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宇宙冒険旅帳  作者: 猫を愛でる会
政人の成長期と
12/23

10冊目 ………プレゼントよ届け。

アッキーに春来る?

政人は収納カードにフランソワーに届けたい,プレゼントを入れてバスに乗り込み,奈良の観光名所を回りデカイ角の鹿の群れが,教師が同行してた生徒の一人に猛ダッシュし,角で尻を突っつかれながら走り回って居た,どうやら天罰みたいな感じな光景だ。デカイ角の鹿以外は大人しく,せんべいを貰うと何処かに去って行く,また他でせんべいアピールをするが教師同伴生徒や四組には,何故か近付かない鹿達。


「アレは何処のドリスターズだ?鹿に追われるのは,芸人の罰ゲームかドリスターズのコントだな。」


コバが言うと確かにと思う政人,だが適任がまだ居る。


「見せ場だぞコバ。」

「やらないぞマッサ。」

「「「頑張れ期待してるぞ。」」」

「…………マッサの出番のはずなのに………」


コバはやはりやらなかった,だが勇者は居た違う意味で,助けようとした彼女?も巻き添えになり大惨事に,パンツ丸見えに泥だらけの姿。


「素人が関わってはダメだな,小林プロ見本を。」

「だからやらないぞマッサ。」


ネタを消化する政人とコバだった。


「仕方ないな助けるか,小林プロ。」

「俺を巻き込むな山本プロ。」


上着をカードに仕舞いトムに預け,コバに手を振り向かう事にした。


「もうげんかいだぁ~」


仕方ないなのでスキルで正面から,角を捕まえジャイアントスイングをし目を回したので地面に置き,ふらふらした鹿を離したら何処かに,ふらふらと去って行った。


『アイツに勝てるヤツはいるのか?』


今居る全クラスからそう評価された,政人だった。


「よし次は小林プロが次の鹿に………」


コバは言う。


「やらないぞ。」


花梨は一部始終見て居た,あのマッサと呼ばれた彼から何故か,今目が離せないし追ってしまう。


「戦い成れてる気がしますね。」


隣でクラスメイトの皐月が。


「何が?あぁ~………鹿にお尻突っつかれてたアレ,絶対視聴率稼ぎのネタにされるわね…………。」


だがこの日の一位は,鹿ジャイアントスイングだった,だが皐月は他を見て居た。


「私が人を気になったのは,一年の夏の大祭以来かも。」


花梨の言葉に皐月は言う。


「それは恋か好奇心ねたぶん,まあ私は今恋に目覚めたけど……………。」


だが後に的を射てた皐月嬢だった。


『恋………………』


変に意識し鼓動が高鳴る皐月。


『…………て違うから,私花梨だから~』


冗談は此れくらいにしとは言えないよ。


『本当は冗談ですよね,私をツッコミ要員にしてませんよね。』


友の皐月の一言でチョロく………


『私そんなにチョロないもん。』


意識した花梨は,政人を目で追うのだった。


『政人て名前何だね。』


さてチョロイン花梨はストーカーから,恋人になれるのか?


『だ・か・ら・私はチョロくないし,ストーカーじゃあ無いの。』


一部記憶よ消えよ。


「…………アレ?私は何をしてたのかな?」


花梨の言葉に皐月が心配に言う。


「花梨はたまにぼーとしてるから心配よ,で?」

「?」


一部処か結構消えたらしい,花梨の記憶。


「私は花梨の将来が心配だよ。」

「何で?」


呆れる皐月だった。


「ほぇ~としてると,婚期や恋人逃すわよ花梨。」

「?何で?」


皐月は花梨に本当に心配に成る,たまに胸大きくないのに足元がおろそかだし,たまに電信柱に顔を打つしたまに天然が発動するし,変な男に貢いだりとかしないか心配になる皐月。


「それで彼が気になるの?」

「ほぇ~?」


おでこに手を当てて頭痛を抑える皐月,何か角度とか変えると中二病なポーズにも見えそうな。


「まあ花梨が決める事だし,私は手伝わないわよ……一日人探し手伝いの悪夢なんて,もう嫌だし私は恋に生きる。」


どうやら政人と最初にすれ違った次の日,一日政人を探して居たみたいだ。


「すれ違った相手見付ける何て無理だったし,特長は私より背が高いだしね。」


普通に見付からない情報量。


「だって目と目が合って,何か運命感じたんだもん。」


政人も何か感じたのだが,再開しても気付かない両者だったが,その時政人とコバが話をして居た。


「………茅野姫て本当に美少女なのかな?」

「アッキーの情報はたまにハズレるからな。」


花梨は自分の噂か従姉の噂に聞き耳を立てる,意中の人が諏訪姫に興味有りそうだから,しかも当人でもあるしと聞き耳を立てる花梨。


「噂だからな,親戚が諏訪中の生徒に居るのは確かだ。」


花梨は焦る,バレては無いが的確過ぎる情報に。


「顔色悪いわよ花梨。」


深く呼吸し…………何か臭い香りに花梨はダメージを食らう。


「ケホッ………」

「気付けにアンモニアよ。」


犯人は皐月だった,皐月に睨む花梨だった。


「私は悪く無いし,花梨が顔色悪いのとぼーとしてるからだし。」


普通気付けにアンモニアは持ち歩かない,どうせならミントにして欲しい花梨だった。


「まあ会ったら噂はガセも在るしな。」


ネイが言うと,花梨は言ったネイを睨む。


「確かに在りそうだな。」

「幻想とかね。」

「アニメじゃあ無いしな。」


コバや政人にユンケが言う。


「……………何か今凄く,メンタルがダメージ受けましたよ。」


以外に政人の幻想にダメージを受ける花梨。


「確かに私も目から下しか御披露目されて無いから,美人とは地元民にも言えないわね。」


友の皐月にも言われる花梨だった,まあ御披露目の一回は顔見せ無しで出て居るがと,花梨は思ってると皐月の話しに食い付き,アッキーが皐月に聞きに来た。


「キミ,それ詳しく。」


皐月はアッキーに聞かれた途端,顔を赤くして。


「近いです近いです。」

『近くても格好良いしタイプ………,てぇ~近過ぎて心臓が………』


どんどん真っ赤に成る皐月,ド・ストライク過ぎて更に真っ赤になる皐月嬢,それを見て花梨と政人は。


「皐月は分かり易いですね。」

「アッキーに春か………」


コバは言う。


「春は過ぎたが,アッキーは恋に今は生きられ………」


コバはフリーズした,アッキーも満更でも無い様な,そんな見た事が無い顔を政人達は見た。


「遂にアッキーの鉄仮面が。」


ユンケが普通に言う。


「今日は赤飯買わないとな。」

「「「うん。」」」


政人の言葉にに同意する3人,アッキーはド・ストライクなタイプの皐月との出会いと,いつの間にか自然と肩が触れそうな距離に一緒に居る政人と花梨だった。


「皐月もお赤飯ですね。」


だが当の本人に怒られる。


「勝手に赤飯とか言うな!」

「何で赤飯なのよ。」


更に真っ赤な顔で言う二人だったが,照れ隠しで言う二人だった。


「縁結びの神社で昨日アッキーは,縁結びの御守り買った効果出たね。」

「!?なぁ…………」

「「「「え!?」」」」


コバと後ネイとユンケに皐月が驚く,何故に皐月まで。


「マッサも買ってただろう。」

「他でだけど,ほぼ全部買いましたが何か?」


政人の反応に呆れる一同………いや何故かそわそわする花梨,御守りを見て何か思う事が在るらしい。


「あの~」

「何か?」


花梨は言う。


「戦闘力強化祈願て,そんな御守りあるのですね。」


…………期待した皆さんすみません。


「魔法熟練や家内安全とか買ったね。」


ネイとアッキーは言う。


「アレ?そんな御守りあったけ?」


政人は言う。


「アッキーは見えて無かったか,ユンケは見えてたんだろ買ってたから,あの小さな神社の奥で。」


ユンケは親指を立てて。


「勿論だ,御朱印や合格祈願成就に,御布施も払って来た。」


コバが思い出す。


「確かにその神社奥で払った気がする。」


アッキーとネイは記憶がない。


「まあ僕とユンケと何故かコバだけだし,まあコバは何となく買えただけだろう。」

「そうだねそんな感じだったよ。」


政人とユンケが言う。


「でも何か神主的じゃない,何か陰陽師的な服そしてた気が……」


コバの話しに政人とユンケは?


「「確かに神主ではないな,あの人は」」


それを聞いて花梨は。


「まさか幻の藤原神社に行ったのですか?」


政人達に藤原神社とは見た覚えが無い,小さな神社に入っただけだ。


「やはりマッサは何か持ってるな。」


頷く3人にそんな力は無いと言いたい政人だった。


「まあ僕はマスコット的な相棒と。」


マイケルが出てく来る。


「呼びましたか?」

「「!?」」


マイケルの登場に花梨と皐月が驚く,何故驚いてるか不思議なアッキーとネイ,昨日辺りから何かボヤけた不思議な体験をするコバ。


「次の作業はこっちだよな………」


着物を着た牛頭と犬頭の妖怪が,アッキー達の前を過ぎて行った。


「見えないて平和だよね。」

「でも面白い方達ですよ,取り憑かれなければ。」

「花梨は白い狐に乗って登校してるわよね。」


白い目で見られる花梨だった。


「召し使いの様に可愛そう。」


マイケルが言う。


「私そんなつもりでは………乗らないと無いこと無いこと言いますから。」


何かを察した全員だった。


「変態狐だねそれ。」


そう言いながらトムが影から現れた。


「よおトムさん。」


誰にでも普通に見れるトム。


「きゃ~昨日の猫ちゃんよぉ~」

「何かもふもふが堪らない……吸わせて。」


トムの出現に皐月は壊れた,トムは危険を感じ逃げ出したが何故かアッキーはある方を見てた。


「…………」


皐月を熱視線で見るアッキー,その視線に気付き目を合わすトム。


「トムさんではないよ。」


そして熱視線でトムのお腹を見る皐月。


「もふもふ吸い……」

「皐月の猫マニアが発動しました。」


昨日は我慢した皐月,もう限界を突破した皐月は。


「私のペットに成らないかしら,トムさんだったかな?モンペチデラックス毎日買うから。」


トムはその程度ではなびかない。


「はい,何時ものヤツ。」


トムは政人から受けとると,串に刺さった魚を美味しく食べる。


「モンスター魚の塩焼き最高。」

「……………え?」


皐月はフリーズしたのだった。


「ネコチャ~ン!」


昨日のヤバいポニーテールの美少女がやって来る,流石に複数から連携されると厄介,トムは食べながら影に消えて行く。


「……………モンスター魚の塩焼きて,アレて鱗が無かったかけど古代魚の,孵化した子供位は在りますよね。」


政人は花梨の質問に答えない,明後日ての方向を見て居た。


『私はこのマッサて人に惚れました,もう過去は忘れて今を生きます,同い年でモンスター倒せる人は滅多に居ませよ,これは運命です。』


だが花梨は知らない,ライバルは異世界に居るとはそしてフランソワーは,女の勘で危機を感じてるのだが。


「集合時間間近だアッキー,早くアドレス交換した方が良いよ。」


だが以外な方向から政人にアプローチが来る。


「じゃあ私と交換して!」


政人は花梨と言われてた美少女から,告白の様にスマホを出して,赤い顔で聞くが脳裏にフランソワーが過るが,花梨と呼ばれた子からは何かを感じる,あの諏訪みどり湖で目が合った浴衣の美少女に。


「まあ良いよ,あと去年朝顔の浴衣とか……いや何でもない。」

「朝顔の浴衣なら私持ってますよほら。」

「!?!?」


スマホの写真であの時すれ違った美少女が,確かにスマホの写真に写ってたが雰囲気が違う。


「アレは君だったんだ,まあ通りすがりだったしな。」

「え?」


花梨は混乱した,もしかしたらかも知れないと。


「まあマッサには思い人居たしな。」


コバの一言が後に波乱を巻き起こすが。


「今は居ないのですか?」

「………転校したから。」

『異世界に帰ったからね。』


花梨はめげずに政人とアドレスを交換した,お互いの名前を教えて集合に急いで向かう。


「アッキーういういしい。」

「………………う」

「アッキーに恋が満開。」

「………くっ」


ネイとコバから弄られるアッキーだった,バスは奈良府からトンネルを通り,京都県に入りトンネルを出ると大きな盆地が広がる,京都市にやって来たがそれは圧倒的な広さの都市の広さだった,流石関西一の学園都市が併設された都市と,全員圧倒されるのだった,バスガイドが説明をして居た。


「魔法科や陰陽道や学問に生物学や,エーテルクリスタル研究機関関西支部や,国旗近くで隣国にして同盟国のブリンデンと新しい研究も行われており,王と皇の統治歴が同じであり神器の歴史もお互いあり,何故か他国では当たり前の国土による戦争もなく,今も切磋琢磨し他国より技術革新と革命と,近年解明したロストテクノロジーで,更にこの大陸の防衛力を増す画期的な…………」


まだ続きそうなバスガイドだった,外を見ようとしたら花梨さんはまだトンネルらしく,皐月さんはアッキーとメールをもう送り合ってるらしい。


「……………本当に送り合ってるみたいだ。」


隣は確かユンケだから,助かってるのだろうが。


「ネイは何故爆睡出来てる?」


隣ではアイマスクで寝るネイ,バスではゲームは出来ないから仕方ない,携帯やスマホはゲーム以外なら許可されて居た,グループラインやトークチャットも許可はされてる。


「古都の割合少なくない。」


盆地の1/3は古都が残るが残りは近代化を超えて居る,試験的な建物構造や海岸線はプレート運動が盛んだから,関西方向では京都が耐震の最新設備を誇る。


「奇抜な建物だらけだな,最新ビルとかね。」


遠くに円形やらドームやら不思議な形のビル?が見え,野球の聖地は大阪だがそろそろ耐震が厳しいとか,最近言われてるらしいが,あのドームが新しい聖地に成らない事を,願う政人だった。

バスは進み古都がエリアに入り,六月間近だが日差しが地元より強い,山間部と盆地の差だろうか?今日の宿泊宿で,バスから下車し荷物を置き次第,課題付きで班での自由行動に成るとアッキー達と京都に繰り出す,花梨さんの方は全員行動らしい。


「だってさアッキー。」

「………そうらしいな,さて各々方今日は宇治抹茶や金閣寺銀閣寺に,白金閣寺に龍道寺,マッサが行きたい異界の井戸がある時水寺に行くぞ。」


バス停へ向かい一歩進む。


「マッサ本当に繋がって,届くと思ってるのか?」


アッキーが小声で政人に言う。


「これは僕のケジメでもあるし,もし本当に再びフランさんと会えたとしても,僕とフランさんの時間は帰って来ないよ………それに…………」


政人は先を言わない,こっちから帰ったフランソワーの時間は一週間しか経ってなく,もし何時か再開しても自分がお爺さんで彼女は二十歳の可能性すらある,そんなに待っては居られないし辛い。


「アッキーは幸せに成れよ………」


アッキーの初恋に政人は背中を押す。


「高校は名古屋だぞ,付き合うなら更に遠距離になる無理かも知れない,それに両親の離婚の爪痕もあるし母を許す気は無いし,俺は浮気が嫌いなんだ……会えないから構わないから他の男と,駆け落ちした母を俺は許さない。」


未だに傷は深いアッキーだった,バスに揺られ金閣寺や銀閣寺に白金閣寺を見て,レポートを書き次に龍道寺に行き迫力有る龍の絵画や,水彩画や龍道や枯山水を見てレポートを書き,宇治茶とみたらし団子を食べレポートを編集し,私的に時水寺にやって来た,4人は土産を買いに近くに居る井戸の方へ向かうと,何故かモジモジしながら居る花梨さんと出会う。


「皐月から聞きました,どうしてここに来るてメールくれなかったの?」


政人は言わないし答えないし,そもそも花梨に答える義理はないのだ,政人は辛い顔になるし政人の顔に花梨は困惑する。


「まだ今日知り合ったばかりだけど,辛い顔の政人君は見たくない。」


政人は歩き出す,トムは政人に収納カードを渡し政人を守る。


「退いて精霊さん。」


トムは横に首を振る。


「なら仕方有りません,………我と契約せし者よ顕現せよ。」


花梨が二拍手するとスカートが捲れる,そして振り向いた政人の鼻から血は出なかったが,フランソワーより凄い物を見た政人だった。


「食い込み紐パン…………だと…………」


驚いた顔の政人に,慌ててスカートを抑えながら勘違いをする花梨は,召喚した白狼に驚いてると思った。


「…………雑魚かな?」


トムが口を滑らす,白狼はトムを睨む。


「猫風情が雑魚発言とは………グフッ………」


政人が何か投げたらしく,白狼は強制帰還された。


「本当に雑魚だね………」

『弱い魔法一撃何てね,まあ恐ろしいのは花梨さんの紐下着だけだ。』


花梨は座り込む,奥の手を一撃で退けられた悔しさから。


「花梨さんお尻が汚れるよ。」


色々な意味で心配する政人は,仕方なく戻り花梨を立たせると,花梨は政人に抱き付き顔を近付ける。


『既成事実のチャンスです。』

「なにする気花梨さん,ちょと花梨さん………ちょとねえちょと」


首に腕を回され背伸びをする花梨,その気は無い政人は唇に指で制止する,むくれる花梨。


「僕にはその気は無いよ,花梨さんの事を知らないしキスは早過ぎだよね,まあ付き合う気無いけど。」


頬を膨らませる花梨に,フランソワーが重なると政人はまた悲しい顔をする。


「試しにキスして確かめよ,好きになるかもよ。」

「しないよ。」

『怖いよ花梨さん。』


即答された花梨だった。


「これから僕は好きだった人に,プレゼントを送らないといけないから,僕は行くよ。」


政人はトムを連れ井戸の方に行き,花梨も付いて行った。


「ラッピングされた箱?」


政人は話す。


「異世界に帰った友にして,僕の抑えてた初恋の人……昨日返事が来たから,たぶんこの井戸が関係してるかも知れない,まあ一番は帰ってもその後もお互い,行き来出来れば幸せだったけどね。」


何か分からないけど,花梨は心にモヤモヤした感情が広がる。


『私は知らない相手に嫉妬してるたぶん,それに政人さんに振り向いて貰いたいて更に思う私が居る。』


政人は想いをプレゼントに込める。


『例え離れてもフランさんが好きだ,でもそれはエゴだし現実的ではない,僕は先に進むよ初恋のフランソワーさん。』



-王都アクシズ王立学園-


空は青いけどマサが居ない日々,アレから雪が降りもう森に散歩と,政人に再開する手立てすら見付からない,同じ場所らしき場所に手をかざしても,何も反応は無かった。


『昨日送った返事が直ぐ来た時,私はまだマサと見えない糸で繋がってると,確信しました……だけどマサは待たないと返事を返した,早ければ来年の今頃からとか書いて在りましたが,私はまだ12月ですまだ今年は12ヶ月も在ります。』


今日は13日で前期冬期休み前。


『本当なら24日はマサと過ごしたい,大切な人と過ごす日と異世界の人が決めた日だから。』


成績は主席で更にエリスから雅史て人の話を聞く,義理の兄に成るとかあの王城で異彩を放ち,王様の能力を引き出し悪い貴族が減ったとか噂の,ローリエ婦人が認めた冒険者らしいと纏めるフランソワー。


『…………先に進むよ初恋のフランソワーさん』


政人の声が聴こえたフランソワーは,回りを見渡すともう夕方で,いつの間にか教科書も仕舞い鞄が机の上に在った,そして政人の告白も届いた。


「今確かにマサの声が,今私を初恋のて………。」


ふと天井を見ると何かが光って降りて来る。


「フラン帰るよぉ~。」


エリスが呼んでるけど私は,アレを受け取らないといけない,私は光る物を受け取る……………


「なにこれ?」


横からエリスに取られる,流石に親友でも許せないので政人特製のハリセンを取り出す。


「それは私の大切な物よエリス。」


スパーン!!


「痛いよフラン,本気で変な物で叩かないでよぉ~」


叩かれた頭を摩るエリス,光は収まり赤いリボン付きのラッピングされたそれなりに大きな箱だった,リボンを解き蓋を開けると恋愛成就の御守りと,ガラスの不思議な色指輪に………ある物をフランソワーは左手薬指にする。


「フランそれは婚約者……痛………また叩いた,フランがまた叩いたぁ~」


指輪には政人と私のイニシャルが彫られていた,どんだけ頑張って政人が作ったか,フランソワーは泣きそうな感情を押し込め,箱の中を見ると手紙が有るけど読むと心が折れる気がした。


「また光が。」


エリスが指差す,今度は渡さないで受け取ると紙で,政人の

字ではなかった,読むとフランソワーは泣く感情が吹き飛び絶対政人を渡して成るものかと,背後に炎を燃やすフランソワーだがエリスは箱から数枚の紙を手にする,そこにはモンスターを倒しピースする同い年位の少年の姿に,エリスはその絵だけで何故か惚れてしまった,強そうな年の近い男子が居ないエリスには十分だったのかも知れない。


「私も恋人に成ろ~。」


エリスの決意に火が付いた日だった,エリスは姉に頼み雅史に合った。


「お兄ちゃん,お願いが在ります。」

「………………グフッ」


やつれた雅史はトムに拠点まで連れて来て貰い,エリスと会ったらお願いをされたので身構えた,あとエリスからのお兄ちゃんは効果抜群の破壊力だった。


「私も他の異世界に行って,好きな人にお会いしてお姉様みたいに幸せに成りたい。」


身構えた雅史は意外な言葉に驚き,トムはまたかと思った。


「一つだけ方法は在るし,アイテムが在ればの話しだし春まで待って。」

「分かりましたお兄ちゃん。」

「グフッ……」


雅史はエリスの純粋なお兄ちゃんに,撃沈さしたが実はあるヤツが現れると解決するのだが,フランソワーもエリスも雅史もまだ知らない,それに気付くか気付かないかのルートによりこの話は,花梨ヒロインで終わりを迎えるかも知れないが………政人が受け入れるかは別である。



-時水寺門前-


一応モンスターで稼いだお金で買った,一番安い婚約指輪とガラス工芸館で三回目に,納得のデキだったガラスの指輪と婚約指輪を作る資金に成った,蟷螂やゴブリン大将の写真とゴブリン大将の剣に,ゴブリンキングの防具一式と,ゴブリンロードソードを売ったら,大金に成ったと振り返る政人。


あと二人のツーショット写真とあと,非常用スマホ充電器とね,まあ雷エーテルクリスタルを付けて在るから大丈夫なはず。

あと花梨さんは話を聞いた後,何故かノート要求したから渡したら何か書いて,便箋風にして投下した後に慌てて投げ込んでたが見なかった事にした。


「絶対政人君を振り向かせるからね,修学旅行終わったら覚悟してね,そのフランさんより私が貴方を幸せにして見せるから。」


そう宣言する花梨に拍手する,アッキーと皐月さん。


「いやぁ~花梨が初めて熱い………熱いねぇ~」


アッキーは何故か左腕を皐月さんにロックされてる,何か端からはイチャイチャカップルだが,アッキーの顔が嬉しいがトラウマのキズがて感じだ,まあ話し合ったかは不明だけど。


「高校は首都名古屋て言ったか?」


政人は試しに聞いてみたら,皐月さんは胸を張り。


「私も名古屋の親戚の家に下宿する予定だから,寮でない限り……」

「たぶん寮だよ,特待生制度使うから。」


皐月は石畳に手を付いた,絶望する皐月だった。


「ネイとユンケも名古屋だし,僕は…………秘密です。」


花梨が付いて来そうと思った政人は,秘密にしたがたぶんアッキーが裏切りそうな予感。


「友より恋,家より恋よね。」


何か花梨が言ってるが,政人は聞かない様にして居たそして修学旅行は3泊4日が終わり帰路に付き,噂では五組だけ行く予定だった場所の歴史や現代社会,それにまつわる授業を1日7時間の授業と,学校で監視付きで合宿したらしい,まあ後輩からは反面教師として晒され,先輩からは前代未聞の後輩と怒られた人も居たらしい。


「花梨さんからのアプローチは無いし,この休みに狩に行くぞー」


玄関出たらそこには,胸元にリボンを結びしたフリフリの白いブラウス,半袖のブラウス袖には飾りリボンが付けられ,膝上丈のライン入りのスカートと,ロングレギンスに黒のソックスとネイビーブルーのスニーカー姿の,花梨に遭遇した政人ここ重要玄関出たら花梨に遭遇。


「おはようございます政人君。」


笑顔の花梨に凍り付きながら政人は聞く。


「どうして花梨さんは家を知ってるの?」


花梨は言う。


「私の愛です。」


そんな重い愛は捨ててしまえと,政人は思った。


「白状しないとメール拒否設定にするよ。」


花梨は焦ると白状した。


「スキルが新しく在ったので,人探しスキルが出まして試しにスマホに付与して,夜叉丸に乗って目印の場所に来ました。」


何て傍迷惑なスキルを,手に入れてくれたもんだと政人は思った,だが運悪く爺ちゃんにやり取りを見られた。


「婆さん孫に彼女が………」

「ジイはボケるには早すぎる。」


何か爺ちゃんが慌てふためいてる気がする政人,近くには白いデカイ変態狐が居るアレが夜叉丸だろう。


「我は高貴な稲荷の化身,変態ではない太った猫。」

「僕は猫精霊,化身何て知らん変態狐は,主を連れて帰れこのエロ狐。」


何か言い合いする二匹?


「政人君,私と今日デートしましょう。」

「ことわぁ~る。」


全力で拒否する政人に花梨はめげない。


「政人君が私と家族を築いて,お墓に入るまでは逃がしません。」


その言葉に政人は。


「重い重いよ花梨さん,可愛いし美人だけど遠慮する程重いよ。」


くねくねしながら頬を膨らませる花梨,器用過ぎる無駄遣い。


「政人君が拒否したらこう成ります。」


理由に成って無い,政人は玄関を飛び出し花梨の横をすり抜け自由飛行で逃げた。


「追って夜叉丸。」

「あんな男より俺の方が………」


花梨は言う。


「次に言ったら夜叉丸とは契約解除,華姫とだけと契約するから。」

『実はもう夜叉丸とは此が最後ですが。』


夜叉丸は駄々をこねる。


「美少女の花梨様のお尻を,堪能出来ない何てイヤダイヤダ。」


本音が漏れる夜叉丸。


「やっぱり変態だね。」


トムはそれだけ言って,政人の後を追った。


「デブ猫に負けん。」


夜叉丸も花梨を乗せ走って行く,政人の祖父母は見なかった事にして,政人のお陰で楽な農機具を買い畑は,政人が手伝う必要無い位楽に成った祖父母だったが,息子に野菜の量増やしてくれと頼まれて居た,畑も増やすか悩む祖父母だった。



華姫「次回から愚弟の代わりに私が主役よ。」


成りません。





















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