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獣神っておっかねぇ。

1日1つ出せばいいや、と出し惜しみしていましたが、今回から書いたらバンバン出そうと思います


伏線貼ったりとか、いろんなキャラ加えて賑やかにしたほうがいいのかなとか、その後も世界が広がる感じでストーリー展開したほうがいいのかな・・・なんて思ったりしてますが、今のところは12体の魔王を(ネタバレ気味になりますが)全て倒したら完結する予定です。


てことで、しばらくは『あいつTUEEEEE』をお楽しみください!

「ドラゴンって本当にいたんだな」


「私も知りませんでした。」


巨大な岩に見間違うほどゴツゴツしている。今は丸くなって寝ているが、これが夜になると動き出す。


「今は寝てるから大丈夫だけど、起きたりでもしたら戦いの余波で僕達死んじゃうからね。リズは大丈夫だけど」


「やばいな。」


「そんなに強いんですか…」


当たり前だ。まぁ、獣神に比べれば玩具みたいなもんだがな。ドラゴンは普通の魔物の中でも上位クラスの魔物だ。固い鱗で覆われており守備力がとにかく高い。そしてサイズも大きいためHPも尋常では無い。体が大きい分動きはスローだが、一撃一撃が重たい。それゆえ、一挙一動で地面やら何やらがめちゃめちゃに吹き飛ぶ。もちろん、僕とスラスケはその攻撃の風圧で死ねる。それだけ危険なのだ。


「とりあえず…リズ倒してよ」


「寝ている相手に手を出すのは…」


「文句言わずにやれよ!」


「お前は言葉遣いに気をつけろ!」


と言うわけで、リズを説得し、奇襲をかけて倒すことになった。というのも、もし交戦することになれば僕達の身に危険が及ぶからだ。だから手っ取り早く奇襲で倒してもらうことにする。もしかしたらリズのスキルについても何かわかるかもしれないしな。


「じゃー念の為少し離れた場所に穴を掘ってその中で待機しておくからくれぐれも慎重に頼むよ…」


「は…っはい!」


「あんま力みすぎんなよー」


「お前は自分の心配をしろ」


そこでリズとは別れ、スラスケと二人で協力して少し深めの穴を掘った。そこの中に飛び込む。


「うっ。狭いな…」


「お前! もっとそっち行けよ。」


「無理だって。僕もかなりギリギリなんだぞ」


ぎゅうぎゅうになってしまった。穴を小さく作りすぎたな。僕は触手を伸ばして穴の外の様子を確認する。周りをぐるっと1周確認すると、隣にぷるぷるとした質感の青い触手が伸びてた。


「えっ!? なんだこれ!!」


「それ俺の」


「え? なんで出来るの?」


「わかんねぇ。見てたらできた」


「え…マジかよ。」


まぁいいや。


「そろそろリズがやるみたいだ」


「大丈夫なのか?」


「絶対大丈夫だ。」


一応ドラゴンのステータスを確認しておく。



種族『碧竜』

Lv 57


進化まで後Lv43


HP:5023 MP: 376


攻撃力: 1072

守備力: 2346

素早さ: 183

魔法耐性: 891


スキル ぶんまわし 噛み砕く ブレス


個体特性 竜鱗 巨体


問題ないな。勝てる。一応補足しておくと、こいつは『へきりゅう』と言う。恐ろしいことにまだ成長限界では無いのだ。そしてこいつが進化して『碧龍(へきりゅう)』と言う二足歩行のドラゴンになる。呼び方は変わらない。


「リズどんな戦い方をするんだろう」


「犬だからなんか噛み付いたりするんじゃね?」


「バカヤロ。サイズ感考えろ」


リズは魔力が異様に高かったから魔法を使いそうだな…。問題はスキルが『テオス』のみであることだ。どんなスキルなんだろう。


そして、俺の魔法を使うだろうと言う予想は的中した。


リズの体が蒼く光り、その頭上に巨大なドラゴンをまるまる包み込めるほどのバカでかい火の玉が現れた。それが丸まって寝ているドラゴンめがけ、下降する。一瞬の出来事であった。その火の玉は爆発することはなく、1度地面にバウンドするとそのままそこには何も無かったかのように消えた。

そのバウンドした地点には巨大なクレーターが出来、ドラゴンは跡形もなく消えていた。


「…」


「…」


これにはさすがのスラスケも黙り込む。『テオス』って、火系統の魔法なのか? 一応そういうことになるか…。


「ヤベーな…あいつ。なんで教えてくれなかったんだよ」


「だろ? いや教えてただろ。言葉遣いに気をつけろって言ってたじゃないか」


「冗談かと思ってた…」


「バカヤロ」


嵐の後の様な静けさに、レベルの上がる音が鳴り響いた。

スラオ『な? 言っただろ』


スラスケ『俺まずいこと言ってたかな・・・』


まずそこからか・・・スライムだし仕方ないのか・・・?


リズ『どうしました?』

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