イレギュラー
初投稿です。とうか優しく暖かい目で読んでください。
僕ははじめてこの世界は理不尽だと感じた。
どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?
どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どうして?どう...し..て?
気付いたら僕は頭の中が疑問でいっぱいで倒れてしまった。
遡ること5時間前
「今年は俺たちの番か。なぁミカ」
「うん。そうだね。」
「やっぱり創造神と契約してみたいよな。」
「世界に5人しかいないから難しいんじゃない?」
「あぁ。だけどなんかいいじゃん音の響きとか。」
「強いからじゃないんだね。」
「まぁ。そこのところはいいじゃねえか。」
「はぁ~。そうだね。」
「おう。早く行こうぜ。」
この世界には神という者がいる。その神にはそれぞれランクがある。
上から「創造級」「破滅級」「破壊級」「災害級」「危険級」「警戒級」とある。
しかし神は無条件に人間が住んでいる世界に行くことはできない。なので人間が15歳になると神が
地上に行くために神が気にいった人間と契約する。そして契約された人間はスキルが与えられる。
神のランクによってスキルの強さも上下し、最も低いスキルでも極限まで鍛えれば「災害級」まで強くすることが出来る。
「どうだった?」
「警戒級の神だった。でもスキルがよかったんだよ!」
「なんだったの?」
「火炎スキルだったぜ。」
「おー。ロキらしいね。」
「そうだろ!次はお前の番だ。がんばれよ。」
「うん!」
「ここに手をかざしてください。」
「はい」
「では、始めます。」
次の瞬間周りがキラキラと光りだした。
「え? 誰もいない? なんで? 少なくても3人くらいはいるはずなのに。」
そして誰とも契約されずに儀式が終わってしまった。つまり僕は神に愛されてなかったという
ことだ。ちなみにいままで神と契約出来なかったものはいない。そしてこの儀式は後で他人も見ることができる。
―神に愛されてなかった―
そう思うとみんなと会うのがとても怖くなった。そして僕はその場から走って逃げだした。
そして冒頭にもどる。
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理不尽を感じて一週間後
町中いや国中に僕が神と契約できなかったこと広まったそして僕の周りは何もかも変わってしまった
いつも優しかった家族は僕をいないものとして何を聞いても無視をされる。大切だと思っていた親友
は領主の息子とともに僕をいじめはじめた。そのような地獄から一か月、僕は
・世の理不尽
・孤独の辛さ
・人はすぐ変わる
・人間不信
などなどいままで感じたことのない負の感情を知った。そして死ぬことが怖いと感じなくなった。
―世界の法則を変えてやる―
死への恐怖がなくなって一番はじめに思った。そうすれば僕も認められると。
そこから彼の夢のために冒険が始まる。波乱の旅とは知らずに。
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絶望の日から二か月後。僕はまず強くなろうと考えた。手始めに剣術と体術を極めてみた。ちなみに
僕に教えてくれるひとはいないから本を読んだ。そこで思ったうちって結構裕福だったということを
<僕の頭の中>
裕福つまりお金がある→教育は放棄されているから毎月お金を渡される→もらえるお金の量をアップ
→そのお金で本を買う→買った本で剣術、体術を極める
<現実>
「よし、それでいこう。」
一時間後
「なんでだろなんかすんなり交渉できたんだけど?まぁ。いいか。」
それから僕はひたすらに努力した。ちなみに剣の最高スキルは剣聖か剣豪である。それぞれの違いは
スピードかパワーである。剣聖は速い剣捌き、剣豪は大剣の重力で敵と戦うスキルである。
僕はまだ7歳だから大人よりも力がない。だから速いかつ無駄のない剣術を極めた。意外と体に
あってたらしくスキルなしで剣聖なみの力を手にすることができた。しかし僕は体術が全く
できなかった。とりあえず受け身や流し技はできた。でもその他は皆無。なので体の構造や筋肉の
付き方など人体に関することをすべて覚えた。
そうこうしているうちに五か月がたった。今は11月で本格的に雪が降り始めた。
「そういえば昔はみんなでかまくら作ってワイワイやってたな。まぁ今はどうでもいいけどね。
ん?そういえば? あっ。フッフッフッフ。昔の思い出も少しは役に立つんだな。今まで
忙しすぎて忘れていたけど僕、魔力持ちだっていうこと隠してたんだった。」
僕は魔力持ちであり、魔力持ちだと隠していたのには二つ理由があった。
一つ目 魔力持ちは全人口の3割しかおらず魔力を持った人は国王直属の命令で魔力持ちだと確認
された瞬間から死ぬまで一生軍人として働かされ自由を失うからである。
二つ目 僕は普通のひととは魔力量が多いからだ。一般の魔力持ちが1とすると僕は100あるからだ。
魔力量が多いと軍人ではなく実験体としてあつかわれるからだ。
これらの理由から僕は隠していた。でも今の僕は誰からも必要とされていない人間だから魔法を
極めることができる。
「よし!新しい課題ができたぞ。僕はこれから魔法を極める!」
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「君がこの世の真実を知るまで私はミカ君の安全を祈っています。」
光も届かぬその空間で一人の女性がつぶやいた。
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