1冊目 冒険者への道
転生者は居ないが時空で迷い込む異世界人が来る世界,だがスキルが無い異世界人には厳しい世界,ファンタジー異世界人でもスキルに魔法が無ければ使えない残酷な世界,どんな兵器をこの世界に持ち込み侵略を企もうが,生きては元の世界に帰れない世界。
たまに生き残った異世界人が居るけど,残酷な運命が待つこの世界……スキルが全ての人生を左右する,そんな世界に生まれてから通常スキル30にも満たない,落ちこぼれや無能と罵られる少年が,仲間?と宇宙へ旅に出る物語。
ここは剣や魔法に超古代科学文明遺産や,そして技術の一部を解析して生活する世界,異世界人が迷い込み地獄を見る世界だが,神や転生はたぶん存在しないが奇跡の力が溢れた世界,これはある冒険者達の物語であるたぶん,人の強さは生まれた時に授かるGiftと呼ばれる通称Giftスキルと,努力や鍛える事でスキルを会得や悪質な者は他人から奪う能力者が居るらしい,この世界にはレベルは存在しないがスキルの数やスキルの強さが全ての世界,魔法スキルが無いと使えない。
それはある銀河団のある大太陽系の,アースティアと言う惑星の暁と言う国で暮らす少年が,冒険者に成り宇宙を旅するごく普通の話である,少年は小学生最後年のある初夏に,母方の祖父母の家に遊びに来て居た。
「どうすればスキルを増やせるのかな,爺ちゃん?」
少年は田んぼに水路から,水を入れてる祖父に聞く。
「努力して色々試せばその内,政人のスキルも分かるさ。」
祖父の言葉に疑いはしないが。
「役場じゃあ????のスキルは,登録出来ないて言われてるてお母さんが言ってたよ。」
苦笑いする祖父。
「判ってるのは,農業や建築・建設に技能や知識スキルに,創作٠製作錬金スキルに,全ての乗り物技能マスターと,刀٠剣戦闘スキルマスターとスキル自由飛行とか,最初からあるのは15個で今分かってるのは27個のスキルが判ってたな,スキル自由飛行は初耳だったぞ。」
呑気に言う祖父。
「本家の爺ちゃんと婆ちゃんは,大人に成れば分かるさと言ってくれたけど,同居してる叔父一家は嫌がらせしてくるしもう嫌だよ,父の実家は………爺ちゃんと婆ちゃん以外全員,嫌みやのけ者にするから。」
困った顔で話を聞く祖父。
「あっちの家は困ったもんだ,あとお前の父親もな。」
苦笑いしかできない政人。
「少し仕事してはお酒だから,お母さんも困ってるよ妹には色々小遣いくれるけど,僕はスキル少ないから無能だから小遣い欲しければ,学校行かずに仕事しろてたまに言われるよ。」
祖父の顔色が真っ赤に成ってる,政人は????を除けばスキル27個は平均よりやや下,しかもGiftスキルは本人しか分からないスキル,普通なら一つしか与えられてないスキルだが,政人は7つ与えられて居る,だがGiftスキルはスキル数に含まれない,大抵個人しか使えないスキルみたいらしい,????ら判明しなければ無いのと同じらしい。
「金借りに来たらまた説教しないとな。」
祖父はカンカンだった,政人は祖父の農業を手伝いながら,休日を過ごす,祖父の仕事を一緒にするのが好きだが,父の借金を減らす為ではない,父に貰えないから手伝いをし少し貰って居る。
「よお,また来たのか?」
母の兄である凄腕コックなのに,未だに結婚しない不思議な叔父が居た。
「また野菜を取りに来たのかマコ?」
叔父の本名は誠だが,祖父は叔父をマコと呼ぶ。
「ジイ,政人の前でマコと呼ぶな,叔父の威厳が薄くなる。」
「そんなもんで薄く成らんわ。」
また親子喧嘩を始める二人,毎回飽きない二人だと政人は子供ながら思った。
「マコ叔父また肉料理教えてね。」
爺ちゃんを睨むマコ叔父。
「ジイのせいで毎回こう成る。」
政人は不思議そうにすると仕方ないと,マコ叔父は溜め息を吐く。
「冒険者のモンスター肉はこの頃高いからな,普通の肉料理を教えてやるぞ政人。」
政人はそれを聞いて。
「流石地域一番のコック長。」
マコ叔父は微妙な顔をし言う。
「そこは暁一番のコック長だろ。」
マコ叔父の言葉に政人は言う。
「マコ叔父以外を知らないから,安易には国一番とは言えないよ。」
祖父も政人の言葉に頷く。
「ジイは何で頷いてる。」
祖父は言う。
「事実だからな。」
「…………………」
マコ叔父は反論をやめた。
「モンスター狩って来れば,モンスタージビエ料理勉強……」
二人一斉に。
「スキルあってもまだダメだ。」
祖父と同時にマコ叔父も。
「戦闘スキルあってもダメだ政人。」
二人に叱られる政人だが。
「中学生に成って身体が大きく………身長だぞ政人。」
マコ叔父は更に続ける。
「ジイが昔使ってた冒険者防具は………使えないから。」
祖父はマコ叔父を睨み言う。
「今の間はなんじゃ!」
眼を逸らすマコ叔父と頭を傾げる政人。
『僕は身長170cmに成りそうだけどな?』
「新しい防具はジイが買ってくれるし,武器は鉈か物置の刀を使えば良いだろうジイ。」
マコ叔父の話に祖父は許可をする。
「剣の稽古位少しせんとな,まあ我流だけどな。」
こうして政人は祖父に,冒険者の戦闘技術を教わる事に成った,そして夏休み等を使い政人は剣の捌き方や摺り足での足の運び,敵との距離の取り方を教わり二週間で吸収する,あと身長も170cmを越え何か言い訳を考える二人だった。
「我が孫ながら恐ろしい成長じゃ,学力も成長すると良いのじゃが,身長は伸び過ぎな気がするな。」
政人の学力5段階評価総合は3の普通だが,魔法は5で理科や歴史だけは4だがそれ以外は,成績は3の普通だった一つ以外,祖父は孫の日に日に身体の成長に,やや困って居た……体格差が開いて居るからである。
「夏休みの宿題は自由課題だけだから,勘弁してよ爺ちゃん。」
更に薬草の採取の方法や場所,薬に調合出来る茸を教えて貰ったので,一部を自由課題としてまとめて宿題が終わる。
「今年は米は豊作に成りそうだね爺ちゃん。」
祖父は胸を張りながら言う。
「俺が作った米は毎年豊作だ,今年は特に生育が良いぞ政人。」
腕を組み自信満々で言う祖父だったが,秋の稲刈りと三脚立てながらの干し作業は大変だった政人,藁のクズでくしゃみが止まらない時も有った,大抵鼻をかむと埃が鼻水と出て大変であるが,自然乾燥が後に美味しいご飯に炊けるので仕方ない。
秋が暮れるある日に父が仕出かし政人は,祖父の家に暮らすことに成ったが,スキルで空を飛びながら通学出来るので転校はしなかった,母や妹はまだ家に居るがそれは父がまだ働いてるからである,酒を買う金を手に入れるために息子を売ろうとした事がばれ,警察や本家祖父母に母方祖父母が怒り,政人は母方祖父母と暮らす事にした。
「何かやらかすと思ってたが,スキルが少ないだけで子供を酒代にするアホだとはな。」
祖父は怒り心頭で祖母は……
「桃子は帰って来てからアレの監視をする事に成ったけど,8ヶ月は親方の指導や躾に監視でバカな事は出来ないよ,酒を飲めない様に全部桃子に給料は渡すみたいだし。」
祖母は疲れた顔をする。
「政人のスキルをバカにした報いだ。」
そもそもの発端は学校下校中の政人が,変なゴロツキに囲まれた事が事件の始まりにして終わりである。
「坊主………抵抗せずに来な。」
ガラの悪そうな黒服スーツの大人に,政人は囲まれた。
「家は貧乏だから身代金無いよ,ヤクザぽいおじさん達。」
だが男達は言う。
「お前は親父に10万で売られたのさ,20しかないのだったな,そんなゴミ数スキルでも使い道は有るからな。」
ニヤニヤ小馬鹿にした顔で政人を見る,バカな連中だった。
「何も知らないて無知ですね,一応アレでも父親だったけど困ったな………,警察や祖父母が般若に成りそうだな………」
バカにした顔でまだ居るヤクザぽい者。
「ごちゃごちゃうるさい,小僧を連れて行………ぐふぉ~」
政人は近付いた顔にキズのある男の股間に,勢い付けて蹴りを炸裂させた,祖父曰く変な野郎で下に見て油断してる奴に,効果的だが複数居た場合はスキルを使い一撃離脱をし,追って来る奴等が遅ければ自分のGiftスキルを頼り信じ,敵を死なない程度に倒せとの教えを実行する。
「……神速スキル技術発動………」
政人は呟きながら,神速スキルの技術の一つ神速しながらトリッキーな動きをし,視角を撹乱しながら回避や攻撃や分身幻覚等を発動する。
「あのガキ速いぞ……何処だ何処に………」
「兄貴が泡吹いて倒れてるぞ,誰か回復ポーションを……」
「先にガキだ,逃がしたらサツが来るぞ。」
慌てるヤクザらしき連中。
「ガキが消え……ぐふぉ~」
一人在らぬ方向に吹っ飛び,残り二人だが他の場所から一人麻袋を持って現れる。
「ヤバいガキだったか。」
現れたタバコを咥えた男は,一瞬で仲間が倒れる姿をみる,捕まえる筈のガキは何人にも見え咥えたタバコを落とした後,その男も腹部に痛みが走った後記憶が無い。
「さて警察を呼ばなくちゃ,それにしてもGiftスキルの神速の技術は,これから鍛練してモンスター倒してマコ叔父に,料理教えて貰わないとね………,あと残りのスキルも確認しないとな,戦闘系は在るけどこの異次元空間てなんだろ?」
その後地域で悪さをして居た反社会的勢力は,この一件でアジトや不当な金貸し等の罪が大量に出て,母が大金を受け取る事と成ったが,それを何処からか聞き付けたか,本家の叔父一家と父が結託して金を手に入れようとしたが,本家の叔父一家は本家祖父母に勘当され相続は,妹に何故か成り父親は親方に引き摺られ,何処かの宮大工の厳しい場所で再修行してるらしい。
何故母に大金を警察経由で渡されたかと言うと,ヤクザ達は他の指名手配盗賊と繋がって居て,冒険者組合からも賞金首があのヤクザにも居たらしい,倒したのが子供なので母が受け取ったらしいのだが,何故それを本家叔父一家が貰えると勘違いしたのか,そして色々仕出かした父は警察で絞られたのに懲りずに,何故自分の金と警察の前で言えたのか不思議である。
「大金在るし,お父さんと離婚しょうかしら?」
だがまた何をするか分からないので,一応父の大工師匠の親方と帰って来たら,母が監視する義務に成った,あと一番最初に倒した男は重傷らしい。
「母さん一つスキル判明したよ。」
誰でも1人一枚スキル一覧が見えるカードが,国から発行されるがこのカードも,Giftスキルや????は表示されない。
「精霊召喚スキルだって,どんなスキルなんだろ?」
母も分からないので困って居た。
「お爺ちゃんに聞きなさい,精霊て言われてもお母さんには分からないわよ。」
『お父さんなら分かるわよねたぶん。』
自分の父に丸投げする,母に気付かない政人だった。
「Giftスキル合わせて28だわね。」
政人は母方の祖父以外Giftスキル数を言ってないし,言うなと釘を刺されたからだ,それにGiftスキルの内容も珍しいから,面倒事に成るとも言われてから言ってない。
「そうだね母さん。」
そしてナンヤカンヤあり政人は母の実家に居る,元本家叔父夫婦が家に突撃を二回したら,何かやらかしたそうで警察のご厄介に成ったらしい,従兄弟は何故か遠い親戚に預けられたらしい,もう会うことは無い場所らしいが教えてくれなかった。
「爺ちゃん,今年の冬は積雪量凄そうだね。」
苦笑いしてる祖父。
「今年は政人も雪掻き人員だねジイ。」
祖母は普通に政人を雪掻き人手に任命した。
晩秋を過ぎ山に10月下旬に,真っ白な神槍駒ヶ岳が中腹まで真っ白に成り,11月には風に舞って雪が降り始める。
「雪が降ろうと敵は来るぞ政人。」
「はい,爺ちゃん。」
間合いと剣の受け払いの技術に,足捌きに体重移動による一撃の重さ等,あと殺気に怯えない対処法等も教わるが,あるスキルの影響で怯える意識が薄い政人だった,雪も深まり雪掻きで基礎体力を養いつつ,水分がやや多い今年の雪掻きをしてたが,溶かして水に出来ないか小学校図書館で調べたが,初期魔法位しか見つからないので,火魔法の練習をする事にしたが何故か頭に,魔法名が浮かぶのだろうか?
「魔法が何故スキルに含まれてるか,爺ちゃんに聞こう。」
帰って聞いたら。
「属性魔法はスキルに無いと使えないぞ,あと便利な事もあるしな,その代わりモンスターや災害にしか魔法は使えん,まあ魔法での人同士の戦いは出来ないみたいだな威力が弱いから,モンスター認定された盗賊とか犯罪者は別らしいぞ,例外は在るみたいだが。」
まだ政人には,この意味が理解出来ないのだった。
「犯罪者て何処で判断されるの?」
祖父は困った顔をする,この判定だけは人間でも分からずに居る。
「何時か分かるさ政人が大人に成れば。」
『孫には旅をさせるかな,大抵の生きる術は教えたし。』
政人は後に旅に出る事に成る,更に12月の暮れに祖父母から防具をプレゼントを貰った。
「誕生日1ヶ月遅れたが,ワシと婆さんからのプレゼントだ。」
政人は喜びを祖父母に涙を流しながら,感謝を何度も言いそして叔父も来た。
「孫泣かすなんて酷いジイとバアだ。」
「「………………………。」」
叔父は睨まれるが,政人にプレゼントをする。
「ゴタゴタして忘れた誕生日プレゼントと,今年は政人を合わせてクリスマスケーキも買って来たぞ。」
祖父母は白い目で叔父を見る。
「コックだからてケーキ作る余裕は無い,そもそもジイ達も忘れてただろうが。」
明後日の方向を見る祖父母だった。
「ジイ達の分まで政人が食え。」
だが政人は。
「残ったら明日の朝食べるよ。」
政人以外全員苦笑する。
「あと包丁セットとまな板な,バアは老けてまな板ぐふぉ……」
「バカなマコだ,婆さんは昔から………何でもない。」
祖母に冷たい視線を感じた祖父は,黙る事にした。
「ありがとうマコ叔父,大切にするよ。」
こうして冬は深まり雪の中で,足元が悪くても鍛練を欠かさずに過ごした,小学校卒業式の15月梅の花が咲き何事も無く卒業した,地元の中学校なので代わり映えしないとは言えない,あと一校と合流する中学校だからだ。
「母さん中学校も祖父母の家から?」
母に聞くと。
「またお父さんが事件起こさない様にと,あと大分絞られてるらしいけど,性格は治らないからね。」
本家祖父母と母方祖父母と母は溜め息する。
「政人すまんな,何処でワシらの子育て間違えたか婆さん?」
隣で苦笑いしながら言う。
「それを知ることが出来れば,世の中苦労はせんわ。」
政人以外苦笑いしか出来なかった。
「マッサ中学校でまたな。」
走りながら去る,悪友でゲーム友のネギが手を振り,両親の待つ門へ行く。
「また中学校でコンビ頼むぜ。」
ギャグ好き親友コバが親指立てながら,手を振って走り去る。
「寒いギャグばかりでしょうがねえ事,中学校でもする気か二人共。」
いつの間にか居た気の合う親友キツネ。
「キツネ中学校でも学力無双か?」
政人に言われキツネは。
「父に老後楽させたいからな,あとキツネてアダ名やめろ。」
その言葉に政人は。
「家は無理だな,色々仕出かしたし何時また何を仕出かすか。」
「キツネの部分は無視か仕方ないヤツだ。」
苦笑いするキツネは,門で待つ父に向かって行った。
「また中学でマサヒー」
「………………また変なアダ名つけるなよ。」
「お前が言うな。」
こうして政人は小学校を卒業した。
??「次回からだよな…………僕の出番。」
次回中学校編。
たぶん誤字脱字は在ると思いますが,面白いとか思って貰えたら嬉しいです。