要な食材を教えてくれるので,メモ帳をカードから出してトマトやチーズを買う目的が増えた。


「よし,買い占めるぞ二人共」

「迷惑に成らない程度だぞ政人」


マイケルに言われたがトムは。


「何店か半分位買えば大丈夫だよ…………たぶん」


食材調達が最初の目標になった,先ずは街を把握だがパットを出して地図を見る,どうやらスキル地図は使えるので先ずは近い八百屋に行く,だが後を付ける影が居たそれは,グリーン系の髪に両サイド編み込みし後ろで束ねた,活発そうなロングの美少女?。


「政人は便利だ」

「だな」


便利屋扱いの政人だった。


「……………僕は便利なブルー色の,タヌキ型ロボットではない」


トムとマイケルに文句を言う政人。


「…………………」

『着ぐるみ着ながら食べるなんて器用,でも結構歩いたのにまだ着ぐるみ脱ぎませんね?』


トム達を着ぐるみと思ってただけだった,スキルを使い新鮮で味が再現出来るトマトを買い,八百屋でトマトソースが美味い店を何店か教えて貰い,チーズも絶品な店の情報も貰った。


「次はチーズだよな。」

「魚も買わないと。」

「聞いてないなこの二人は…………」


マイケルとトムに急かされる政人だった。


「………………」

『なかなか着ぐるみから出て来ませんね,どんな仕組みなんだろ?』


いつの間にかストーキングされてる,トムとマイケルだった。


「でどうする?」


後ろの気配にトムとマイケルに聞く。


「どうせ珍しさでのストーキングだろ」

「政人はあの花梨て子からしか,ストーキングされないしな」


余計なお世話だ………コホン!


「全く二人の腹皮を引っ張りたい」

「「引っ張るな!!」」


途中トムとマイケルは魚を買い,果物屋により香りが良いオレンジと檸檬にリンゴを買い,レモンの香りを二人に嗅がせダメージを負わせた。


「………なんて仕打ちをしやがる政人」

「鼻が鼻がぁ~」


精霊になろうと柑橘類は苦手な二人だった,チーズをコンプリートし観光再開,面倒くさので次の観光地まで自由飛行する,トムやマイケルは空中歩行神速バージョンで移動らしい,後ろの気配から逃げ人気の無い場所で,ステルスで姿を消しやり過ごし街外れから,ガラス工房の島に向かう。

ガラス工房の島まで二時間掛かったが,綺麗な街並みで活気が溢れた街で,怒鳴り声やらガラスを割る音。


「これは失敗作じゃぁー」


ガシャン


等職人気質が過ぎる声も聞こえる,弟子らしき絶望の声や娘か孫らしき,声も聞こえる。


「………ちゃんまた気に入らないからって,原料値上がりしてるのだから無駄遣いしないで」

「でもな………」

「でもじゃあないの,お爺ちゃんの無駄遣いが原因なの」


金髪のウェーブクセ毛のしっかりしたお孫さんだ、トムとマイケルはその光景つまらなそうに見て居た。


「二人は自分の食器探したら,ガラスの食器とか売ってるらしいよ」


近くの店の見本を見ると。


「俺に相応しそうな食器だな」


マイケルが言うとトムは。


「やれやれ」


やれやれ顔でやれやれ言う。


「ガラス細工を見ると諏訪みどり湖が懐かしいな,また五人でバカ騒ぎしたいな」


やれやれと政人を見るトムとマイケルだった,店に入り気に入った皿やグラスを買った。


「結構買ったね,アンティーク系は店に必要だろうし」


それでもブラックダイヤ換金したお金は,そんなに減らないので他にも回りやっと半分までお金が減った,次はお勧めマップを広げ開拓時代の場所や,古い洋館に沸いた温泉や枯れない桜が咲く,開拓廃棄の土地等がある。


「温泉は俺達は無理だな」


マイケルとトムはお風呂に入ると,毛がもっさり抜けるからだ。


「じゃあこの静かそうな稲荷島に行く?」


稲荷神社があり絶品のキツネうどんと,いなり寿司が名物らしい。


「良し行こう,いなり寿司食いに。」

「そうだ行こう,いなり寿司食いに政人」

「僕はキツネうどんだな」


三人は再び飛び目的地に向かう,また三時間掛かって付いた島は,神秘的な雰囲気と巫女服に狐のお面を被らずに,何故かアクセサリーの様に付けて居た。


「アッキーに此は送らねば」


スマホで撮影して美少女狐お面の巫女を,試しに写メを送信したら何故か出来たが。


[Re:題名:俺を困らせるな]

〘マッサの写メで有らん誤解をされた,だが写メの美女巫女は可愛いのは認める,次は個人のホルダーに頼む。〙


「素直じゃあ無いなアッキーは,次はネイとユンケだな」


直ぐに返答が来た。


[Re:題名:メインヒロインに使えそう。]

〘もっと素材をくれ。〙


「ネイ……………」


[Re:題名:何処だ此処?]

〘旅に出たよな?此処何処だ?〙


「良し途中で撮った写メもユンケに転送だ」


ニヤニヤしながら転送する。


[Re:題名:本当に何処だよ此処は。]

〘凄い建物だし凄いゲームに出来そうな街並み、ガラスは懐かしいなモット。〙


「やっぱり懐かしいよな」


次は地図を写メすると。


[Re:題名? 検索しても出ない。]

〘検索しても出ない場所かよ,何処行ってるんだよ。〙


宇宙外の更に宇宙の外だが,政人もどう説明したものか困るのだった。


「早くいなり寿司食おうぜ」

「お腹空いたよ」


マイケルとトムに急かされ,稲荷神社の境内にある店に向かうと,巫女服の店員に促され席に着く。


「注文はキツネうどん一つと………」


マイケルは。


「いなり5人前で」


トムは。


「僕は八人前で」


勝ち誇った顔をするトム,マイケルはマイペース。


「以上ですねぇ~」


暫くするとキツネうどんが来たが,いなり寿司はまだ来ないが巫女さんのほっぺたに,米粒が有るが見て見ぬふりをした。


「おあげが絶妙に甘く美味い」


クセに成りそうな美味しさだった。


「また来れる様に覚えておこう」


だがいなり寿司が来ない。


「お会計しますか?」

「…………頼んだいなり寿司は?」


巫女さんは言う。


「食べましたよ?」

「「「?」」」


少し間を置き。


「私が」


てへぺろ☆て顔で言う巫女さんは、店の外に逃げ出した。


「待ておんどりャァー!!」

「捕まえて剥いでやる!!」


トムとマイケルはブチキレ、追い掛けて行ったのだった。



マイケル「何処行きやがった!」

トム「剥いて政人の嫁にしてやる」

狐巫女「アイツらヤバい!」

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