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二度目のモブ(?)の学院生活

シャルロッテの止まっていた時間が動きはじめてから一週間後、あいかわらずシャルロッテは

僕を困らせようとする。ちなみに彼女は学校ではメガネをかけてない。そのかわり眼球にフィットする

超極薄魔力膜を作って目にはめてもらっている。

『メガネをかけている姿はあなた専用だからね。』と顔を真っ赤にしながらわけのわからない

ことを言ってたので作ってあげた。製作時間は1時間で結構かかってしまった。

今は座学をしているいつもなら座学もいいが早く魔法が勉強したと思っているが

今日の座学はとても楽しみにしていた。


「みなさん。1000年前のおきた天魔大戦をご存じですか?」


「「「「はい。知ってます。」」」」


「じゃあ。ラルク君説明してもらってもいい?」


「はい先生。

 天魔大戦とはまだ地上に神々が暮らしていた時代、天使族と悪魔族が起こした戦争です。」


「その通りです。結果は神々が勝ちました。そして終戦からこの日まで天使族と悪魔族の

 存在は確認されてません。ちなみに天使族と悪魔族の特徴を知ってますか?じゃあそこに君

 天使族の特徴をお願いします。」


「はい。

 天使族は一人ひとりの魔力量が高く集団魔法を行使すれば即死魔法が可能になります。

 そして建物や魔法を分解することができる。」


「正解です。じゃあ悪魔族の特徴をそこの君に頼もうかな。」


「はい。

 悪魔族も一人ひとりの魔力量が高く一度だけ無詠唱で即死魔法を使うことができます。

 また自動再生魔法があり致命傷の傷も10分あれば全回復になります。」


「よく勉強してきたわね。三人とも上出来よ。1000年前の大戦多くの血が流れました。

 それでも敵を殲滅することはできませんでした。そこでいままで中立の立場にあった

 五人の創造神がルミナス・ルー連合軍(人類と神よりできた軍)に加盟したこと

 により大戦が終結しました。この大戦により世界は壊滅し地図が書き換えられました。

 そしていまだになぜ大戦が起こったのかは不明です。」


僕はこの話は好きだなぜなら何かを作るときと何かを発見するときはとても心が落ち着くからだ。

そして僕の夢をかなえるためなら大戦の原因解明は必須だからね。他の座学よりも真剣に

聞いてるんだよね。しかし悪魔族の自動再生魔法は実に興味深い。今日帰ったら研究してみよう。


「今日は真面目に聞いてましたねイライジャ。」


「そう?いつも通りだと思ったけど。」


「いや。ぜんぜん違ったぞ。」


「そうかな~。」


「それよりお前今日のお昼ご飯はそれだけだよな。腹へらないのか?」


「そうですよ。僕たちは今成長期なのでたくさん食べたほうがいいですよ。」


「うんありがとう。でも僕はこれで十分だよ。(僕はもっと食べたいよ。でもシャルロッテが

 今日食堂で食べるとかつぶやいていたから早く逃げたいんだよね。)」


「あらイライジャじゃありませんか。」


「どちら様ですか。(ほら来た~。タイミング悪いよこの鬼女。)」


「今いやな顔しましたね。」


「いやまさかシャルロッテ様にそんなことするわけないじゃないですか。」


「おいイライジャ。」


「どういうことですかイライジャ。」


「えっ。」


「『えっ。』じゃないだろお前この方の名前知らなかったんじゃないのか。」


「あっ。それは.....。」


「イライジャ君少しお話しましょう。うふふふふ。」


「おい早まるなその右手に持ってるのはなんだ?」


「私はいつも冷静ですよ。ちなみにこれは切れ味抜群の短刀です。」


「そ、そうですか。じゃなく早くそれしまって。今のレオ君おかしいよ。」


「当たり前だろ。国一番の美女シャルロッテ・リ・アテン様だぞ。しかも公爵家だから

 侯爵家以下の人はなかなかお目にかかれないんだぞ。それをこうも親しげに話しているば

 レオも情緒不安定にもなるぜ。」


「そ、そういうもんなんだね。」


「そういうもんなんだ。」


「あの~。私、彼に用事があってきたんですけど。」


「どうぞどうぞ持って行ってください。」


「ありがとね。」


「「はう。

  またあとで理由を聞くからな。」」


「うん。わかってるよ。(うわー。これ絶対にめんどくさいやつだ。」




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