14冊目 彼女居ない灰色政人。
リスタート編スタートです。
僕は政人………平凡で彼女居ない歴と年齢しかない,しかも猫精霊と言うトムとマイケルは,容赦なく剣や戦いの修行をさせる,高校卒業後にやっと狩りや冒険を始めたが,猫精霊のキジトラのトムと薄い茶トラ模様のマイケルは厳しい。
近くの遺跡で手に入れたポーションを,今までの感謝を込めて疲れがとれるポーションを渡したら,母方の爺ちゃんは30歳も若返り,婆ちゃんも25歳も若返り宇宙を旅しろと言われた。
まだゴブリン20匹しか倒せないが,たまに僕はテンッロウだと言う?ゴブリンを倒す,何回倒しても増えるので火魔法で倒してるが,何故か減らない。
魔法の操作や悪夢の剣の再修行を終え,今日こそあのゴブリンを全滅させてもっと,宝石を出させて祖父達の農機具の資金を僕は稼ぐ。
「何か変な方向に行ってる気がするぞマイケル。」
「俺を巻き込むなトム。」
ガッツポーズをしてる政人を,溜め息をしながら見る。
「親友は彼女作って薔薇色なのにな。」
「トムお前,俺のミーちゃんに手を出してないよな。」
「……………………」
「後で覚えてろよトム。」
「勝ってから言えよマイケル。」
メス猫を巡り睨み合う二人,尻尾の毛を立て睨み合う。
「二人共爆破しろ,自分達ばかりナンパや盛りやがって。」
政人からドス黒い何かが出て居た。
「政人よりモテるから。」
「ぐふっ………」
トムから改心の一撃を食らう。
「政人は花梨て子に修学旅行で,仲良く成れた程度。」
「ぐふっ………」
バタ………
政人は屍に成った。
「本当の事言うとコレだ。」
「困った奴だ。」
屍は涙を流し不貞腐れた。
「どうせモテないよ…………」
言い過ぎた気がしなくもないが,モテないのはモテる何かが足りないからだろうと,二人は放置した。
「それより早くあの遺跡奥に入って,沢山の資金片手に刺身三昧したいな。」
「それは賛成だトム。」
ゴブリンに苦戦してる場合では無いが。
「ゴブリンのテンッロウて鳴く?ヤツを沢山倒して,最新ゲーム機を僕は買いたい。」
「遂に本音言ったよマイケル。」
「バカタレだなまったく。」
呆れながら政人を見る二人だった,スキル自由飛行で目的の場所に向かう予定だったが,トムがいきなり。
「僕用事が出来たから,二人で行ってね。」
トムは一瞬で消え何処かに行ってしまった,たまに居なくなるから色々困る。
「美味い刺身食いに行ったな………」
マイケルがボソリと言うが,政人には聞こえない。
「まったく困ったトムだ。」
政人とマイケルは自由飛行で遺跡に向かう,またモヒカンゴブリンが居たので。
「今日こそ全滅させる。」
「山火事は禁止だ政人。」
政人は仕方無いので自動追尾スキルのマルチロックで,全てのゴブリンをスキルが認識しロック。
「魔法の特訓の成果で得た,新しい魔法を食らえ!!太陽レーザー!」
太陽の光の様に眩しい数え切れない光のレーザーが,政人の周りから光が出現し,ゴブリン達に向かうと光はゴブリン達を貫く,森や遺跡の周りを逃げ惑うゴブリン達。
「俺のハーレム計画がぁ………」
「ルリちゃんを手に入れられなかったのに………」
「畜生!!」
「空から何て卑怯な!」
「またあのガキデブの冒険者かよ,ギヤァァァァァァ!!」
政人はゴブリンの今の言葉に頭にきて,更に攻撃力がアップし遺跡の周りに居たゴブリンを,全て一掃出来た,土煙のおまけ付きだけど。
「あのゴブリン毎回デブデブてうるさい,お前の腹見て言いやがれ。」
「なら痩せろよ政人。」
「マイケルも自分の腹見て言いなよ。」
政人は器用に空中で,マイケルの腹をツツキ言うとマイケルは。
「俺のプリティーな腹をツツクな。」
「プリティー言うなマイケル。」
政人はマイケルにツッコむ,収納カードで全てドロップアイテムを回収すると,物凄い金額に成りそうなのでマイケルと話し合い,今回のと前回カードに収納分を役場で買い取り頼む事にした。
役場の冒険者窓口に頼み,現金を祖父と母の口座振り込みを頼み,大半を祖父の口座に入れ残り一部でマイケルは大量の刺身を買いに,政人はスキル転移で最新ゲーム機買いに松本城下に行く,店に行く途中で見知った人に出会った,前より更に美人に成った春らしいお嬢様的なワンピースを着た,花梨に中学の修学旅行最終日以来ぶりに出会った。
「久し振りね,あの修学旅行で皐月が貴方の猫さんに,猫吸いした時以来ね。」
「そうだね花梨さんは電柱や物影から,ストーキングしてたけどねあとアッキーと皐月さん,同じ大学に合格らしいね。」
「ストーキング?…………さてなんの事かしら?」
だが政人はその先も知ってるし,花梨のストーキングのターゲットにされてたのも知ってる,理由は皐月さん曰く何処かで会った気がしたかららしい,でも政人は花梨には出会った記憶はないが,あの一瞬気になった美少女には会いたかったが,顔を思い出せなかった。
「それより皐月に色々越されたわ………恋愛とか家厳しいから。」
「正式に結婚前提の恋人として部屋は別々だけど,同じマンションでお隣同士だからね。」
『アッキーの親父さんも,逃げてた奥さんと不倫相手から慰謝料手に入れて,アッキーの苦労が少し軽く成るだろう………あとコバ,いつの間にか彼女作って大学は同棲生活とか許せんな,今度会ったら笑わせ倒す………くすぐって。』
だがネイやユンケにも彼女が居て,精神的ダメージがこの頃の攻撃力アップしてるが,一時的でしかない。
「貴方は買い物かしら?」
政人は聞かれ言う。
「最新ゲーム機を買いにね。」
「…………何か皐月が水野さんがたまにソーシャルで,誰かと……」
「それは僕達合わせた仲間内で,チーム組んでるゲームだね………友の二人が大学卒業したら,ゲーム開始作るとか言ってるからね,その前に資金とゲーム作る実績が必要な気がするけど。」
だが政人はネイとユンケに頼まれてる,ゲームのモンスターに使えそうな色々なモンスター資料,あと身体の動きとかの資料とか言われたが,戦闘中に出来るわけがない。
「貴方は大学行かないの?」
「僕は少し旅をする予定だし,一応母方の農業継ぐ予定だからね,色々な場所を見て学校では学べない物を見て来なさいて,言われてるし。」
『宇宙の珍しい野菜の種とか,安く買って来いとも頼まれてるし,まあ基本僕はトマトとかだけどね。』
大学に行かないのが不思議と言う顔の花梨,政人は他にも楽しみが在るので先ずは,地元で準備を終わらせたらパスポートを取り,トムとマイケルと宇宙に旅に出る。
その前に買いたい物や色々な事を終わらせ,遺跡完全攻略後にと話しては居るが,あのゴブリンのおかげで遺跡完全攻略には至らない。
「学歴社会なのに就職とか大変よ?」
「そうでも無いよ,スキルや学歴が全てではないからね,結局最後はどんだけ努力したかだよ。」
花梨は納得出来なかった。
「私には分からないわね。」
「世の中単純では無いから,何時か分かるよ苦労した努力は裏切らないし,僕は他にも見聞を広げたいからね。」
『色々な肉が美味しモンスターとか。』
花梨には到底理解出来ないが。
「僕は行くよ。」
「農業だけじゃあ暮らせないよ。」
「知ってるよだけど,誰も農業だけとは言って無いよ………じゃあね花梨さん。」
「え?ちょっとそれてどういう………行ってしまいました。」
花梨は気になり,ストーキングをする事にしたが普通にゲーム機を,ゲームショップで買いそしてアニメショップで,大量の書籍小説にコミックを買って居た,何故か見た事無いカードに仕舞ってた。
「普通にあり得ない買い物費用よ!」
『農家ていえ………そもそも何で,私と同い年なのにそんなにお金あるの?』
花梨は唖然とし,疑問を解決したくて更に政人の行動を見る。
『何故?またストーキングされてるのだけど,まあ良いか。』
政人はこの前までたまに行ってた,喫茶店に入り奥の入り口から見えない場所に座り,マスターは何時ものだなて顔をしてた。
少し置き花梨は外から見えないので店に入り,モダンな店内を見渡し政人を探すが見付からないが。
「いらっしゃいませ。」
ロマンスグレーの物腰柔なかマスターが,花梨に視線を送ると花梨はあたふたする,花梨は初めて入る喫茶店と政人を尾行してただけだが,不審に思われたく無いので適当に席を探す,店は落ち着いた雰囲気と歴史を感じる,テーブルと椅子客は何故か居ないがカウンターには居ないので,更に奥に進むと居たのだった。
花梨は政人の席に何故か向かう,何故か少しドキドキしながら。
「やあストーカーの花梨さん」
「…………バレてましたか。」
「分かり易くね。」
『美人だから目立つし,よく警察に職質されなかったねあの騒ぎと,子供に「あのお姉ちゃん何してるの?」と言われてるのには,笑いそうに成った。』
花梨は政人と同席する。
「何で同席するのかな?」
「女の子に一人寂しく座れと?」
「花梨さんならイケメン選び……」
花梨に無言の睨みを受ける政人。
「メニューは決まったかね?お嬢さん。」
「まだです。」
「あと何時もの。」
政人の前にカプチーノと,生チョコショートが置かれる。
「待ってましたマスター!」
「卒業後は来なかったが,彼女連れて来るとはな。」
政人は言う。
「ストーカーを彼女にしてません。」
「私は彼女では有りませんし,ストーカーでないです。」
行動に説得力が無い花梨だ,あとさっき認めてたよね。
「…………じゃあ私は………ベリーチーズケーキと,ダージリンで。」
「少しお待ちを。」
マスターが注文を取りキッチンに向かう,政人は花梨に構わず久々の生チョコショートをたべる。
「高校三年間通ったけど,実習後に空腹で食べた感度とは違う感度だな。」
「貴方何処高校よ。」
政人は言うつもりは無い。
「まあ私は女子高だったけどね。」
「あぁ~あのお嬢様高校か。」
花梨は不審げに政人に聞く。
「何で貴方が知ってるのかしら?」
一応女子高は3校在るが,被服デザイン女子高に普通の女子高に,男が文化祭でも入れないお嬢様女子高がある,もう一つの世界の花梨が行ってたのは,普通の女子高でこの花梨とは違い,命を落とすバッドエンドな人生に成った,だがこの花梨はそれを高校違うだけで回避したが,花梨のこの先の行動次第では再びバッドエンドがやって来る。
「花梨さんは何処のお嬢様ぽいから,ストーキング以外は。」
「ストーキングは余分ですよ。」
眉間をピクピクさせる花梨は続ける。
「父があの高校と地元の女子高の二択だったので,親戚にお世話に成る以外は,自由に成るかなと思ったら学校が予想以上に厳しかったわ。」
普通学校の規則とか色々,事前に調べるだろうと政人は思った。
「お待ちどうさま。」
マスターがベリーチーズケーキと,ダージリンを置き去って行く,窓辺の日向が当たる場所にはこの喫茶店の看板猫,黒猫のエリザベスが寝て居る。
『毛艶が良いんだよな…………』
気持ち良さそうに寝てる,皐月さんとかあの猫吸い連中居たら大変だろう。
「…………皐月に」
「教えないで,平和な喫茶店だから止めて。」
いつの間にか看板猫のエリザベスに気付き,恐ろしい事を言う花梨を止めた政人だった。
政人は食べ終わり席を立ち。
「ごゆっくり花梨お嬢様。」
「置いて行かないで。」
政人はそそくさと会計を二人分終わらせ,近くに人が居ない場所でスキルを使い,色々疲れたが祖父の家に帰って来た政人は気付かない,花梨に式神を付けられてた事に。
『即席の式神は…………何処ここ?松本城下でわ無いです。』
さて花梨に居場所を特定された政人の運命は?
「やあ政人お帰り。」
「お帰りじゃあ無いよトム,まだ夕方前に酔い過ぎだ。」
「…………トムは刺身無しだな。」
「婆さん今日はマイケルが刺身買って来たから,早めに風呂だ。」
「まったくジイは。」
いつも道理の平和で翌日政人が大変に成るとは。
「ちょっとマイケル,刺身は僕も食べるよ。」
「ダメだ食って来ただろ。」
「食べるたら食べる!」
式神は何故か家に入れず,何かに阻害されてる様に花梨も大まかな地域しか,確認出来なかった。
「絶対疑問を解消してみせます。」
「…………お嬢さん店で大声上げないで欲しいが。」
マスターに注意された花梨だった。
「騒がしくして申し明けありません。」
花梨は食べ終わり会計しに行ったら,会計が終わって居たが花梨は更に,政人を知りたく成った。
翌日政人とトムとマイケルは,再び遺跡行く前にまた奴等が居たが,紙の式神は朝露でフニャフニャで,政人の戦闘に巻き込まれ…………。
「大金ゴブリン発見。」
「何か汚芸人に似た顔だけどなアイツ。」
マイケルがゴブリンの顔をみて言う。
「他…………さて倒して攻略しないと………て」
だがいつの間にか政人は太陽レーザーをまた使い殲滅,トムは唖然としながら見てると,昨日試してた範囲対象アイテム等を回収出来るのが確認でき,更に限界が在るか確める為今日は手では回収せず,ドロップアイテム全てを収納カードに自動回収させる。
「僕の知らない間に凄い魔法覚えてるし。」
「刺身や食料入ってるのに大丈夫か?」
トムは出番無くそしてマイケルは心配だった刺身が,一応何時間経っても刺身の鮮度は落ちないのは確認済み。
「じゃあ遺跡に向かおう。」
遺跡に向かいながら回収するが満タンに成る気配は無い,闇エーテルクリスタルやお金にブラックダイヤが,大量に回収されるが限界は今はまだ無い。
「結構回収してるけど,まだ回収してるよ。」
政人の言葉にトムとマイケルは言う。
「沢山刺身買えるな。」
「沢山刺身入れられるね。」
「刺身だけかよ。」
政人は呆れて,ツッコム気力が上がらない。
「やれやれ刺身の美味さが分からないのは。」
「まあ俺はマグロだけどな。」
胸を張り言うトムと,好物過ぎるマグロを言うマイケル。
「僕は先に………」
「「行くな!!」」
だが政人は降下を始め不思議な形の遺跡に行く,窓とか無い要塞の様な遺跡へ,そして政人の魔法の土煙を見てやって来るストーカーが。
「テンちゃん急いで。」
「花梨嬢ちゃんは天狗扱いが酷いな。」
「長老もな。」
「何か言ったか!弁慶。」
厳つい弁慶と呼ばれた修行僧の様な天狗が,隣でカラスに変化した長老の,明智に不満を言うが威圧され目を剃らす。
「そろそろワシをテンちゃんて呼ばないで欲しいが,ワシの名前は明智だからな。」
花梨は言う。
「天狗なんだからテンちゃんでしょ,それにテンちゃんの方が可愛い。」
「ジジイ天狗烏に可愛さを求めないでくれ。」
花梨は不服だったが,弁慶はアダ名すら無い。
「急いでテンちゃん。」
「ワシに言うな,弁慶に言え。」
だが花梨は弁慶の厳つさに,何故かアダ名を付けなくない花梨。
「長老流石に疲れたよ。」
「仕方無かろう,嬢ちゃんが途中下車してワシらを召喚するも,結局一時間飛び回ってるだけじゃからな。」
流石の体力自慢の弁慶も限界に近い,翼をはためかせ人間運んで一時間だから。
「式神の反応が有りませんね。」
花梨は溜め息をし二人に言う。
「近くの駅に行って帰りましょう。」
だが弁慶の体力は限界を迎え森に降りて行く,弁慶は疲れ自主的に帰った。
「仕方有りません…………出したくは無いけど。」
花梨は変態を召喚する。
「我と契約せし者よ顕現せよ…………」
白きもふもふな狐が六芒星から現れた。
「お久し振りです花梨様。」
「……………いやらしい目で私を見ないで夜叉丸,次は無いからね夜叉丸。」
「……………御意。」
「………いま変な間が有りましたよね?」
汗をダラダラと流す夜叉丸,前に花梨のお尻最高とか口走りそれ以来召喚されず,この白狐はとんでもないスケベなので要注意だが,長く空中で飛んでも体力は減らないがイヤラシイ顔で飛ぶ,そう恍惚な顔でしかもたまにグヘヘヘとか聴こえる。
「次の契約更新の最後の試験だと思って,夜叉丸は飛びなさい。」
「そんなぁぁぁ!!」
夜叉丸は精神的ダメージを負ったのだった。
トム「今度は政人を真っ当にしないと。」
マイケル「俺は猫精霊にグレートアップしたぜ。」




