ポーションと刀(即興小説トレーニング)
お題:うへへ、武器 必須要素:400字以内 制限時間:15分
「ポーションと言う回復アイテムを知っているか?
何でもすぐに傷が治る素晴らしいアイテムなんだぜ。」
ダンジョン帰りに宝箱から拾った小瓶を見せびらかす悪友。
腰には立派な刀が1本ぶら下がっている。
ポーション自体は珍しくも何ともない。少し腕のいい薬師ならだれでもつくれるからだ。
「ポーション知らないやつなんていねーよ。」
俺は小馬鹿にされたみたいで少し腹が立った。
「いや、お前はポーションをわかっちゃいねーな。このポーションの価値を。
ダンジョン産のポーションは傷の回復速度が異常なんだよ。」
悪友は自分の刀にポーションをかける。
そして少し美人な町娘に声をかけて、振り向いたところをバッサリと切った。
女性は切れず、服だけが切れる。
ひらりと落ちる服。半身半裸になり座り込む町娘。
「うへへ、やっぱりダンジョンポーションは最高だ!!」
俺は女性を困らせる悪友に頭を抱えた。