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スライムだって……!!

 おかしい……スライムなのに、眠いという感覚がある。


「なぁスラスケ、眠たいってわかるか?」

「なんとなくわかる。スライムの時だと感じなかった感覚だろ?」


やはり。おそらくこれは擬人化の影響だ。人間は一日中活動できない。


「どんな感じだ?」

「目がしょぼしょぼする」


言って目を擦るスラスケ。

かわゆいなぁ……


「ま、まぁとりあえず擬人化の弱点の一つが分かったことだし、とりあえず寝よう」

「なんで床に寝るんだ? せっかくのベットなんだしこっちこいよ」

「あ、うん」


もうどうにでもなれ!

男女が2人、そして片方が裸と言う状況。

(割愛)

我慢できずに本能に任せてひとつ大人になりました。



翌朝。


スラスケはなにも理解もしてないがやってしまった。なんか気まずくなったので表情が出にくいスライムに戻っています。


「なんで朝からスライムの格好してんだ?」

「気にしないで」


スライムに戻ったことで少しわかったことがある。擬人化をといてスライムに戻ったとしても蓄積された疲れは残るようで、どうあがいてもスライムのままではそれは消えない。なので擬人化して疲れたらスライムに戻って無かったことに、なんてできないわけだ。


 まぁそうですよね。そんなことできたら本当に勝てる者がいなくなりますもん。


「擬人化は解かない方がいいな、多分だけど擬人化してるときは装備の恩恵を受けられる代わりに状態異常が多少効きやすくなるんだと思う。あとは疲労の蓄積だね、スライムの時はHPとMPさえあれば半永久的に動けたけど人間だとそうはいかない。でもまぁ、圧倒的なステータスがあるからスタミナの問題はないと思うけどね」

「なるほど、いろいろ制約があるってわけか、まぁそんなことはいいから今日は街を回るんだろ? さっさと行こうぜ!」


何故スラスケは昨日あんなことがあったのに平然としていられるんだ。スライムだから? いや、理解はしていなかったっぽいけど声は出してたしな……いつか使うかもと思って動画で調べ尽くした僕のテクで。まあいいか。




それから1週間後。極寒山脈についた。


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