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血塗れの叫び  作者: ある人
第2章 魔物大量発生編
9/15

ep.5 事件

フレンが...世界を救う...?


ドンッッ!


「おい!誰でもいい!手を貸せ!」


いきなり入って来たのはヨルムの兵士だった。とりあえず何があったか聞いてみないと


「な、何があったんですか?」


「こっちに向かってモンスターが大量に向かって来ていやがる!」


「な、何だって?!...くそっ、分かった!お前らいくぞっ!」


「くっ...俺も...」


不味い、今動いたら余計に傷が広がってしまう。


「貴方はここで待っていてください!」


「あ、あぁ...すまねえな...」


「いくよソラ!」


「ああ分かったぜ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「あいつらか?」


「パッと見100...いやもっと居るぞ!」


目線の先を見てみると大きいモンスターから小さいモンスターまで様々なモンスターがこちらに向かって走って来ている。


「本当に勝てんのかよ」


「やべえぞ...」


「やるしかないんだぞっ!」


「魔物が到達するまでに準備を進めろ!遺書でも書いとけ!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「フレア?準備はいいか?」


「あぁ、大丈夫だよ」


そろそろだ...僕なんかの力でどうにかなる問題じゃない...僕は本当に役に立つのか?居るだけで邪魔なんじゃ「おいまさか邪魔なんじゃないかとか思ってないか?」


「俺はお前が居ると頼もしい、安心できるんだ、だから....死ぬなよ」



「あぁ、任せて」


そう言ってフレンは離れていった。絶対に生き残ってみせる...この街には沢山の人が居るんだ...その人達の悲鳴は聞きたくはない。だからっ....やってみせる!


「なぁ、君?」


自分の持ち場に着こうとすると後ろから声をかけられた、誰かと振り向くとヴァーリと呼ばれていた人が立っていた。


「何ですか?」


「おかしいとは思わないか?何故王国で一番大事な戦力となるここに王都から何も来ないのか」


確かにそうだ...何故伝令の一つも来ないんだ?時間的にも間に合いそうなはずなのに...


「確かにそうですね」


「この事件、僕は今の王政が犯人と見ている」


「今の王政が?何のためにですか?」


「今年は凶作だろう?そうなると地方貴族達が米を買い占める。だから地方の貴族達を狙っているんだろう」


「じゃあ何故ここが狙われるんですか?」


「恐らく、奴らは魔王と手を組んでいる、だから冒険者なんかは邪魔な存在なんだろうね」


「...何故それを僕に?」


「君を見ていると何か感じるんだ、とても凄い何かを...ただそれだけのことさ」


そう言って彼は去っていった。王国が敵となるなんて考えただけでまずい...とりあえずこのモンスターの大群を倒す事だけを考えないと!


「よし...やるぞ!」

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