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大まかな設定と読む上で知っておきたい事前知識などを書いておきます。

筆者は物理ガチ勢とは程遠い初学者なので「コイツはあかんやろ」といった科学設定があればご指摘下さい。この小説は「いかにファンタジー世界を現代科学と結び付けられるか」というスタンスの元書かれます。よりロジカルな魔法世界を楽しんで頂ければ幸いです。


▫︎知っておきたい前提知識

 ⚪︎量子力学

 ⚪︎場の量子論

 ⚪︎ゲージ理論

 ⚪︎波動関数

 ⚪︎エヴェレットの他世界解釈

 ⚪︎ヒッグス機構

 ⚪︎シュレディンガー方程式



▫︎筆者が導入するファンタジー的理論

 ⚪︎魔力場

 ⚪︎霊力場

 ⚪︎魔力子(魔素)



▫︎魔力場


 場の量子論「場は時空間のあらゆる所で定義され、波動を引き起こす能力がある」に基づき定義される。波動関数の導入により、以下の概念を適用する。


1、全ての状態は波動関数で記述できる。

2、2つ以上の状態を重ね合わせた波動関数が存在する。

3、波動関数を観測する事により複数の状態の中から一つを決定する。


場の量子論において、粒子とは場の中でエネルギーが局在化し波束(重ね合わされた波動関数)となった物として定義される。乃ち、場にエネルギーを与えればあらゆる状態に成る可能性を秘めた波動関数が生成される。そしてその波動関数はエヴェレットの他世界解釈に基づき、観察する事で一つの状態に確定される。


ここまでは現代物理学と一緒。ファンタジー要素として「魔力場」を定義する。


1、あらゆる状態になる可能性を持つ波動関数

2、外部からエネルギーを与える事で生成される

3、外部からの観察により状態が確定する

4、確定した状態を「生み出す」能力を持つ(超ファンタジー)


この「魔力場」の状態を確定する事により魔法を行使する。



▫︎霊力場


 魔力場と密接に関わる。現実で言う電場と磁場。生命体の思考に基づき状態が決定され、個体ごとに制御できる霊力場の規模は異なる。詳細なメカニズムは不明(という設定。具体的に考えるの面倒くさい)。霊力場を操作する器官「霊力炉」は視床(脳のど真ん中)に存在する。「場」に関する概念は魔力場に準ずる。



▫︎魔力子(魔素)


 ゲージ理論に基づき定義されるボゾン。ボゾンに関する特徴は以下。


1、素粒子間の相互作用を媒介するゲージ粒子の一種

2、スピン角運動量にh/2πの整数倍を持つ


ボゾンに該当する粒子は、光子、ヒッグス粒子等が挙げられる。因みに電磁場は光子が媒介している。


ここで魔力子を以下のように定義する。


1、魔力場の粒子(波束)と霊力場の粒子(波束)を媒介するボゾン

2、スピン角運動量に3×h/2πを持つ

3、ヒッグス理論に従い、ヒッグス場との相互作用を通じて任意の質量を獲得する

4、粒子と波の二重性を持つ

5、光子と同様に、E=hν、p=h/λ(E:エネルギー h:プランク定数 ν:振動数 p:運動量 λ:波長)で与えられる


現代物理学に従えば魔力子という命名が妥当だが、ファンタジー的には魔素と呼びたくなるので主人公以外は魔素と呼ぶ。


魔力子は霊力場の変化により生成される。シンクロトロン放射を思い浮かべればok。



▫︎世界観


 中世ヨーロッパ。ハプスブルク家とかオーストリア=ハンガリー帝国みたいな感じです。理系の方だったらニュートンが生きていた辺りと思って頂けたら良いかと。魔法が発達した世界にありがちな科学の発達が遅れた状態の為、主人公が無双できます。やったね。



▫︎魔法通説


 勿論主人公を除いた一般人は魔法に対する科学的考察が進んでいない為、魔法に対する一般論を書き加えておきます。


炎、風、地、水、雷、氷の6属性で構成される一般属性魔法。聖、闇の精神干渉魔法。星、嵐、極の複合属性魔法。身体強化、回復といった無属性魔法。転移、時空操作といった失伝魔法に分類される。


これらは魔法が臨界点に達するのに必要な魔素量、情報量により7等級に区別される。

下から下級、中級、上級、超級、帝級、絶級、冥級。高等級になる程要求魔素量は対数関数的に増加し、情報量は指数関数的に増加する。要するに高等級では脳筋よりテクニシャンの方が強く、低等級では逆になる。


属性に対応した精霊に魔素と情報を与える事で魔法が発動するのだが、生まれつき魔素を与え易い精霊と与えにくい精霊が決まっており、多岐に渡る属性を使いこなす人は少ない。


ここら辺の科学的考察は後々書き加えます。

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