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宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
政人の成長期と
13/23

11冊目 マントマニアと再会とエリス参上

ラノベ盗み犯人と共に帰って来たが。

政人は更に強く成る為に蟷螂武者に戦いを挑む,先ずはパッド画面を見たが反応が無かったので,パッドを仕舞いスキルのレーダーを使い進む,レーダーはスキルが情報処理してくれるので楽,たまにキノコのモンスターやゴキブリに,蛾の反応があるもお目当てのモンスターは来ないが,前方に魔法射程距離範囲に,ゴキブリ二匹が入る。


「ターゲットロック……邪魔だゴキブリ,マルチロックのファイヤーボール連打!!!」


手の平を前方に向け連続で放つと,着弾し炸裂するファイヤーボール,爆風に吹き飛びながら燃えるゴキブリ二匹。


「レーダーに掛からないな。」


進むが依然と目標モンスターが現れない,ロスト文明後に退化して内乱起きた室町時代の,鎧兜外皮の蟷螂武者だが腕はギザギザの,稲刈り鎌と薙刀みたいな腕までたまに居る,まあ普通の蟷螂は普通に居るので面倒,だが高速で接近するモンスターを,レーダーが捉え知らせる。


「チィ,向こうから来たのかよ。」


羽を高速で動かし,鎌腕を上げ此方にやって来る。


「お前に用は無い,一撃で倒す。」


自由飛行のスピードを上げ,刀を握り地面ギリギリの低空飛行をする,鎌を振りかざすが遅い懐に入るのと共に急上昇して,鎌を避け首を通り過ぎる間際に刀を抜き,首の接合部を一撃で断ち斬り巨体が大地に墜落し,大地を揺らす通常蟷螂モンスター。


「回収してまた爺ちゃん達を楽させよう,次はマッサージ機セットが良いかな?」


政人は考えるが答えは出ない,収納カードを懐に入れふ再び行くと影からトムの肉球が見える,今日は京都と隔てる巨大な裾野を持つ,霊峰不死山脈手前まで行く霊峰不死山脈は,別名富士山脈とも呼ばれ人が歩き登山が出来るエリアと,国を守護する暁不死鳥が住む火山湖はモンスターや聖域で,冒険家か冒険者に素材が欲しい探掘冒険者しか行かない,霊峰不死山脈は雷エーテルクリスタルの宝庫で,死を恐れない探掘冒険者は稼ぎに向かう。


「新しいモンスター反応。」


レーダースキルに新しいモンスター反応,解析が終ると雷スライムと出る,新たな強敵スライムの登場に魔法の熟練度標的にする。

雷スライムは透明だけど菱形の雷エーテルクリスタルが,核らしく透明なぶよぶよした体に,エネルギーがスパークし高圧電流を流してますよと言ってる物である。


「マイケルアレはヤバいな。」


肩にすぅーと現れたマイケルが言う。


「まあ僕は感電しませんが,可愛いし彼女見付けたので帰りますね。」


またすぅーと消えナンパしに帰ったらしい,この頃メス猫にナンパし過ぎなマイケルだった。


「兄貴はまた何処かに行きましたか。」


猫精霊は空も飛べるらしく,スパークするスライムをみると後ろから,レーダーに捕捉される殺意が。


「先に始末する敵が来たか。」


花梨さんの白い狐が殺気を纏い来る,政人は火球を目一杯大きくし,狙いを定めると慌てた狐が急ブレーキ,花梨さんが空中に放り出されくるくると宙を舞い,頭から落下を始める前に助ける事にした,自由飛行のスピードを上げ怪我をしない様に受け止めるが,重量で重いが受け止めたあとは普通だった。


「…………助けてくれてありがとう,政人君。」


満面の笑みの花梨,政人の顔が赤く成るがそれは以外に柔らかい,花梨の太ももだったりするあと,可愛い顔が近いしいい匂いするし小さい唇が……………と我に帰る政人。


「無謀な花梨さんだね。」


だが花梨は気にせず政人に抱き付き,胸の鼓動を聞きながら満足顔に成る。


「私にドキドキしてるなら,ねぇ………恋人に成って。」


政人は即答で。


「フランさんが心に居る間は無理,でも花梨さんは美人だし好きだよでも付き合えないと,今は言うよ。」


花梨は好きと言われ,彼女に成れるまで待つことはしない,ある行動をする決意をした,フランて女子が近くに何時も居たからで,なら私も一緒に毎日居ればフランて女子より,思い出を毎日増やせる筈と思った花梨。


「今日は政人君の戦いを見守りますね。」


そう言い政人のほっぺにキスをする,政人には刺激が強すぎ生理現象が花梨の体に当たる。


「いつか私を妻に迎えてね。」

「付き合うとは言って無い。」


理性を取り戻した政人,生理現象も収まって居た。


「トム任せた。」

「仕方ないなぁ~」

「えぇ~」


花梨をトムに託し花梨を探す狐はトムに気付き,花梨が睨む視線にお腹を向け服従ポーズをして居た,政人は雷スライムにロックオンし魔法を発動させ。


「行け!太陽レーザー!!」


太陽エネルギーのビームレーザーが,政人の周りから20の光が放たれ,雷スライムを無慈悲に貫くと夜叉丸はビビった,あんな攻撃受けたら死ぬと,花梨は益々政人に熱視線で見詰める。


「政人君がもっと好きに成りました。」


トムは聞かなかった事にした。


「この狐倒して良い,花梨さん。」


焦る夜叉丸に花梨は言う。


「さよなら夜叉丸。」


絶望の顔で夜叉丸は固まり,花梨は契約護符を破ると夜叉丸は消えた。


「まあ弱い魔法で倒せたし,花梨さんの召喚出来る底も分かってるし,影移動でトムあと任せた。」

「政人くんちょと…………」


花梨の抗議も虚しく。


「行ってきます。」


トムに影移動で強制送還した,だが花梨がこれで引く訳は無いが,花梨は両親に頼み転校を頼むも却下され政人は平和な日々を送る,そしてフランソワーとのやり取りはまだ続く。

花梨は本格的に茅野姫の仕事が増えた,原因は転校だが表舞台は従姉のままだが,所作や学業の厳しさが増し家出を考えるも,結界がされ召喚が使えず中学を卒業し,親戚の居る松本城下町の高校に行ける許可が出て,女子高に通う事に成ったのだったが,政人とのメール回数が減り途切れた時,花梨に政人に会う気力が無くなって居た,友達の遊びに付き合い花梨は()()()()()()()()()()ある,男子と知り合い付き合うが,後に修学旅行の時に皐月が言った不安は的中するのだった,花梨の人生は高校卒業から下り坂を転がり始めるのだった。

そして政人は受験の半年前まで小さな冒険をし,修行から未だ帰って来ない父だが,給料は振り込まれてるのでちゃんと働いてるらしい,祖父の後をいつか継ぎたいので園芸農業高校を志望し,受験発表を携帯で見たら合格した。

アッキーやネイやユンケも無事合格,意外なのはコバで何故か甲子園常連の県外高校に,受験して受かって居た。


「アッキー達に触発されてね,まあ夏休みや正月に再開しょうぜ。」


意外なコバの行動に四人は外を見渡した。


「天変地異は起きないぞ四人共。」


そして卒業旅行に五人は向かい,不死ハイランドで色々乗り物やアトラクションで,一泊二日で遊び倒したのだった。

卒業式が終わるとまた会おうと五人は散り,元二年五組は三年生の時には保々不登校だらけに成り,何人かは一足早く家庭を築き世間から白い目で見られながら,自分達の軽率さを身に滲みながらコンビニバイトや,親戚等のコネ入社で生計を立てる人生をして居た,そして綾も例では無かったらしい。

政人はフランとまだ近況報告をして居た,政人は高校に進み一年生前半期までやり取りしてたが,忙しく成りフランソワーもある理由から送れないで居た,そして花梨と出会う事無く高校卒業した政人,そして卒業式を終え帰る途中花梨と他の男と仲良く手を繋ぎ歩くのを見て,政人は安心して卒業後の計画を始めた,祖父の放った言葉で。


「マサよ,世界を………いや宇宙を見て来なさい,星によってはマサのやりたい仕事が見付かるかも知れない。」


政人は卒業が迫った2ヶ月前の話を思い出す,そして卒業から1週間後旅の仕度をしてる時に祖父が,便箋を持って来た。


「マサ宛に差出人不明な,高そうな便箋封が来てたぞ。」


政人は何故か分からないが,その便箋を開かないと行けない気がした。


「………え!?」


政人は驚く,それはお正月の皇族の特殊な巫女姫の一人,しかも政人は読み進めるとあのラノベ等を,泥棒したマント犯人とフランソワーが異世界から此方にやって来るらしい。


「……………どう接すれば…………」


告白しても大丈夫なのか?色々悩む政人,しかも現れるのは首都名古屋ではなく,何故か郊外付近らしいので便箋に入ってた切符を使い,旅に出掛ける前に初恋の人を迎えに行くついでに,犯罪者をぶん殴りに行く,一泊し翌日再び手紙を読み返し指定の時間に間に合う様に向かう。

先見の巫女姫様と時見の巫女姫様が指定した場所で,待機してると上空にロストシップらしき船が現れ,何かフラフラと工事予定空き地に止まり,戦闘機みたいなのがロストシップから分離され降りて来た,戦闘機らしきのから黒マントに上下白い格好の,自分の顔に似てる気がするが顔が腫れて微妙だ,政人は躊躇無く神速を使いマント野郎に突撃する。


「…………え!?」


不意を突かれたマント野郎は,政人の拳が顔面に入り弧を描き地面にM字開脚で倒れ,ピクピクとしながら気絶して居ると武装警察が現れ,マント男を担架に載せ連れて行った。


「協力感謝する少年。」


ダンディーな武装警察の指揮官らしき人に,敬礼されながら礼を言われ,我に帰ると颯爽と風のように去って行った。


「マサ!………」


ふと呼ばれた方を見るとそこには,美しい銀髪をたなびかせ前より更に美人に成り,ブルーのドレスの様なワンピース姿のフランソワーと,金髪で赤いドレスの様なバラの刺繍のワンピース姿の,少し縦ロールで赤いリボンのカチューシャをした女性が居た。


「フランさん…………」


政人の足が自然とフランソワーに向かう,少し早足に成りフランソワーが政人に走る,だが金髪の女性が間に割り込み。


「ダーリン!!。」

「「え!?」」


固まる政人とフランソワー,金髪の女性は政人に抱き付き。


「……………エ・リ・ス」


フランソワーの背後から,怒りの炎が上がるが政人は混乱と何故か,鼻の下を延ばす。


「ちょとエリス,私のマサから離れて。」


引き剥がそうとするフランソワー,だがエリスはスカートなのに足で政人をホールドして,離れる気配が無い。


「嫌,ダーリンから離れない。」

「私のマサよ,エリスのダーリンじゃあ無いわよ。」

「…………此がモテ期………」


二人の美人に好かれ,有頂天の政人だった。


「此が異世界か,なかなかワシ隠居の新天地にしては心踊るな。」


銀髪オールバックと髭のムキムキな爺さんが居た,何か嫌な予感がする政人。


「本当に居たわよ。」

「本当に居たな。」


懐かしいフランソワーさんの通学時に,運転をしてた渡辺さんと,メイドの清水さんが此方に何かを持って現れた。


「清水さんお久しぶりです,()()()三年ぶりです。」

「私達は三年ぶりではないです。」

「そうですよ,フラン嬢。」


何とかエリスを政人から引き剥がしたいフランソワー,色々な書類を持って来た清水さんだか,このカオスは一体と思った。


「私はエリスを政人の彼女には,許可してないわよ。」

「フランは黙って,私はダーリンと愛を育むの。」


政人は更に混乱した,初めて会う女性なのに好意度が高過ぎると。


「あの写真て絵で一目惚れしたの。」


何となく分かった政人だったが,『それで良いのか金髪美人のエリスさん?』と思った,自分が好意対象なのに他人事な政人。


「マサは私の婚約者よ,トムさんに黙って不法に同乗したエリスは帰って。」

「嫌,私はダーリンと結婚するのぉ~」


火花散る両者に政人はタジタジだったが。


「フランさん?」

「何マサ?」


何かを期待してるフランソワー。


「指輪を送ったけど婚約はしてないよ。」


がぁ~んとヘタるフランソワー。


「私大勝利!」

「僕は君………エリスさんだけ?の事知らないし,ダーリンと言われても………」


がぁ~んとエリスもヘタるのだった。


「前より精神的に成長したのかしら?」

「俺に聞くな清水。」


何か聞こえたが無視し,二人に手を差し伸べた。


「二人はどうするの?マント野郎は警察に連行されたけどて,トムが二人居る!?」


いつの間にかトムが二人居て,何か話をしている居た。


「サトシはアホだから,ポリスにご厄介に成って反省させないと。」

「大変何だね,僕はその内助っ人に行くけど,君は?」

「僕には御呼びは掛からないけど,他の異世界にたまに呼ばれるよ,僕達と同じだけど白い刀を持ってるヤツにね。」


何か異世界とか聞こえた気がする政人だった。


「フランソワー,ワシを忘れないでくれよ。」


二人同時に言う。


「お爺様より政人です。」

「ガブさんよりダーリンです。」


ガブさんと呼ばれたお爺さんは,膝を抱え哀しみの哀愁オーラを放つ,暫く色々あり先見の巫女姫からの書類をフランソワーは書き。


「何で他の書類は書いてないの?フラン。」


政人も書類を書いて居た,多重婚特別許可証とフランソワーとエリスを,生涯浮気せずに養う事前提強制同意書と,それに必要な金銭はフランソワーの此方の世界の,保証人が全て引き受けるらしい,異世界のエーテル魔石の為にらしいが納得出来ないけど,好かれた弱みて事で書類にサインをし,指印をして書類を片付ける政人,ついでにエリスにもサインを催促する。


「エリスさんの書類は,ここにサインして。」

「サインするんだねダーリン。」


フランソワーの眉間にシワがあり,ピクピクとしていて怒りが爆発寸前だったが。


「また会えて嬉しいよフランさん。」

「私はマサに再び会えて幸せよ。」


いつの間にか甘ったるい雰囲気にムカッとするエリス,まだガブリエフは立ち直れないで居た,こうして政人とフランソワーの初恋は再び物語を紡ぎ始め,新しい恋人?のエリスと何しに一緒に来たのか,フランソワーの祖父が加わった政人の旅は,まだ始まらないのだった。





トム「何時に成ったら宇宙旅に行けるのやら。」















ライバル(フランソワー)居ない花梨は,政人のヒロインの一人には成れなかったのだった,某主人公だった男は転落人生中。

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